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Case23 壊す

  • 2月22日
  • 読了時間: 8分

急にアクセルベタ踏みするじゃん




【あらすじ】

CODEの仲間が全滅した。

遺された莫の、「何かが壊れた」。


仮面ライダーゼッツ カタストロム、その行方は。




【万津莫】

自分の悪夢の中にいる破壊のナイトメアの力を使い、フルパワーでノクスと戦うゼッツ。

まあ、その力の差は歴然で。


「もう後戻りはできないぞ。変身したものは、人の道を、踏み外す。悪夢を見続けるしか、ないんだ」


現場に駆け付けた怪事課の2人が見たのは、倒れ伏すノクスと莫の姿。

富士見はノクスの手を取るが。


「……馬鹿野郎。なんでこんなこと」



眠りから醒めない莫は自宅へ。

そして、小鷹の遺体は警察で極秘に管理することになりました。


最近の莫の睡眠時間が長くなっていることを気にしていた美浪。

そんな莫は、再び自分の悪夢の中にいた。

瓦礫の中倒れるノクスを見て、自分の甘さを再認識する。


「もっと早くこうするべきだったんだ」

「本当にそう思ってる?」

「だったら、なんで泣いてるの?」



改めて、事態を悪化させたことを痛感し、自分の手を汚すことを避けていたことを反省する莫。

ねむはその隣で本心をこぼす。

自分が孤児であったこと、親の存在。そんな自分に対する疑問や不安から目をそらしたくて、「みんなが夢を叶えてくれたら」という大きすぎる夢を持った。


「ありがとう。莫に出会えて、私変われた。誰かの夢じゃない、自分の手で、夢を叶えられるかもしれないって。」


ねむが蘇らせた花はヒャクニチソウかな? 花言葉は「不在の友を思う」。


「それはねむ自身の心の強さだろう?」



「俺も強くなるために、捨てる覚悟を決める」

「捨てるって、何を?」

「万津莫という人生だ。」

「俺がやらなきゃ、世界は守れない。もちろん、君のこともな」


誰かが呼んでいるから、行かないといけない。


「悪夢を叶えるんだよ。」


ナイトメアが悪夢を叶えて現実に行くのならば、今夢の中にいる自分たちだって悪夢を叶えれば現実へと飛び出せるはず。


「夢の世界を壊す」


カタストロフの力を持って、月を壊す。


「Find Nem. いつか君を見つけ出すから。……おはよう。」



目を覚ました莫。その後頭部には、小さな寝癖がひとつ。

心配していた美浪への声かけもそこそこに、ゼッツルームへと向かい、エージェント衣装に身を包む。


「……莫か?」

「その名前はもう捨てた。俺はコードナンバーセブン。」

「ミッションを遂行する」



破壊される街へ出向き、ディザスターナイトメアと向き合う。

滑らかな英語の発音と共に、カタストロフに変身。怒涛の勢いで襲い掛かり、ディザスターナイトメアを討伐する。


「ここは夢から醒めた世界だ、お前が来て良い場所じゃない」


大丈夫か、自分にもブーメラン刺さってる発言だが。

ゼロ距離の砲撃、容赦なさ過ぎて怖いよ。


無事勝利したセブン。

眼前に広がるのは、あの悪夢のような瓦礫が広がる世界だった。

寝ても醒めても悪夢か……こういう演出、ゼッツは本当にうまい。刺さるね……。




【スリー】

どこからともなくゼッツルームに現れたスリー。

そのまま莫の寝室へ。かなり乱暴に彼を叩き起こすが、一切の反応はない。


というかスリーも分かりづらいけどちゃんと焦ってるよねぇ。

おそらく番号が若いほど古株なエージェントたち、スリーが指揮担当であるならばおそらくゼロ~ツーも現場に出て前線で戦うような役職ではなかろうし、フォー以下のエージェントはというと3人殉職、1人昏睡ともう戦える人がいないのよね。

現在進行形で悪夢が大暴れしているっていうのに、誰も対処できない。そりゃ、莫に腹パンもする。



そこに、窓から登場する富士見。


「そこで何してる?」

「それはこっちの台詞だ、怪事課」


なんで家主が寝ているところで不法侵入者どうしがエンカウントしてるんだ。

おまわりさんこっちです……この人おまわりさんだった(頭抱え)



ということで場所を移し、ゼッツルームにて。

双方情報を整理したいだけなのだが、如何せん半敵対状態なのでギスギスしている。

しかも、エージェントの死亡をなんとも思っていなさそうなスリーなので、さらにギスギスは加速。

富士見の圧に押されてスリーは少しだけ自分たちの話を始める。富士見のめんどくさい要素がここで活きることあるんだ。


CODE。正式名称はConfidential Organized Defensive Establishment。秘密防衛組織とでも訳すのかしら。

世界各国の諜報機関が、軍や警察では対応できない超常現象に対抗するために設立した機関である。

エージェントは任務を極秘に遂行する。言ってしまえば使い捨ての駒。


「世界平和は、多くの犠牲によってのみ成り立つ」



ノクスが死亡した時点で、つまり情報源が実質消えた……?と思っていたのですが、意外とスリーさんが教えてくれた。やさしい。

実は仲良くなれるルートあるんじゃね……?と思っていたら次回予告で普通に敵対してました。もうおしまいだ。




【ザ・レディー】

ノクスに1輪の花を手向けるザ・レディー。

全然狼狽えていないあたり、この辺も織り込み済みだったんだろうなと。

花はダリアでしょうか。花言葉調べたら「裏切り」って出てきて本当にザ・レディーさんさぁ……。



そんな彼女の元に1本の電話が入る。

かけてきたのは美浪。莫が持っていた名刺から、安堂小百合に連絡を取ってきたらしい。


莫が寝たきりになったことを打ち明け、何を相談していたのか聞く美浪。

流石に「家族と言えど個人情報」と断るが、流石にそこはザ・レディーとしての作戦のうち。催眠を使いつつ、「本人には内緒にする」という約束と共に莫の相談内容を共有する。

(ここで明確に催眠を使っている描写を入れるの、コンプラちゃんとしてるなという気持ち)


安堂は、彼の悪夢には莫自身の深層心理にある破壊願望が影響していると推測。

美浪が昔から見ていた、人助けする度に酷い目にあうのも深層心理のせいだという。なんでも、今まで起きた災害なんかもすべて、誰かの深層心理のせいだとする説もあるんだとか。

そう言いつつ、彼女が差し出したのはノクスが初期から持っていた謎の書物。


「声をかけ続けるしかありません。悪夢を彷徨っている彼を覚醒させるために。それができるのは、ご家族である、貴女だけです」



さて、ディザスターナイトメアが倒れるところを見届けたザ・レディーは満足げに微笑む。

そこにやってきたのは、目が覚めたねむ。


「ずっとこの日を待っていた。」

「ようやく会えた、ねむ。」


柄にもなく、やや不安そうな顔でねむに向き合うザ・レディー。


「……おかあさん?」




【以下雑記】

💤本編には全く関係のない話から。

今日CMで流れていましたが、毎年恒例、白樺リゾートでゼッツとのコラボルームが始まるそうですね。

その名も「ゼッツルーム」。偶然とはいえ、本編での主人公たちの本拠地と同じ名前なの、なんだか感慨深い。


💤ノクス、まさかの死亡。

主人公が人間を殺めるのってビルド以来……か? ビルドはそれこそ、その後の憔悴しきった戦兎くんの懺悔シーンなんかがかなり印象的なんですが。

今回って莫がセブンとして覚醒してしまった分、リアルに人を殺めたことに対する反応が一切ないのが怖いのよ。

莫の自認としては莫≠セブンだろうと思っているのですが、そうなると今回の「莫の名は捨てた」は間違いなく現実逃避でしょう。だって、あそこでノクスを殺したのは現実の自分=万津莫だもんね。

にしたって、自分に発破をかけて「僕はセブン」と自己暗示をかけて戦場に赴き、人を殺めた結果、「僕はセブン」と自己を定義しなおすの……。

いやめちゃくちゃ話の運び方が綺麗だな。そしていい意味で大変見苦しい。本当に「どこにでもいる普通の好青年」なんだなと。自分が人殺しだという現実を直視できないくらいには。

💤そしてなんだかんだで小鷹の抹殺に成功したため、セブンはCODE内で出世する可能性が出てきています。予告を見る限りそんなことはなさそうなんだけどね。それにしたってグロいね~……。


💤今回で登場済みのCODEのエージェントたちが悉く殉職したわけですが……全員クランクアップ報告出てないのよね。

ここ最近の東映ブログはかなり簡易的になっているので何とも言えない部分はありますが、流石にクランクアップを端折ることはないでしょう。

今回、小鷹の遺体を「管理」という表現もしていたし、まあどこかで再登場の目はあると踏んでいます。

碌な再登場にはならなさそうだけど、ね(酸賀さんを思い出しながら)。


💤ザ・レディー。

ねむのお母さんだったとは。今回突然ねむが自身の出自に言及し始めたのでまさかねぇ、と思っていたら突然の答え合わせでしたね。

もう少し伏線はちゃんとしてほしかったと思わなくもないけれど。敵幹部に中年女性をキャスティングするのは珍しいね、と思っていたらそういうことでしたか。

💤と、いうことは。彼女が美浪にしたアドバイス、「眠っている人に声をかけられるのは家族だけ」という発言の重みが変わってくるのよ。

誰にも、ノクスにもバレないように、ねむに目覚めてほしくて声をかけ続けた母の姿がどこかにあったのかな……なんて思ったり。

💤ただ問題は、これのどこまでが純粋に「娘のため」で、どこまでが彼女のエゴなのかってところよね。独りよがりになっている可能性もあるし、今までの言動の積み重ねのせいもあり「母親」という立場を理由に大暴れしているだけと言われても納得してしまう自分がいる。




次回:ゼロさん?! 人間態?!?!

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