Case5 墜ちる
- 2025年10月5日
- 読了時間: 6分
決意を固めて
【あらすじ】
夢主は花嫁だった。結婚式の破壊を望んでいたのは花嫁自身だった。
しかし、花嫁であるみゆきにそんなつもりはない。仕方ない、深層心理なのだから。
花嫁は何を望むのか? 悪夢から解き放つためにはどうすれば良いのか?
莫は、夢の中に突如現れた公園を写真に収める。
【万津莫】
クロウナイトメアとの戦いを終え、カメラを手に目を覚ました莫。
後ろを見ると、なぜか窓が開いている。なんならクローゼットも開いている。
慌ててゼッツルームに入ると、そこにいたのは富士見と南雲でした。
莫が夢の中で戦っている最中、2人は団地の壁をよじ登って莫の部屋へ潜入。
一応(囁き声で)莫に声はかけたものの彼が目を覚まさなかったため、そのまま室内へ。
調査をする中でクローゼットを発見、ゼッツルームに入室して今に至るそうな。
……おまわりさんこっちです!!!!!
不法侵入なのは否めないものの、この事態に興奮を隠せない富士見と南雲。
莫はバイクの姿をとっているゼロと相談した結果、怪事課の2人には自分の素性を明かすことにしました。
かなり突拍子もない内容に眉を顰める南雲、信じる富士見、信じてもらえたことに驚く莫。
興奮のまま暴走を始めた富士見には南雲から蹴りが一発飛んできました。前の蹴りよりもキレが上がっていやしないか。
そこに美浪が来襲。
朝ごはんの魚を焦がしてしまったため、莫の部屋で朝食をとることにしたそうな。なんてタイミング。
ごまかしながら朝食をとる莫を覗き見て、富士見は彼が家族にもエージェント業を明かしていないことを察する。
さらに、南雲が勝手にバイクに跨ったことで発動した、現在莫がかかわっている事件の概要を知ることとなる。
さて、朝食を食べ終え、ゼッツルームに戻ってきた莫。
富士見と南雲は勝手に紅茶を淹れてくつろいでおりました。
怪事課の2人は莫に協力を要請する。
お互いに情報を共有し戦うこと。
●「とりあえずこの部屋、紅茶によく似た燃料置いてあるんで、気を付けてください」
南雲たちは既に莫の資料に目を通しており、自分たちが担当中のブラックケースとの関連性にも気づいていた。
莫の代わりに、現実面で情報を集めるべく部屋を飛び出していく。……2階の窓から。
……おまわりさんこっちです!!!!!!!!!!
朝食の間に夢の中の写真を美浪に見せたことで、みゆきが夢の中で思い浮かべた場所が近所の公園であることが発覚。
早速現地に向かうと、みゆき本人と遭遇する。
みゆきは既視感レベルで莫のことを認識しつつ、彼に語る。
👰「忘れたくても忘れられなくて。」
「私の人生を、変えてしまったんです」
再びゼッツルーム。
既に警視庁の荷物が大量に持ち込まれ、なんなら「怪事課」の札がかけられていました。
というかどこから侵入したんだ、また団地の壁登ったんか。
でもって、流石は警察、結構いろいろ調べてくれていました。
まずはこの結婚について。
前回軽く説明があった通り、外務大臣の家と財閥の家との結婚なわけですが、この財閥側である宝田光輝の父親は麻宮外務大臣の後援会の人物。そして利益供与を巡って疑惑がある。
さらに例の公園の木ですが、15年前にみゆきさんが落下して意識不明の重体となったことがあるとのこと。この時彼女を助けたのが一平さんだった。
●「黒い関係による純白の結婚式。そして命の恩人は初恋の幼馴染か……この事件、読めた!」
なんか言うてはる。この人が窓際族なのって単にナイトメアに固執しているからだけってわけじゃないんちゃうか。
ともあれ、「みゆきは本当は結婚を望んでいないのでは」という富士見の推理に、何かひっかかりを覚える莫だった。
●「みゆきさんの悩みは、本当にそのことなんでしょうか?」
●「本当かどうか、夢でそれを突き止めるのが君の務めだろ?」
●「自信、ないんですか? 自称エージェントなのに?」
●「……俺は」
良いですね、南雲さん。莫のことを100信じているわけではないけれど、「自分の言ったことに責任くらい持て」という彼女の性格がダイレクトに出ていて。
莫の脳裏に過るのは、「あとは君の心次第」と説くゼロの声。
●「俺は、正真正銘、コードナンバー7だ」
腹は括った。あとはやるだけ。
夢の中で目を覚ました莫。
結婚式は終わったので、新郎新婦はハネムーンへ旅立ったとのこと。
悪夢を終わらせるため、莫は心の扉を探す。
その入り口は例の公園の前。鍵穴から覗いた先にあったのは空港。
ゼッツルームに戻り、車庫に備え付けられたダイヤルを回して空港へと出口を繋ぐ。
麻宮みゆき。彼女はその言葉通り、結婚を望んでいないわけではなかった。
15年前に木から落ちた事実。結婚式場で1人だけ天地がひっくり返っていたこと。次の扉の先に見えた飛行機。
●「彼女は高所恐怖症で、飛行機に乗るのを恐れていたんだ」
ならば次に起こる悪夢は、飛行機の墜落ではないか。
案の定、飛行場にクロウナイトメアは構えていた。
みゆきたちが乗った飛行機は攻撃により海へと落ちていく。
なんとか現場に間に合った莫は戦闘を開始。
最初はフィジカムウイングに変身。さらにそのあと、飛行機自体を救うためにテクノロムストリームに変身。神経系を向上させ、大気を操る。サーフィンのように飛行機を乗りこなす。カラスの敵は「烏合の衆」(物理)と払いのけ、最終的には気流で作った鳥籠にクロウナイトメアを閉じ込めた状態で撃破したのでした。
舞い散るカラスの羽と蝶。あまりにも画が美しすぎる。
●「……なんとか守れた」
こうしてエージェント:コードナンバー7は初めて任務を完全遂行したのであった。
そして、今回悪夢を見た人々はと言うと。
みゆきは「悪夢を見た」ことを理由に、陸路で行ける範囲にハネムーン先を変更した模様。
自分を尊重してくれる夫に、幸せそうな笑顔を見せる。
それを陰から見ていた一平は、ようやく素直に幼馴染の幸せを祝うのであった。
……富士見さんはダル絡みしてますが。
●「良い夢見られますように」
とある街角。
ノクスが持っている赤い装丁の本には、なにやら奇妙な図形が描かれていた。
4色のソレのうち、光ったのは赤と青。現在のゼッツのフォームと同じである。
●「この世界のあらゆるものは、崩壊の定めにある。……我々を除いてな。ねむ?」
【以下雑記】
無事に初回3話も終わってからの新しい2話。
ゼッツの方向性を見せてくる感じの先週・今週でしたね。
話のスタンスとしては、今回みたく、半分推理もので行くのでしょうかね。
夢の世界(深層心理)が見られるゼッツをとっかかりに、現実世界で怪事課がタッグを組んでいく感じかな?
この感じ、Wを思い出して懐かしくなりますね。超常的な力と地道な調査で深層に迫っていく、ライトめなミステリ系。
割と好きなタイプなので今後が楽しみです。
あと微妙に引っかかったのは、意外とエージェントとしての自覚を持つまでがあっさりしていたなってことくらいか。
もう少し悩むかと思っていた。
これが「ここでウダウダされても話が進まん」という判断なのか、それとも今後忘れた頃にもうひと悶着来るのか……。
Your next mission:夢に現れる少女の謎を解け
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