７話 調達屋のブレーキ

5人目待ってました！

ブンブンの様子がおかしい。

原因は恋煩い。

「正体不明のキモかわマスコット」ことべろーらーちゃんにひとめぼれしたそうです。

ということでミラと錠は彼を推しに会わせるべく、ブンブンを変装させたうえで街に繰り出す。

現地で出くわしたのはブロックベイグルマー。

どこにでもブロック塀を出現させて人々の邪魔をする来魔獣に手こずる２人。

そのころ、用事があると言っていたタイヤは、シャーシロを連れて工事現場に来ていた。

目的は玄蕃。

彼専用に調整したという変身セットを携えてスカウトに来たのである。

が、玄蕃の返事はNO。以前から断り続けているらしい。

自分はあくまで調達屋、と言う彼に、タイヤは「特等席に招待する」「俺たちはこれからも爆上がっていく」と言い残し、変身セットは半ば押し付けるようにしてその場を去る。

帰路で連絡を受けた２人は、そのままミラ・錠と合流。

もちろん調達屋も影から見守る。

何かあれば「お困りのようだね」と道具を出せるように準備していたものの、４人ともすでに互いに助け合うチームとして出来上がりつつある。

準備していた諸々の出番はない。

とはいえ、まだまだ完璧ではないブンブンジャー。

参戦してきたマッドレックスに苦戦、変身解除に追い込まれる。

４人を見て、ようやく玄蕃が動き出す。

調達屋として、自分という武器を調達しに来た。

彼らの進歩を加速させるために。

ということでようやく、5人横並びの変身である。

ちょっと控えめな構えからの、片足上げ＋コート軽くめくるというおしゃれポーズ。

その裏では中の人の体幹トレーニングがあったとか。

5人揃ったブンブンジャーは玄蕃の宣言通り加速。

ブロックベイグルマーはブンオレンジ中心に4人で討伐、マッドレックスにはタイヤが傷をつけることに成功。

ロボ戦ではブンブンシャベルとブンブンドーザーが増え、ブンブンジャーロボビルダーが完成。

2人乗りとかありなんだ。助手席の2人の温度差が可愛い。

ということで、無事に5人目が加入。ようやく全員が基地に集合しました。

玄蕃はなにか「やりたいこと」ができたとのこと。

推しに会えなかったブンブンだったものの、推しのぬいをゲット。

さらに玄蕃もべろーらーちゃんにひとめぼれしたとのこと。

めでたしめでたしである。

1話からずっとつかみどころのないキャラだった玄蕃。

加入してもなお何もわからなかった。

なぜ調達屋をやっているのか、なぜブンブンジャーから距離を取り続けていたのか。

そもそもこの作品、初期メンツ（タイヤとシャーシロ）が何かしら後ろ暗いことを抱えてそうで怖いよ。

唯一わかったことといえば、ああいうつかみどころのないキャラの一人称が「私」なの狂うなってことくらいでしょうか。

”私”…………。

次回：調さんはべろーらーのこと好きそうだよな確かに