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第7話 黒いギャバン

  • 3月29日
  • 読了時間: 7分

謎が謎を呼ぶって感じで




【あらすじ】

本日の舞台は多元地球Α0073。怜慈の本拠地である。

久々の現地調査、すなわち久々の宇宙船外での調査に心躍らせる大佐。

が、そこにやって来たのは招かれざる人物で……。




【弩城怜慈】

エモルギーが絡んだ通り魔事件のため出動。資料課からは怜慈と大佐が、そして現地でワニパトコンビにバッタリ出くわす。

主席を争ったという4人。まあ銀河連邦警察に就職するくらいだからねぇ、優秀だったんでしょう。

犯人そっちのけで軽口を叩き合う4人。仲良しだねぇ。でも犯人さんだいぶ困ってるよ。

とはいえ怜慈と大佐的にはネガエモルギアさえ回収できれば言うことなし。ワニパトコンビを適当にあしらいつつ、抜群のコンビネーションで犯人が持っていたエモルギアを回収。犯人の手柄はワニパトコンビに譲ってしまう。


🤖「ちょっと、かっこいいと思ってしまった」

「パトラン様! そんなこと思っちゃいけませんよ! でも、ちょっとかっこよかったですよね」

🤖「ですよねぇ~!!」


まじでこの2人のやり取り好きなんだよなぁ。

ヤな奴感は拭えてないし普通にライン越え結構やらかしてるんだけど、この辺の軽快さ、謎の憎めなさは役者さんたちの匙加減が本当に上手すぎると思っている。



事案が解決し、ほのぼのした空気になった現場に突如として空から攻撃が降ってくる。

稲妻のような何かが落ちた先にいたのは、妙なオーラを纏った、黒いギャバン。

前から思ってはいましたが、一部の装甲が擦り切れて壊れているデザイン、めちゃくちゃかっこいい。


「ギャバン・デスティニー……!」


デスティニーはとんでもない早さで大佐を攻撃、ネガエモルギアを回収。

そして先ほど確保した犯人の拘束を解除。


「罪人よ。感情の赴くままに」


さらに、怜慈を攻撃。攻撃というか、あの纏っているオーラを注入しているか何か?

そして怜慈の「良き力」に気づいたらしい。他の宇宙を渡り歩く体質に気づいたかしら。


「命は取らない。俺が帰ってきたと、銀河連邦警察に伝えてもらいたい。それだけで分かる」


それだけ言ってその場を去るデスティニー。

こちらはちんぷんかんぷんですが、遠隔でことの成り行きを見守っていたウィギレスは完全に分かっている様子。



混乱するワニパトコンビに逃亡した通り魔は任せ、怜慈はデスティニーを追う。


「俺はギャバンだ。……負けねぇよ。同期だろ? 信じろ!」


ここで怜慈を気に懸けつつもちゃんと自分のやるべきことを判断できるパトランコンビ、好きよ。



ゲキドーに手伝ってもらって回復した怜慈。

まず駆け寄ったのは大佐の元。

気を失う一歩手前だった彼だが、なんとか怜慈に言葉を紡ぐ。


「なんでここに居る? 奴を逃がすな」

「怜慈、行け。君はギャバンだ」


誰かと大佐が重なる怜慈。

大佐をアギに託し、蒸着して走り出す。



「我藤さん……」


我藤泰斗。怜慈の先輩捜査官である。

彼と共に捜査にあたった事件のひとつが、デスティニーが起こした事件。彼のせいで大勢が命を落としたという。

宇宙刑事の裏切り者、それがデスティニーだった。


我藤曰く、ギャバンとは「宇宙を照らすお天道様」。その光の源は「愛」。この人、結構形容がロマンチックである。

デスティニーが堕落して以来、本来の役割としてのギャバンは不在のまま。我藤は怜慈に資格ありと思っているようですが、怜慈はあまりピンと来ていない様子。


「我藤さん、俺たち2人、銀河連邦警察の不正にも光を当てようとしたよな」


サラッと流していい台詞じゃないぞこれ。

不正ってなんだ、誰が何をやろうとしたんだ……?


しかし、その途中で我藤が倒れる。

怜慈は彼を助けようとするが、我藤に「ホシを逃がすな」と言われ、彼をおいて単身犯人の元へ向かう。

その際、犯人から謎の攻撃を受けて覚醒。

幸か不幸か、ギャバンの称号を得ることとなった。


武器と共に支給されたエモルギアは怒りの力を持つ。


「俺はずっと! ……怒ってる」



なんとかデスティニーに追いついた怜慈だったが、その戦力は一目瞭然。パンチひとつで変身解除に追い込まれる。

だからと言ってくじける怜慈ではないのですが。


ネガエモルギアをばら撒くデスティニーを糾弾する怜慈でしたが、本人は「背中を押しただけ」と意に介さない。


「デス・ギャバンは、止めない」



怜慈の怒りの理由はデス・ギャバンの言動にもあるのですが、もうひとつ。

彼は幼少期にデスティニーの戦闘を見ていた。

というかこの時に既に我藤と一緒にいたのね。てっきりただの先輩後輩関係かと思っていたけれど、親子くらいの関係値はありそう?

デスティニーの戦闘を見た怜慈は彼に憧れた。


「ギャバンという名前は、宇宙を照らすお天道様。そして愛だと教わった。あんたの前に、ギャバンだった男から!」


な、なるほど……?

つまり、この宇宙でのギャバンは 我藤→デスティニー→(空白期間)→怜慈 という感じだったと。

思っていたよりもギャバンの交代って激しい。



「ああ。我藤捜査官。あれは、ギャバンには相応しくなかった」


知り合いだったか。それもそうか、警察官なら一緒に働いていた時期もあったでしょう。

この発言は当然ながら怜慈の逆鱗に触れた。



ウィギレスは即座にコスモギャバリオンの出撃を申請。

地上で戦う怜慈と共に、デス・ギャバンの確保に向けて動き出す。


戦闘は巨大戦へ。

デス・ギャバンは巨大な魔空空間を開き、そこから自身の機体:アークギャバリオンを呼び出す。いやはや、カメラワークかっけぇ。

怜慈もコスモギャバリオンに乗り込み、クレーンで相手を確保。

ここからはそれぞれGC-Rに変形して戦闘。CGによる圧倒的な素早い戦闘、かっこよすぎる。

基地にいるウィギレスも戦闘に参加。自分の指令室から外を確認、適切なタイミングでビームをぶっ放し、新しいユニットとの合体許可まで出すのめちゃくちゃかっこいい。シゴデキ上司……!!



「何故堕落した? あんたに何があった?!」

「俺の仕事は、人類に『気づき』を与える」

「1人の気づきが波紋を広げ、エモルギーシンドロームとなって次元を超え、すべての宇宙へと拡散する」

「世界が狭い。宇宙の真理だ」


どうしよう、急に陰謀論みたいなこと言い出しちゃった。「氣づき」って書いた方が良いかもしれん(頭を抱えながら)

ともあれ、デスティニーはギャバンとしての仕事中に何かを知り、銀河連邦警察の一員としてはやってられん!となったっぽいか?

彼自身、複数の宇宙への行き来と魔空空間の滞在が可能みたいなので、その辺に関連してそうな気はするが。


あとこのデス・ギャバンへの返しとして「変なもん食ったか」になる怜慈くんが好き。

やはり彼、「食事」にかなり重きを置いている。



この勝手な言い分は、再び怜慈の怒りに火をつけた。

怒りに身を任せて凄まじい勢いでアークギャバリオンGC-Rに迫る。


その瞬間、ビッグバンのような現象が発生。宇宙に、怜慈が覚醒したときに見たビジョンと同じ、銀河のような何かが浮かぶ。

これに乗じてデス・ギャバンは魔空空間に撤退。

そして同時刻、この現象を刹那は目視で確認。

キキとコトはようやく完成させた多元宇宙の観測装置で現象を確認。装置の成功を喜びつつ、発生源が怜慈のいる地球であることに困惑する。


「エモルギー、シンドローム……」



事案は解決に至らず。

寧ろ謎が増えた気もするが。


ともあれ、冒頭に登場した通り魔はワニパトコンビが無事に確保。なぜか大怪我を負ってはいますが。

大佐も車椅子ながら復活。同期4人組は再び軽口を叩き合うのでした。

何も解決していない気がしなくもないけれど、この後一体どうなるんでしょうか……。


そしてウィギレスは、司令官でひとり、彼らが追うべき「次元超越者」こそデス・ギャバンではないかとあたりをつけているのであった。




【以下雑記】

🛰以前より言及はありましたが、別の宇宙で船外活動ができるのは(AIのアギを除くと)特殊なエモルギー体質になった怜慈のみ。

適応していない人間が船外活動すると、「息ができなくなって、体がバラバラになりかけ」るんだとか。こわ……。


🛰大佐の卒論のテーマは「コスモレイヤー理論」だったそうです。だからこそ船外活動したいんだろうなぁ。


🛰パトラン。走っていく時の後ろ姿が可愛すぎる。なんだあのぽてぽてした感じは……




次回:なんで怜慈と刹那が敵対してるの……?

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