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『カリスマ de ステージ』~おかえり!カリスマハウス~

  • 執筆者の写真: _ ぬぺ
    _ ぬぺ
  • 2024年7月12日
  • 読了時間: 13分

生まれて初めて2.5次元を実際に観劇に行ってきました!!!

いやあよかった、本当によかった。


私がお邪魔したのは6月29日の13時公演・30日の18時公演の2回です。



【構成】

前回と大差なく。

ボイスドラマと同じ話(挟まれるライブパート)→オリジナルストーリー→ライブパート

の順で展開しておりました。



【ストーリーパート】

ボイスドラマと同じ話は

  • 避難訓練

  • 滅私

  • 気圧

  • 海へ

  • Xmasパーティー

  • かりちゅま

  • 寝ろ

(順番はかなりあやふや)


オリジナルストーリーは

  • 星に願いを

  • カリスマがやってきた

の2編。

「カリスマがやってきた」が、ゲストを迎えてのバラエティコーナーでした。


初の舞台では7人の紹介からスタートしたので少なかった全員との絡みが爆増していて大満足。

全員まあ暴れる暴れる。初手避難訓練だったのもあるけれど、カオスオブカオス。目がいくつあっても足りない。

フリータイムになると会場の凡人たちみんな笑ってるんだけど、だれがだれを見て笑ってるのかわかりゃしない。だってみんな面白いことしてるんだもん。


カリスマって原作がボイスドラマだったから、今までキャラの動き≒四角形のアイコンの動きだったところあったじゃないですか。

でも実写になるとね、うるせぇの。とにかくうるさい。変な奴らが変な動きしまくっててもう訳が分からない。最高。

もしこれアニメ化したらアニメーターさん泣くよ絶対。


あと、原作再現パートに関してはほとんどの凡人が次に何が来るか知ってるから、山場のシーンの直前になると客席中が「来るぞ…来るぞ……」ってムードになるの最高でした。こういうのが現地の醍醐味なんだなぁ。

「気圧」って台詞で笑いが起きるのなんてこの界隈だけだよ絶対。


前回と比較して面白かったのは、明らかにアドリブが増えていたところ。

特に場面転換とかね。

ほぼフリートークに近い状態なのに、全員きちんと「キャラとして」そこに立ってくださっていて。凡人は本当にうれしかった。

言葉選びも動きも全部ちゃんとキャラなんだよ。

最初の舞台、2回の声優陣とのクロストークを経てキャラの解像度がぐんと上がっている感じがしたよ。



【ライブパート】

曲は6曲。

  • おかえり!カリスマハウス

  • 海に行きたい歌(トランペットを壊しちゃった)

  • 七夕の歌

  • ふみや・依央利・大瀬のデスファイトギャンブル(でんでんむし)

  • 理解・猿川・テラ・天彦の和風なコーレスソング

  • ソロ曲(後述)


相変わらず有名曲をサンプリングするスタイルは崩さず、変な振り付けと高い歌唱力は健在。これこれ、これがカリスマだよ。ありがとう月蝕会議さん。

七夕の歌の時にはカリスマたちが客席に降りてきてくださいます。29日公演では一番近くを理解お兄さんが通ってくださり秩序推し凡人大歓喜。足長いスタイル綺麗顔綺麗お兄さんだぁ……。

30日公演では依央利くんが近かったので緑のペンライト振ってたら一瞬「あっ」て顔した後にニコって笑ってくださって撃沈しました。

コーレスも楽しかったな~。変なこと叫ばされたけど。このコンテンツ変なコーレスしないと倒れちゃうんだと思う、多分。


なおそのあと、お札を見せつけたふみやが淡々と前を歩いていきました。なにやってんだしまいなさい。



【ゲスト】

29日:アニソンのカリスマ angela

声優さんたちとはキンスパで共演済み、「カリスマです」ポーズまでしてくださったという方々が登場。

ノリノリで舞台版の「カリスマです」ポーズも決めてくださりました。

全体的にカリスマに甘いatsukoさんと、カリスマに厳しいKATSUさん、大変面白かったです。

ちなみにゲーム内容は歌詞の穴埋めゲーム。そしてなんと答え合わせと称して「Shangri-La」を生披露してくださいました。良いんですか?!?!

カリスマ見に行ってガチアーティストの生歌聞ける日が来るとは思わんて。

ずっとタオルぶん回しているテラくんが最高でした。

テンション高くてみんなの回答ちゃんと覚えてないの悔しい。


30日:子供たちのカリスマ 横山だいすけ

子供たちのみならずお母様方からも絶大な人気を誇る歌のお兄さんが登場。私はギリ世代じゃないんですけどもね……。

お題は「童謡『ぞうさん』の振り付けを即興でこなしてください」。

イントロの時点で「ぞうさん」と察した凡人の視線がすうっと天彦に向かって行ったのマジで面白かったです。天彦もなんかソワソワしてるし。

まずはだいすけお兄さんのお手本。抜群の声の通りと共に、「おかあさんといっしょ」の振り付けを披露してくださいました。

そんなお兄さんのアドバイスは、「観客全員を3歳児だと思うこと」。天彦がすかさず「18歳以上ではだめでしょうか」と確認してて笑う。


それぞれの振り付けは以下の通り。豪華なことに歌はすべてだいすけお兄さんです。

理解:かがんで子象を撫でたあと、横にスライドして母親象を撫でるジェスチャー。

「象が見えた!」というみんなの誉め言葉に、「そんなんで見えたのかよおめぇら」と猿ちゃん参戦。

猿川:子象にパンチをかますも殴られ、形勢不利。そんな中横から殴られ、顔を顰めながら横を見ると母親象が、目と口を真ん丸にして唖然。

殴る・殴られるが(当然ながら)独り芝居なのに、キレがすごくて対戦相手が見える。で、そのあとに棒立ち唖然になるから静と動の対比が効いてて面白い。だいすけお兄さんも「これは間違いなく子供にウケる」と太鼓判。

ここで模範解答が出てしまったため、若干狼狽した様子の後続組。とりあえず依央利が参戦。

依央利:子象を一瞬撫でたかと思うとそのままバレリーナのごとく華麗に舞う。その先に母親象が現れて唖然。

猿ちゃんの天丼をかましてきました。続いてふみや。

ふみや:子象に片手を交互に出しながら「1000円頂戴」「2000円頂戴」。そこに母親象が現れて唖然

天丼再び。残る3人がそろそろやばいぞ……という空気を出す中、「もうこの手は使えないよ」と言い出す依央利の容赦のなさに笑った。そのノリ始めたのお前だろ!

ということで割と素でどうしよう……となりながら前に出てきたのは大瀬。

大瀬:「お鼻が長いのね」という歌詞に合わせてスルスルとポケットから取り出される紐。そのまま自分の首に巻き付けて引っ張る。

子供に見せられない!とばかりに慌てて彼の前に出てきて壁になる天彦さんとだいすけお兄さんに笑う。

続いてテラくん。

テラ:歌うだいすけお兄さんの声にかぶせるように「テ~ラくん、テ~ラくん、美しい~~!!」

全力通常運転したものの、「他人の歌にかぶせてしまい……」とちょっと申し訳なさそうな空気を出しているテラくん(というより丸山さん)に、「それでも貫き通したのが素晴らしい」と褒めるだいすけお兄さんでした。

そしてラスボス。理解お兄さんに「本当にやりますか?」と言われながらスタート。

天彦:象の鼻を伸ばすようなジェスチャー。鼻が股間から伸びている気がする。

拍手喝采で黄色い歓声が飛ぶ客席。おかしいよこのコンテンツ(誉め言葉)。

ということで優勝は天彦さん。理由は、「曲を聞いた時点で観客の目が全部天彦さんに向かったから」。

優勝した天彦さんのコメントが「いつかNHKで共演しましょう」でした。ダメだろ。

だいすけお兄さん、ご自分のCDの告知をし(「ぼよよん行進曲」を若干歌って客席を湧かせ)て帰って行かれました。「こんなに盛り上がると思わなかった」という言葉を添えて。


ゲストの試み、大変楽しかったですがぶっちゃけ賛成半分反対半分の気持ち。

面白かったし楽しかったし、何があってもキャラをキープし続ける俳優さんたちのすごさは間違いないのですが、

私が見に行ったのはあくまでも「カリスマハウスのカリスマたち」なので。

全然違うアニメの話を聞かされたり、告知をぶち込まれたりすると急にリアルを見せられた気がして…まあ、冷めるよね。

面白かったのは間違いないんですけど、ね……。



【カリスマブレイク】

ずっと言われていた舞台版ブレイク。

29日は正邪様、30日は性様が担当。


正邪のカリスマ

写真では合成でしたが、実際の舞台では羽・輪っかは壁に投影、ふみやがその前に立つと。

で、そうすると必然的にその場から動けないんですよね。動かせるのはほぼ腕だけ。おかげで神聖なオーラがバンバン出てる。

爪が金色に塗られているから指先が照明の光を反射して鋭く光っていて。足はさすがに安全面を考慮して靴でした。足のペイントに合わせた色の革靴?に見えた。


でね、ブレイク曲、書き下ろしです。

6人が周りで結構激しい振り付けをこなす中、彼だけ動かず正面を見据えて結構難易度が高いラップを淡々とこなしておられました。

目が足りなくて全部把握できてないんですけど、多分この歌詞の中に他の6人を匂わす歌詞もあったと思う。「性善説」「反発」「犬」「性」あたりは間違いなくあった。


そして順番的に

カリスマブレイク→表題曲をもう一度→挨拶

だったので、当然ながら表題曲はブレイク衣装で行われました。

みんなトンチキ振り付けだったんですけど、正邪様だけぜんぜん振付しないの。

表情を変えないまま、静かに歩いておられて。時折客席を手で示したり、歌っている仲間を指したり。

なんならあの振り付け間違いなくふみやが一番キレッキレだったのに。


今回のステージ一部が2階建てになってまして。

立ち位置の関係上ふみやがその2階部分の客席に近いところに立って踊る場面があったんですけど、そこでも踊らずに、無表情のままじっ……とこっちを見つめておられる時間があったの。その視線の先くらいの位置が私の席だったんですけどね。

なんかもう、すごかった。オーラに圧倒されるというか、目が逸らせないの。

この世界を作った神様が戯れに地上を垣間見に来たんだな、「人間はなんせ興味深い」ってこういうことか、って割と素で思った。

あれはすごかった、本当にすごかった。公式から出ている写真あったでしょ、あんなもんじゃないです。


性のカリスマ

まずもう、天彦ブレイクが確定した瞬間の会場の悲鳴ね。

そして性様が降臨した瞬間の悲鳴。

すごかったよ。


重たそうなマントを軽やかに翻して舞台を端から端まで駆け回り、時折マントをはだけさせ。

ズボンのレザー?が照明と相性が良かったのか下半身は常に光っている状態。

上半身の筋肉の付き方がえびも先生のイラストそのまんま。


曲は間違いなくボボンガリンガの系譜でした。

結構激しいダンスをこなしながら一切歌声がぶれないのさすが。周りのカリスマたちもずっと楽しそうに踊っていて大変良かったです。


何よりもすごかったのは、圧倒的ファンサ力。

ステージの一番端から反対端まで歩き回り、ポールに触れ、マントをはだけさせ、前も後ろも見せ、投げキッスにウインクに。

しかもそのすべてを観客のひとりひとりと目を合わせながらやるの。間違いなく全員とアイコンタクトをとっていかれた。

前述したファンサも、やりながら「みなさんこういうのお好きなんでしょう?」って感じなのが分かるの。その通りです大好きです。

だから、性様が少し動く度に客席から悲鳴が上がる上がる。

私も上げたわ。いわゆる「黄色い声」って自分からも出るんだなって思った。

最後の最後、掃ける時まで、お姿が舞台から消える最後の1秒まで視線を送ってから帰って行かれました。最高。


ボイスドラマのセリフで「世界中の変態さんを愛してる」なんてのがあったけれど、それってああいうことなんだって分からされた。みんなを等しく愛しているから、みんなを見ているし、みんなが喜ぶこと、望むことをやらずにはいられない。それが性愛から生まれた凡人たちに彼がしてあげたいことなのかなって。


2人のカリスマブレイクを見て思ったけれど、第一印象が「神様」なんだよね。

立ち居振る舞いの神々しさ、威厳、凡人を見つめる視線、全部が浮世離れしていて、「神様」という言葉を当てはめるとしっくりくる感じ。

正邪様を見たときの最初の感想が「あ、神様って本当にいたんだ」なの我ながら本当にどうかしていると思う。無神論者なんだけどな。でもそれだけの説得力があったんです、本当に。


他の5人の神様も見られるの楽しみにしてます(DVDをポチりながら)。



【キャラクター】

詳しい言及は(円盤発売のため)控えますが、キャラたちへの印象は以下の通りです。


伊藤ふみや:

前回よりも19歳みが溢れている気がする。2期の幼い感じがちょっと反映しているというか。悪ガキ感が増してて好きでした。

「気圧」でみんなをけしかけてたり、天彦にケーキ代を当然のようにねだったり、浮き輪をぶん回したり。

そんな、2期を経て柔らかくなった後に正邪様を見せられたからまあびっくりしたわけですけどもね。


草薙理解:

前回よりも感情表現が豊かになってて好きでした。思い切りがよくなった感じ。初手の舌打ち七連からもう笑い止まらん。

泣いたり怒ったり発狂したり、今回も楽しそうにやっていて良かったです。

前述したとおり、席下りの時にお近くで姿を拝見できて凡人感無量。にこ、と笑ってからみんなに一礼してくれるの惚れるて。

あとゲストさんへのお礼が常に90度のお辞儀だったの、良いなって。


本橋依央利:

今回「怖い奴隷」の一面がいっぱいみられて満足。

負荷が増えるね!ってグフフと笑ったりする、あの感じ。ステいおくんって結構可愛さマシマシなところあるからさ。

あとなんかすげぇケツ蹴られてた。そんなに蹴らなくても良くない??ってくらい蹴られてた。

30日夜公演ではハプニングで猿ちゃんの自転車が故障したのですが、そこで咄嗟に「僕と自転車交換しよう」が出てきたの、さすがすぎた。そのあとはずっと猿ちゃんの自転車を押して走ってて、相当な負荷でした。


猿川慧:

今回のシナリオ、可愛い系多くありませんでしたこと?!

「メリクリ!」とか、ジェンガ崩しとか、「こちとらずっと余りもん」発言とか。実写で見たい!と思っていたのをそのまんま見せてくださって嬉しかった。

個人的には自転車の乗り方めちゃくちゃなの良かったです。

あと中の人がゲラなせいでちょいちょい笑いをこらえきれなくなっちゃってるの大変可愛かったです。


湊大瀬:

今回全員揃ってる話がセレクトされたとはいえ、1期の彼ってこんなに出番少なかったか?!というのが正直な感想だったりする。2期でずいぶん変わったんだなぁ。

でも大瀬くんらしさは全開でしたよ、もちろん。個人的に、崖飛び降りシーンでみんなが「落ちる!!」ってなる中独りシャカシャカ自転車こいでるの爆笑しちゃったよ。死ぬな死ぬな。

あとね、なんかちょっとした話し方や空気の吸い方まで完全にボイスドラマと一致するの怖すぎる。

七夕の話は最高によかったので全凡人見てほしい。


テラ:

相変わらず無欠!!完璧なテラくん。隙あらば反射するものを眺めてテラくんしゅきしゅきアピしてたのにはさすがに笑った。

依央利との絡みのキャピキャピ度合い、最高だなやっぱり~。「滅私!」の時の雰囲気とか良かった。

それとやっぱりあのピンヒールで走り回ってるのすごすぎるし、可愛いワンピの下から見える手足が完璧に男性なの良い。

テラくんも席下りで近くを通ってくださったのですが、ファンサが完璧すぎて惚れたよ。


天堂天彦:

君たちは田中涼星をどうしたいんだ。

圧倒的にクオリティが上がったポールダンス、やたらめったら連呼される男性器、2回も上裸でなんか巻き付けて。イケメンにこんなことさすな。

「こんなことで警察呼ばれたくありませんよね?」じゃないよ。一番にしょっ引いていかれるのは間違いなくお前じゃい。

もうあなたのせいで死ぬほど笑いました。ふざけんな。

でも、性様としての振舞とか、自転車でバテバテになっている大瀬くんを見守る優しい目線とか、オトナで頼れる最年長なところもたくさん見せてくれて、それが嬉しかった。



ざっとこんな感じかな。

ある程度の規模のお芝居なんてそれこそ小学生の社会科見学以来でなかろうか、という人間でしたが。

笑って笑って、時にウルっと来て、心臓鷲掴みにされて。すごく濃厚で幸せな時間でした。

カリスマのこと好きだなぁってしみじみと。

ひとまずは11月のDVD到着を楽しみに待ちたいと思います。

関係者の皆様、おつカリスマでした! いつかは第3弾があることを祈っています。

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