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第5話 刀と銃弾

  • 3月15日
  • 読了時間: 6分

その肩書は……それでええんか??




【あらすじ】

多元地球Λ8018。そこで警察として働いているのは人造人間である哀哭院刹那、そして彼の上司:天羽琉唯である。

今日はそんな2人のお話。




【哀哭院刹那】

多元地球Λ8018におけるギャバン。二刀流で戦う「ブシドー」である。


彼の上司は天羽琉唯。肩書は治安維持本部長。人呼んで、「フルメタル天羽」。

絵にかいたようなしごできお姉さんの雰囲気を持つ彼女の好物は強炭酸飲料。事件を解決した後これを飲むのが彼女のルーティンだとか。



発生したエモルギア事案。

他地球から駆けつけてきた怜慈と刹那は合流。事案の詳細を彼から聞くこととなる。


曰く、天羽が誘拐された。

エモルギアの闇取引が行われている、という市民からの通報があった。

天羽と刹那が現場に突入すると、取引なぞ行われていなかった。刹那たちへの攪乱アイテムが仕掛けられていたのみ。

今回の犯人はメデル・デ・カッターナ。端から天羽を誘拐するために罠を仕掛けていたのであった。

彼は惑星ヴェンケー人。髪の毛を触手のように操ることができるため、それを使って逃亡したのであった。



「フルメタル天羽」。

治安維持本部長の肩書を持っているだけあり、その腕は確か。今まで逮捕してきた犯罪者は数知れず。

正義の意思で悪を貫く、鋼鉄の銃弾。

それゆえ、犯罪者たちは彼女を恐れて「フルメタル天羽」と呼ぶのである。

……ギリダサくねぇか、それ。


ともかく、拳銃1丁でゴリゴリ戦う彼女が強いのは確かなのでしょう。



本部長の誘拐事件を受け、銀河連邦警察は対策本部を設置。

そして、刹那にくだされた命令は「待機」。


「本当に待つ気か? ぐずぐずしている暇はないぞ」

「本部長がいない今、某の指揮権は本部にある。」

「自分のために力を使う、そう誓ったんじゃないのか?」

「……命令ならば、是非もなし」

「…………融通効かねぇな。まあ、急には人形、やめられねぇか」


怜慈の言いたいことは分からんでもないが、今回は刹那が正しいな。

あくまでも彼の立場は組織の一員だし、勝手に行動して事態がややこしくなったら困るし。

結果的に背景事情も鑑みて刹那が独断で動いたのは正しかったけれど、あくまで結果論。部外者の怜慈が命令違反を推奨するのはちょっとずれてんなと思う。

自分のために力を使うことと、そのうえで上層部の司令に従うことは矛盾しないよ。



怜慈は一度大佐たちの元に合流。アギの力を借りつつ、対策本部の会議を盗み見る。

現地の警察たちは警察としての威信の方に関心があるらしく、犯人側の動きを待つことで合意。

さらに、一部のメンバーは若くして高い地位にある天羽のことが面白くないらしい、助ける気なんてなさそうです。



部屋で瞑想する刹那。

脳裏に過るのは、ギャバンになった時のこと。


そこに、犯人からの声明が送られてくる。

相手がいる座標と、「SWD0x2222」の文字列。



ところ変わって、メデルと天羽がいるところ。

メデルの職業は骨董武器商人。刀剣をこよなく愛するコレクターである。

現在の手持ちは998本。ブシドーが数百年単位で使いこんでいる2本の刀:ギャバリオンブレードさえ手に入れば、コレクションは1000本に達する。だから欲しくなったと。

……ヴェンケー人、「弁慶」人、か。


そこに、ギャバリオンブレードを手に刹那が現れる。

彼は躊躇いなくメデルにギャバリオンブレードを差し出す。

最初の試し斬りの相手に、と拘束されてしまう刹那だったがその時点で既に仕込みは完了。ヒソオエモルギーに天羽を救出させ、彼女は敵の武器を奪って形勢逆転。生身で十分すぎるくらい強い。そして、ただのマニアに呆れつつ、ギャバリオンブレードを回収。


さらに、刹那はいつの間にやら持っていた3本目のギャバリオンブレードで拘束を解く。

この3本目は遅れて駆け付けた怜慈のアイデア。

アギに頼みんで犯人からの声明を傍聴していた彼は出発前の刹那のもとを訪ねていた。


「某に感情はない。だが、本部長に何かあれば……」

「後悔する。感情のない奴に、エモルギーはつかない。」


ということで、怜慈は万が一のために偽のギャバリオンブレードを託していた。

鍔の部分についているのは怜慈の銀河連邦警察手帳。怜慈自身の武器を刹那に託したわけで。ずいぶんデカい信頼だ。



「某、待機命令を破りました」

「貴方の行動は私がすべての責任を負う。貴方は貴方が思うままに行動しなさい、ギャバン」


ギャバリオンブレードを返却する天羽。

刹那は再び自分を送り出した女性の姿を思い出す。


「大切なものなのでしょう? もう手放してはダメよ」



刹那、改めて剣を握り、参戦。


「右の刀で軛を断ち切り、左の刀で大切なものを守る。それが某、二刀の意味。」

「そうだ。ギャバンってのは欲張りでなくちゃな」

「心得た。それもまた、ギャバンの名を極めし者の道。すなわち、ギャバン道、と受け取った」

「怜慈殿の言葉は某に響いた。よってギャバン道と名付け、大切にしたい」


この次元の宇宙の人たちのネーミングセンス、すごい。



初の同時変身、そして共闘。

「蒸着」の言い方の癖とか、変身BGMの差とかがめちゃくちゃ癖になるね。早くも3人集合が待ち遠しいよ。

メデルはこの事態にエモンズを召喚して魔空空間に逃亡。

まあ、対魔空空間での戦いに心得のある2人のギャバンたち、特段苦戦するそぶりもなく敵を撃破、そして魔空空間を破壊。

最後の最後におそらくメデルが把握していない剣でエモンズを倒す怜慈くんのこと、好きだよ。



事案解決後。

怜慈に興味津々、元気いっぱいの天羽さん。

色々と話を聞きたい彼女に気圧される怜慈と刹那であった。

具体的に一体何に興味があるのかしらね……と思っていたけれど、あのノリは特に深い意味はなくただの好奇心かもしれない。




【以下雑記】

🛰本日のワニパトコンビ。

資料課として資料を運ぶ怜慈を大弄りするのを忘れない。ついでに足をひっかけようとするから普通にタチが悪い。

のに陰険さを感じさせないのは2人の人柄なんだろうか、なんなんだろうか。まあ普通にライン越えとは思いますけどね。

そのあとのパトランの「足長すぎ、引っ込めないと」という発言も含めてね。


🛰そんなパトラン。

「腐ってもギャバンか」とぼやく。

なんかこの2人の話を聞く限り、パトランは何らかの理由で怜慈がギャバンであることを知ってそうだしそこに思うところがありそうなんだよなぁ。

ギャバンとしての彼の仕事内容を知らないから、「なんであんな奴が」とか「ギャバンのくせに何もしてないから云々」とか思ってるんだろうか。

一方和仁淵にはそんな感じしないのよね、ギャバンのことも知ってはいるけど詳しくない、興味もないという感じ。

怜慈にちょっかいかけてるのも「パトランが執着しているから」「怜慈をおちょくりたい」あたりの理由に見えるし。

🛰私自身ギャバンに疎いこともあるんだけど、この作品まだ「ギャバンとは何か」を意図的に隠している感じはあるのよねぇ。

ギャバンになる資格とか、ギャバンの立場とか、そういうの。

この辺多分パトランが割と詳しいポジションにいる気がしているので、早めに掘り下げてほしいところはあるよ。


🛰一方、キキとコトの2人。

怜慈の存在に刺激されたか、他の宇宙を計測する装置を開発中。

……が、負荷に耐え兼ねてブレーカーは落ちるし、データは飛ぶ。まだ道のりは長そうです。

🛰ということはそんな負荷に耐えうるシステムを怜慈の宇宙では開発済み、と。

単純に才能のある人がいた結果か、それとも怜慈の特殊能力が作用しているのか……。




次回:怪盗参上

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