第6話 怪盗フェイド参上
- 3月22日
- 読了時間: 7分
あのお兄さん、変だよ
【あらすじ】
多元地球Ι5109。
とある邸宅にて、家の主人と思しき男性が何やら泣きながら相談していた。
曰く、妻と娘の行方が分からない、ついでに金庫の中身もどこかに行ってしまったと。
🎭「貴方のお宝、この怪盗フェイドが取り戻して見せましょう」
【祝喜輝】【高鳴寿】
こちらの地球のギャバンコンビ。
現在、徹夜明けに買い出し中である。……前回データ飛んじゃったもんね。
エナジーバーで済ませちゃおうとするのがキキちゃんなんだね。前回の2人メイン回のときにもちょっと思ったけれど、コトの方がリアリストで、キキが完全に研究一筋で若干天然入ってる、でもギャバンなのはキキの方なの、良いな。
そんな徹夜明けのキキにぶつかってきたのは1人の女の子。
なにやらお腹を空かせているらしい彼女と、彼女を追ってきた1人の女性に、本来2人のものだったご飯をプレゼントする。
女の子の名前はエム。女性の方はエムの母親で、フワレと言う。
エムは食事のお礼もそこそこに母親と席を立つ。なんでも、フワレの母星:パピウスの領事館に里帰りのために向かっている道中なんだとか。
これを聞いて、コト(と彼女を追うキキ)は「送る」と口実をつけて母娘を追いかける。
惑星を跨ぐとはいえただの帰省ならば、領事館に行く必要はない。行くべき場所は宇宙船のはず。何かしらの事情があるのではないか? というのがコトの考え。
そこに現れたのは1人の男。
銀のスーツに黒いシャツとベスト、赤いネクタイ。金のチェーンで留めた白いマント、顔には仮面。
母娘を「お姫様方」と呼び跪くキザな男である。
……が、エムに蹴りを入れられ悶絶。
慌てて逃げた母娘を追いかける。
彼の名はフェイド。巷で噂の怪盗である。
無駄に優雅っぽい動きで普通に逃げる母娘を追いかけ、後ろから追いついたコトとは普通に交戦。格闘技は普通にできる。
さらに、ネガではない、通常のエモルギアをお手製と思しき機械にセット。その力でコトがいる地面をせり上がらせるのだった。
さて、エム母娘とフェイドとの追いかけっこはまだ続く。
荒野の工事現場で普通に走って女子供を追いかける怪盗、変だ。すごく変だ。
そこに追いついたキキ。
彼女が気になるのは金銭ではなく人を追いかけていること、そしてエモルギアを使いこなしていること。
そんな彼女の好奇心を余所に、フェイドはエモルギアの力を借りてエムを転ばせる。
エムが持っていた箱の中から零れるのは金銀財宝。
ようやく自分が依頼を受けた相手と依頼内容を明かしたフェイド。
冷静に考えると、怪盗なのに普通に連絡を取って相手の家に出向いて依頼を受けてるの、変だ。
これを聞いて、家から持ちだした財宝に覆いかぶさるように「絶対に戻らない!」と絶叫するエム。
同時に、黒いオーラがあふれ出す。
持ちだした宝の中にネガエモルギアがあり、それがエムの感情に反応してしまった様子。完全な事故だ……。
キキとコト、そしてフェイドがエモルギーにあてられて暴れだした工事現場のスタッフたちに対処している間、エムは近くにあった宇宙船へと逃げてしまう。
さらに、エモルギアからエモンズが誕生。この衝撃で、エムが乗っていた宇宙船が崖下へと落下してしまう。
入れ替わるようにポジティブエネルギー波動を確認した怜慈が合流。
キキから事情を聞き、現状を把握。
そして目下の問題点は、崖下に落下したエムの救出である。
●「あの子を助けたいんですよね? 笑顔になってほしいんですよね?」
とはいえ、生身の人間がどうにかできる状態ではない。
ここで登場したのがアギ。
近くにあった……おそらく、工事現場の人たちのものであろうクレーン車、既に改造済みでした。なんでもありだぁ。
その名もギャバリオンクレーン。
ということで、エモンズの相手は怜慈に任せ、キキはコスモギャバリオンへ、コトはギャバリオンクレーンに搭乗。
キキが乗り込んできて「邪魔するなら出てってや~」と返す大佐、おもろ。怜慈くん相手にも普段からこんな感じなんだろうな。
資料課、忙しいのは事実だけど空気感のゆるゆる度合いはおそらくワニパトの予想通りっぽいのおもろい。
というか初めましてがこんなんでええのか。
クレーンでコスモギャバリオンを下ろし、エムに声をかけつつ宇宙船を吊り上げるための準備を開始する。
後はクレーンで吊り上げるだけ……の段階で、崖崩れが発生。これ以上ロボットがこの場にいるのは危険と判断し、一旦引き上げ。
クレーンユニットをドッキングし、コスモギャバリオン &Cへと変形。直接吊り上げる方向に作戦変更。
この辺、撤退判断も早いし、初めましてなのに変形への判断も早いのめちゃくちゃ良い。全員ちゃんと経験を踏んだプロだからこその阿吽の呼吸って感じだ。
再度クレーンでの吊り上げを試みるが、そう簡単にはいかない。
それぞれハンドルを握るキキとコト、そして共にいる大佐とアギは「焦るな、焦るな」と自分たちに言い聞かせ、緩んだロープにクレーンのフックをひっかけることに成功。宇宙船を無事に救出する。
……とはいえ人が中にいる船をそんな風に一本釣りしても良いのかは気になるところですが、まあ無事だったので良しとしましょう。終わりよければなんとやらってことで。
この間、怜慈もフェイドと共にエモンズを撃破。無事に事件を解決したのであった。
再会を喜ぶエムとフワレ。
一方フェイドはキキとコトの元から逃亡。
コトから銃を奪い、その銃はその辺にぽい。やっぱり変だよ。
母娘からは手を引く、そして財宝はもらう、と言い、煙幕と共に逃げて行ったのでした。ネガエモルギアはキキに返還。
そして当のエム母娘はというと。
そもそも、領事館に逃げ込んだ後に財宝は換金する予定だったらしい。固執しているわけでもなかったので、無くなっても問題ない。命あっての物種です。
エムは母親以外にも自分の味方になってくれる人がいる、と知ったのは初めてだったとのこと。ようやく素直なお礼と笑顔を見せてくれたのだった。
エムの過去、掘り下げがなくて良かったですね。言動の端々から察せられる範囲ではあったし、多分子供向け番組で掘り下げて良いものでもないしね。
あと細かいところで言うと、地球人とパピウス人のハーフであるエムの睫毛が片方だけ赤くて長いの好きです。
●「これからもエモルギアを愛するもの同士、よろしくお願いしますね👌」
●「……ああ👌」
このリアクションに何やら色めき立つエム母娘、そして怒りの表情でキキを回収するコト。
●「言っとくけど! キキの相棒は私だから! 勘違いしないでよね!!」
異文化コミュニケーションって、難しい。
というか多分ですが、他の人たちのリアクションから察するに「愛してる」とかの結構重めな愛情表現っぽいな?
だとしたらそれをここで使っちゃうキキちゃんがちょっと世間の感覚からズレているのでは……。
その後。
フェイドは今回の顛末を依頼主に伝えていました。
母娘は連れ戻せなかったけれど財宝は回収できた、と聞いて依頼主は大喜び。母娘の方はどうでもいいようです。う~ん最低。というか1周目の時には分かりづらくなっていたけれど、2周目見直すと改めてこの人、明らかに妻子<<<<<<<お宝だってこと隠せてませんからね。宝が消えたことを話すときのキレっぷり、もはや清々しいよ。
帰ってきたお宝を愛おしそうに眺めるご主人でしたが、よく見ると輝きが少ない気がする。
疑念、程度で済むくらいには思い入れも教養もなさそうで笑った。
気づけばフェイドの姿はなく、残されていたのは1枚のカードのみ。
🎭「貴方のお宝頂戴しました」
そして数日後。
母娘の拘束期間も終わり、キキとコトと4人でキッチンカーでのティータイムを楽しんでいたところ、店員さんから「匿名の方からの贈り物」と提示されたのは1台の宇宙船。
大喜びする母娘と、深く考えるのは辞めたキキとコト。
そして満足げに笑う店員さん、もとい、フェイドの姿があったのでした。
そして、どこかの宇宙にて。
ネガエモルギアに耐えきれず倒れる男に近寄る紫色のギャバンがいました。
●「この者には荷が重かったな……」
次回:過去編ですか? 遂に……??
コメント