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  • 執筆者の写真_ ぬぺ

EPSODE FINAL

もうひとつの「仮面ライダー龍騎」の世界がここに。




【あらすじ】

事の発端はオレジャーナルが有名な結婚詐欺師をロックオンしたことだった。

職業も名前もコロコロ変えながら色々な女から金を巻き上げている男。

彼の今度のターゲットは霧島美穂。かなりのお嬢様である。


彼女の協力のもと、盗聴器を仕込んで証拠を仕入れた真司と令子だったが、じつは美穂も美穂で結婚詐欺師。

彼女の家は他人の家だし、家族写真も偽物。高い指輪と真司の財布(ほぼ空)を手に入れて上機嫌である。



彼女の正体は11人目のライダー:仮面ライダーファム。

記念すべき初の女性ライダーである。


白を基調に金の差し色という高貴すぎるデザイン。背中ではためくマントが優雅。ハイヒールのブーツがはちゃめちゃに良いです。女性らしいけど歴戦の戦士っぽさもあるデザインなの最高過ぎる。

召喚機のブランバイザーが明らかにナイトと御揃いとか突っ込むのは野暮ですよ。まあレイピア風に使うことによって同じ風に見せないスーツアクターさんとアクション監督さんの技術に頭が下がりますが。

雰囲気が完全に戦う気高い女騎士。ナイトと並ぶシーンが少なかったのが悔やまれる。


ソードベントで召喚する武器は薙刀状のウイングスラッシャー

ガードベントでは盾のウイングシールドを召喚可能。さらに羽が舞い散って幻覚見せられるっぽいのも良い。

契約モンスターは白鳥のブランウイング。割と厳つい顔立ちのモンスターが多い中、結構柔らかい目なのが好きです。


彼女がこの戦いにかける願いは、死んだ姉を蘇らせること。

姉の死因は浅倉に殺されたことであり、現在姉の遺体は最先端技術で冷凍保存されております。

美穂のゲーム参加の動機は姉の復活ですが、それ以上に浅倉への復讐がある気がする。



残るは6人となったライダーゲーム。

彼らを集めた神崎士郎はタイムリミットを宣告。そんなこと聞いていない、と反発する蓮に対しては「お前たちがこんなにダラダラと戦いを続けるとは思っていなかった」とのこと。勝手に集めて戦わせておいてこの言い方である。

残るは6人と言いつつ最後の1人は不明のまま。


そして穏健派の真司を除く4人は完全に戦う気満々。

売り言葉に買い言葉で鏡に飛び込んでいく皆さん……。

正直ここで真司の手が出るのがちょっとイメージと違ったかもしれないんだけど。



各々交戦したものの、勝負が付かないまま全員帰還。

本編見ていた時も思うんですけど、命を狙い合う関係の割にはこのゲームの参加者全員オンオフをわきまえてるよね。こっちの世界で変身して殴り合いとかしないの本当に偉いと思う。



帰還後、真司を呼び出したのは美穂。

「急に会いたくなっちゃって」とかなんとか言いながら遊園地デートを満喫。途中で立ち寄ったタイ料理のレストランの店員さんが明らかに戦抱い主人公さんである。そんなところでOBを雑に消費しないの。


デート?を通して彼女の素の面を知っていく真司。戸惑いもデカいし恋愛に発展思想には見えませんが、少なくとも真司の中で美穂のイメージは変わったみたいです。



その後、美穂は鏡の中で王蛇と交戦。

乱入して来たリュウガのおかげで敵討ちに成功。成功した後の反応が崩れ落ちて無言なのがリアル。


助けてくれた真司にお礼と称してお好み焼きをごちそう。真司本人はなんのこっちゃであるが。

ちなみに取り合いになった青のりがぶちまけられた先もまた先代ライダーご一行である。だからそんなところでOBを雑に消費しないの。


リュウガの正体は鏡の中の真司。

こちらの世界では本編世界よりも鏡の世界の人間の自我が強めなのかなんなのか、1人で鏡から抜け出して独自に動いていたみたいです。そんなのアリなんだ。



その頃、北岡は本編同様に今の穏やかな暮らしを優先することを決意。自ら棄権して脱落。



お好み焼き屋から出た美穂。

真司と入れ替わった鏡の真司と共に夜の街に出た所、正体を現したかれから襲われる。

一旦は本物真司のおかげで難を逃れたが、それでも瀕死だったことに変わりは無かった。

真司の前では精いっぱい普通のふりをしてみせたが、彼が視界から消えた瞬間にそのまま植木の中に倒れ込む。

「ごめんね、お姉ちゃん。……真司、真司、靴の紐くらい、ちゃんと結べよな」


ファム、死亡により脱落。

誰も彼女の死に気が付く人はいなくて、黒い羽根だけが舞っているし、彼女の横を通り過ぎていく人たちがみんな黒い服を着ているという画が皮肉にも大変綺麗です。



さて、このゲームの鍵を握る神崎優衣。彼女の設定も本編世界と異なる。


事故で亡くした両親の代わりに親戚に引き取られて過ごすことになった兄妹。

優衣は沙奈子おばさんのもとで暮らすことになる。淋しさを紛らわせるために彼女の虚像を友達に見立てていた。

しかしある日外に出逢った時に偶然出会った男の子と仲よくなり、公園で遊ぶ。

次の日も遊ぼうと約束したものの、翌日は土砂降り。優衣は公園に向かったものの男の子は来てくれなかった。

家に戻って悲嘆にくれる優衣に声をかけたのは虚像の優衣。自分を裏切ることなく遊んでくれた虚像の自分と仲よくなるが、あまりにも長い時間鏡の中にいすぎたせいで本物の優衣は消滅してしまう。

それも嫌だという彼女に、虚像の優衣は自分の命を与えることを提案。本物の優衣は受け入れて今に至る。

士郎はライダーバトルによって最も強い命を選定し、それを優衣に与えようとしていたらしい。


そしてこの「男の子」というのが他ならぬ真司。

この状況を招いたのは自分だと思い知らされて悲嘆にくれる彼のもとに虚像の真司が現れて、本物の真司をそそのかして合体。完全なリュウガとなってライダーバトルに挑もうとする。



一方その頃優衣は、清明院大学の401号室へ。

兄を呼び出して「もうおとなだから守ってもらわなくてよいのだ」と訴える。

そのまま倒れる優衣。実は机の下に置いていた手でリストカットをしていた彼女。血が滴る音とイメージとがだんだんはっきりしていくのが怖すぎる。劇場版とは言え子供番組ぞ。

これにショックを受けた士郎は絶叫と共に消失。



自ら命を絶った優衣をみて真司も復活。

リュウガとの戦いは本物の真司の勝利。彼が顔を上げきるまで蓮と一緒にハラハラしたあと、ここで広告を入れてくれたYouTubeくんにぶちぎれましたけど。


外を見るとそこには大量のモンスターの群れ。


「俺には今まで、友と呼べるようなやつはいなかった。欲しいとも思わなかったしな。だが、お前は、唯一の友だったと言えるかもしれない」

「ああ、友達さ。俺たちは」


映画でこんな激重台詞がくるとは思わなかったよ私は。

なんだかんだ良いコンビな2人がちゃんと相手に対する感情を伝えてくれて嬉しいよ。


とはいえ、だからと言って勝利を譲れるほど彼らの願いは軽いものではない。

2人は互いに死なないようにと約束し合った後、サバイブ形態になって敵陣に突っ込んでいくのであった。



……終わり?????

そんな「俺たちの戦いはこれからだ!」みたいなことあります?劇場版ぞ??


一応エンドロールで幼い神崎兄妹がいるので、2人のどっちかが勝って「優衣が一人にならない世界」を実現したと思われますが、それにしたってこんな終わり方するんだ……。




【以下雑記】

ということで劇場版でした。


一言で言うなら、「良くも悪くもif世界だから面白い」って感じね。


リュウガの掘り下げがほぼ0なこととか、尺が足りなかったの?と思いたくなるような終わり方とか。

リュウガに至っては本編の掘り下げゼロ、インパクトはあれど厚みがないのによくジオウ・バトルロワイヤルで復活させてもらえたわね?という感じです。

打ち切り漫画みたいな終わり方も、公開時期を考えれば「これを踏まえて最終回はどうなるんだろう?」ってなれるから許される感はあるね。

これは正直当時の放映に合わせてみた方が楽しめたな、間違いなく。



個人的にはゲストライダー枠の美穂さん結構好きでした。

綺麗なお顔に優雅なスーツなのに素は割と守銭奴で男を落とすのに躊躇ない感じ。ギャップが堪らないですね。

私が鳥の中でも白鳥が好きなのでその辺思い入れがあるのもありますが。



それと個人的ベストカットは、北岡さんの変身を特等席で見られてニコニコしてる吾郎ちゃんです。




感想はそんなもんかな。

大分割愛したのはまあ察してください。これでも大分頑張ったんだよ。

次はRT龍騎視聴予定です。おっかなびっくり見ます。

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