舞台挨拶 16:05の回
- _ ぬぺ
- 2022年7月17日
- 読了時間: 9分
行ってきました舞台挨拶。
上映→挨拶という流れでした。六つ子キャスト勢ぞろいのトーク。めちゃくちゃ面白かった。
基本的にはよくある質問事項に答えていく形式をとりつつ、みんな好き勝手喋るので笑いが止まらない。
この6人、誰一人としていい意味で作品に忖度しないのが好きです
質問別に見て行こうかなと。
書いてる私がインテンション箱推しの声優オタなので多少荒ぶっておりますが優しく見守ってほしいです。
あと言葉遣いも正確じゃないです、多分。
【6年目を迎えたおそ松さんについて】
全体に向けての質問。
今回の舞台挨拶が2度目だった櫻井さん・入野さん。前回話したためさっと他のメンバーに話をふったのですが、その前提が伝わっていなかった他のキャスト陣。
口々に「なんでお前ら言わないんだよ」「お前が言えよ」とだれから言うかの押し付け合いが勃発。
これさっき六つ子たちで見たぞ?
入野さんの「6ってこの作品では重要な数」という発言から、なぜか「6ってどう思う?」みたいな話になり、「縁起が悪い」と断定、福山さんの「ろくでもない」で締めました。
確かここ、入野さんが「中村さんどうですか」とふったものの、周りがわちゃついていなくて聞こえていなかったっぽい櫻井さんが答えてしまい、中村さんがちょっと所在なさげにしていたのが地味にツボでした
【今作の感想】
中村さん・福山さんに質問。
中村さんは普段台本を最後から読んでいくらしい。
(神谷さんがどうして?と困惑。そりゃそうだ。どうも、伏線とかの把握がしやすいっぽい。)
大抵の作品が最初に戻ってくるころには話が掴めているが、今回は一切掴めなかったとのこと。
さらに「アドベンチャー大作」というキャッチコピーにも疑問を呈しておられました。そうだよね、あれ農業アニメだよね、多分。
観客に「アドベンチャーでした?」と聞くと会場からは拍手が。
じゃあ泣きました?と聞くと静まり返る会場。
ほら~、とか言っていると数人ほど泣いたと申告した人がおられましたが、
中村さん、「嘘つき」(指さし)と一蹴。
すかさずこらこらと宥める先輩陣に笑ってしまった。
代わりにお客さんに謝罪する事務所の先輩と「謝った方が良いんじゃない?」と突っ込む神谷さんの連携が素早い。
(誤解の無いよう付け加えておきますが、全部テンションが茶番なのでご安心を)
福山さんは台本は頭から読んだものの、初めて「何を言っているか分からなくて最初から読み返した」だそうです。
パンフレットのインタビューにも書いてあったけど、キャストもよく分からないまま演じていたのがひしひしと伝わってきたの面白かった
台本読み返したあとに映像を見てようやく納得したらしいです。
【アドリブの話】
神谷さん・小野さんに質問。
基本的に台本に忠実だよ、という神谷さん。
けどいやあのフルーツのシーンさあ……という流れに。
1箇所変なイントネーションで話しているシーンがあったのですが、あれは本来「棒読み」と書いてあるところを神谷さんがアレンジ、それに他の5人が倣って生まれたシーンらしい。
この変な読み方について神谷さんは
「じゃあそれがアドリブです」(開き直り)
「健一くんがよくやっている、新人さんが変に力んでアクセントがおかしくなっちゃうあれ」と説明。
が、「健一君が」あたりで言いたいことを大体察した櫻井さんが「浩史くん??我々にも影響あるから」と止めに入り、そこに中村さんも加勢。
神谷さんも察して「ああ社長でしたっけ」とかなんとか言いつつ全く話を止める気配なし。
無理矢理話そうとする神谷さんvs「浩史くん浩史くん」「せいせいせい」「あーわーわー」と止めに入るインテンション組のバトルが勃発してました。
中村さんの「帰るとこ無くなっちゃうから!」は流石に笑った。他のキャストからも「事務所ぐるみで止めに来てる」とツッコミ入ってました。
事務所推してる身としてはもうこのやりとり聞けただけで十分すぎる。寿命が延びた気がする。
この手の「誰か1人がぶっこむ→他が倣う」というスタイルは他にもあり、
今作なら寝る時の「スッ」、
テレビ版ならヤンキー回やトトデレラの継母・姉たちなんかもそうだとか。
コロナ禍に入ってからというもの、6人同時収録が難しくなっている話は聞いていたので、この手の連携もなかなか難しい時もあるんじゃないかと思うけれど、それでもこうやって面白いものを生み出してくださる皆さまと、その環境を作ってくれる皆さまには感謝しかない。
【6年で変わった人・キャラ】
櫻井さん・入野さんに質問。
6年分年を重ねたけど、特段変わったことはないよねえ、ということに。
6年前の時点で全員もういい年だったし変わらない、と言う櫻井さんに「俺は20代だからいい年じゃなかった」と訂正を入れる入野さん。マジトッティ。
苦し紛れに櫻井さんが「福山さんの髪が伸びた」と発言。
ただ、福山さん自身髪を伸ばしていることに対して熱意も目的も無いらしく、反応も「あ、うん」くらいしかできない、と苦笑。
そこからなぜか神谷さんと福山さんが熱く髪について語り始める。
ちらっと聞こえたのはドライヤーとかシュシュとかの話。
神谷さんが「長いのって大変じゃない?」、福山さんが「そうでもないかも」みたいなスタンスに聞こえた。
(とはいえ福山さんの髪の毛つやっつやなので、多分かなり丁寧にケアされてると思う…)
真ん中2人が髪談義をしている間、入野さんはなんか別の話を始め、
櫻井さんが「ちょっと待って分かんない」と止めに入り、
おかげで入野さんは声を張ることとなり、
それでも髪談義は止まらず……。
マジで誰が何言ってるか分からない中、入野さんから状況の収拾を命じられた小野さんの「みんな…話聞こう?」でなんとか落ち着きました。
そんな止め方あるんだ
同じく苦し紛れの入野さんは「小野さんをもっと追い込むべき」「もう令和なんで」と発言。
現在十四松の鉄板ネタの「ボエバア」なんかも崖っぷちのアドリブで出てきたわけだし、そういうのを期待しているらしい。
そんなわけで「マッスルマッスル」「確かに」などの台詞厳禁、使用した場合小野さんが他のキャストに1万円支払うことが決定しました。
途中で「追い詰めるのは神谷さんの役目」と投げる入野さん、
忠実に受け取って任務を遂行する神谷さん、
「追い詰めるのはあんまりよくない」とか言いながらも改めてみんなの発言をまとめて「業務連絡なので松原さんに伝えておきます」と断言する櫻井さん。
全員が全力でいじりにくる団結力。
小野さんも「次回見てろよ!!」と仰ってました。楽しみだ。
そのあとチラッと触れられたのはカラ松の「イグニッション」。
今回の「イグニッション」はいつもよりも軽めだったよね、という小野さんの指摘に「お前とは違うから」とバッサリ切り捨てる中村さんでした。
話の展開が鮮やかすぎて笑うしかなかった
【自分のキャラのおすすめシーン】
全員に質問。
入野さんは目つぶしされるシーン。
よくやられるよねwと笑ってました。パンフレットでも「そろそろ学習した方が良い」と答えていらっしゃいます。
小野さんはシリアスシーン。
モノローグのトップバッターが自分であり、良い雰囲気を出せたのではないかと自画自賛。
が、他のキャストは「シリアスシーンとかあったっけ??」みたいな反応。
あったよ!あったよね!!と思わず客席に聞く小野さん。
確かにあったけど、それを上回るインパクトあるシーンが多すぎて霞んでるんだよ……
福山さんはアクションシーン。
一松の動きの中で一瞬だけ彼がローリングソバットをしているシーンがあり、そこが印象的。
なぜなら自分も小さい頃ローリングソバットができるようになりたくて1人壁に向かって練習した過去があり、その思いを昇華するならここだと思ったらしい。息遣いまでこだわっているそうです。
「みんなするでしょ?ローリングソバットの練習。しないの?僕変な話してます?」と真顔で聞く福山さんに「してるよ」と同じく真顔で答える神谷さんでした
あと、ヒピポ族の女の子と恋した一松について、
「おそらく人ではない子と恋をしていて、あの子の人間と仲よくできない偏屈さが心配」と嘆いておられました
神谷さんは川で洗濯をするシーン。
女性の水浴びが気まずくて逃げ、半分発狂しているのに川上から流れてきたカラ松探検隊を見て落ち着くところが意味分からんとのこと。
そもそもなぜ彼らが気絶して流されたのかすら分からない。
なんで?と聞かれた中村さんも、
「今作は出来事に脈絡がないから時系列が分からない」と発言。
多分大蛇に襲われたあとだったから、そのせいなんじゃない?分からんけど。みたいな結論に行きついてました。
そんな中村さんはカラ松探検隊のシーンをセレクト。
あのナレーションが楽しかったみたいです。
世代的に分かるかどうか、と言われていたけど私は分からなかった世代です…。何か元ネタがあるのはなんとなく分かったけど。
尺が無くなってきたので雑にまとめを任された櫻井さんはオチをセレクト。
これを映画館でやるのかと思ったが、それもまたある意味の贅沢なのかもしれないとのことでした。
オチ以外も、今回はテレビ版の延長という展開が多かった印象。
中身が全くない会話が続いたり、意味もなく爆発してみたり。
私の6文字感想「これが劇場版」はそういうことです。よくこれで行こうと思ったしOK出たな?と思ったけど、1周どころか2、3周回って「これもアリか…」と思いましたとも。
【開発室】
お知らせコーナー。
入野さんがデザインに関わった帽子と、ベビースターラーメンとのコラボの紹介、その他こまごましたお知らせ。
帽子は「DT ブラック」と「NEETキャラメル」の2色展開。
その名前どうにかならなかったのか…?
というかマジな話、開発室が開設されてからセンス良い商品増えたなと思う。
今までのセンスが悪かったわけではなかったのだけれど、良くも悪くも「アニメの商品」という感じ。
入野さんが参加して、積極的にファンの意見を取り入れるようになってからはお洒落方面に舵を切った印象。オタ活現場だけでなく、普段の生活でも使えるようなデザインのものやちょっと個性的な物が増えたよね
帽子は話の最中に福山さんがおもむろに被り、そこに神谷さん・小野さんが自分に配られた分を被せて3段重ねで着用。
「重ね着しても違和感なしなのでぜひ複数購入を」と呼びかけておられました。
福山さん、退場するまで帽子そのままでした。最後一礼するときに、帽子が落ちないように礼が浅くて笑った
【締めの挨拶】
入野さんは本編そっちのけで開発室のアピール。
こうやってキャストがいろいろ関わってくれるコンテンツもそう多くないし、幸せだなと思う
小野さんは挨拶の締めに「ありが特大さよならホームラン」と言ってしまったことで5万円の出費が確定。
福山さんは先ほどの帽子の話をされていました
神谷さんは好き勝手やった舞台挨拶を楽しかったと言いつつ、「多分あとで反省する」と発言。でもまたやってください、楽しいんで。
中村さんは次回作に触れて「来年でしょ?これから毎日楽しみで眠れないでしょう」と発言。死んじゃうから……。
櫻井さんはこうやってキャストがちゃんとそろったこと、次回が約束されていることへの感謝で締めでした。
こういう時に任されるの長男ぽいなと思う。いやまあおそ松は長男っぽくないんだけど。
総じてめっちゃ面白かったです。
私がいた映画館ではみんな笑いを我慢しきれていなかったくらい。
見のがし配信もあるらしいし、2回目の方は買おうかなと検討中。買ってね~!って言われちゃったし。
6人のテンポのあったトークはできればちゃんと本物を見てほしい。
(公式レポ・各種ニュースサイトの記事も見ましたが端折ってるところとか伝わっていないところがいくつかあり、仕方ないとはいえもどかしいところ)
司会者の方が完全に置いて行かれていたのも地味に面白かったです。
こうやって見るとこのメンツを完全に制御してた鷲崎さんってヤバい人なんだな……。
いや本当に楽しかった。
2作目も舞台挨拶あったらいいなあと思う次第です。
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