Case2 爆ぜる
- 2025年9月14日
- 読了時間: 7分
夢は深層心理の表れといいますが
【あらすじ】
今宵の夢に現れた敵は「爆弾魔」。
●「叶えて見せろ。お前の悪夢を」
Stop the bomber.
【万津莫】
万津莫。夢の中ではエージェントとして活躍する彼は今、夢の中で警察に追い回されていました。
●「コードナンバー7! おやすみございます」
そんなわけで、夢の中で現れたのは国民的スター:ねむ。
●「あなたも大変ですね。寝てる時までエージェントの仕事して」
さらっとすごいこと言ってる。夢の中であると分かっているんですね、明晰夢すげぇ。
ちなみに今までは「そういう世界観」と理解して話を合わせてくれてたそうです。いい子だ。
ということで、指名手配犯万津莫、1日警察署長であるねむの手によって逮捕されました。
夢の中、展開が常に突拍子もない。
同時に現れた爆弾魔。
ねむと手錠で繋がれているというハプニングはあったものの、新しいアイテムも駆使して変身、戦闘開始。
ところで夢の中の莫くんってカラコン入れてる? 現実の莫くんよりちょっと色素が薄い気がする。端正な顔立ちも相まって、浮世離れ感があるねぇ。
そして変身後に色がつく演出マジでかっこいいのでこの先も毎話やってくれないかな。
爆弾魔を逃がしてしまい、さらに警察にまで追われたところで起床。
いつものように自由自在な明晰夢ではない、夢の中で手に入れたアイテムが現実にもある。
不可思議な状態ではあるものの、莫は気づいてしまった。
これ、今すぐにでも変身できるんじゃね? と。
ところ変わって、こちらは警視庁、の外に停まっているトラック。
「お前は俺の獲物だ」よろしく覗いてみると、荷台の後ろには「怪事課」の文字。
●「もはや窓際を超えて窓外族。この若さで左遷……?」
南雲さんが荷台に突入するとそこは半分キャンピングカーのようになっておりました。
中には徹夜していたと思しき富士見の姿。
彼が調べていたのは莫のこと。
仮に彼が事故に遭った時にナイトメアに接触していたら、今度は彼が犯罪を起こす側に回るかもしれない、とのこと。
科学的根拠はない、と切り捨てる南雲でしたが、富士見は「彼の完治に1日しかかかっていない」ことを挙げる。
なにも言い返せなくなる南雲。
ちょうどいいタイミングで、変身を試すためにコソコソと外に出る莫と遭遇。
意味もなく彼を威嚇したあと、富士見たちは莫に接触する。正面から。本当にあの威嚇はなんだったんだ。たとえ「ニャー」だったとしても意味が分からんだろ。
●「君は何を隠し持っている?」
若干暴走気味の傾向がある富士見と、冷静にそれを牽制できる南雲。既に配属2日目とは思えない良いチームワークです。
これ、中盤くらいに立場逆転する瞬間も見たいねぇ。
警察からの質問に馬鹿正直にベルトを見せ、自分にも分からないと説明する莫。
夢の話をしろと言われ、ねむの名前を出すと全員頬が緩む。なんと南雲さんまで。ここまでくると怪しさが上回ってくるぞ。
●「彼女はみんなの夢に出てくるんだ!」
●「私もよく見ます」
これ、ねむちゃんもエージェント的な感じか。
莫よりもナンバリングが若いエージェントってこの先出てくるのかしらね。
でもって、説明したり認識を合わせたりした結果、莫はあの怪人たちが「ナイトメア」という名前であること、そして昨日見た夢は富士見と莫が同じであることが判明する。
ナイトメアに近づけて大喜びの富士見さん。南雲さんからのハイキックもなんのその、大はしゃぎ。というか見直して改めて気づきましたが、「同じ夢を見ていた!」と判断するまでが早すぎる。もう少し細部を詰めてから判断した方がいいと思う。
これには南雲さんも渋い顔。非科学的か否か以前に、このテンションについていくのはだいぶキツそうではある。
そんなわけで莫をトラックに連れ込み、極秘資料も平気で見せながら、「ナイトメア」「ブラックケース」について説明する。
「ナイトメア」に関しては「悪夢を見せる」こと以外何も分かっていない。
それはオカルトの仕事であり、自分たちの仕事ではない、と部外者の前でキレる南雲さんでしたが、
●「警察官は俺の夢だった。自分の職務を、怪事課の使命を、信じていた」
●「……左遷かぁ。左遷なのか」
警察組と分かれた莫は、美浪と合流して買い物してから帰宅。
帰り道に夢の話をするが、美浪の感覚は一般人のそれ。
●「夢ってさあ、深層心理の表れとか言うし。それに、自分にしか見られない、自分だけの世界でしょ」
ちなみに「鞄を持つ」という人助けをした莫さん、ウンを踏みました。
ささやかな不幸……。
でもそれを笑って流せる妹さんだからこそ、兄妹2人暮らしで上手くやっていけてるんだろうなと思う。
夜中の3時。
いろいろなことが気になりすぎて眠れない彼の元に、1本の電話が届く。
英語でなにやら言われ、面食らう莫。現実では英語はからっきしだそうです。
日本語で言い直してもらうと、
●「職務を放棄する気か?」
電話の相手はCODEの司令官ゼロ。なんと現実世界に干渉してきました。
寝付けなかったら上司からお怒りの電話が飛んでくるの、だいぶ嫌かも。
●「クローゼットを開けてみろ」
言われるがまま開け、見慣れないハンガーを触ると、服が喪失、壁が扉となって開きました。
扉の先は例の、莫の深層心理の部屋。エージェントの秘密のアジトです。
いやあいいねぇ。クローゼットの奥に異世界が広がっているなんてもはや古典ですからね。ナルニア国物語はいいぞ。
●「君のために用意した作戦室だ。君にはこれから、エージェントとしてミッションを遂行してもらう」
そう語るゼロは、なんとロボット。バイクが変形するタイプのロボットです。
ちなみに、本人は遠隔からロボを操縦しているとのこと。
夢が現実になったことを喜ぶ莫。彼の任務は他人の夢に侵入してナイトメアを倒し、その悪夢を未然に防ぐこと。
ゼロがサポートアイテムとして猫の置物を操作して出してくれたのは……どう見たって財団Bのガチャガチャ。日本中で見れるよなアレ。
ということはあらゆる視聴者が「ガチャガチャを回す」だけで疑似的にゼッツになれるわけだ。夢があるねぇ。
あと、この後の階段出すシーンとかもそうだけど、無駄のない無駄なギミックがいっぱいあって楽しい。秘密基地ってこうだよね。
今回のガチャ結果は「トランスフォーム」。体の変形が可能です。
さて、ナイトメアの話に戻りましょう。
夢を見る人間のことを「夢主」と言う。ナイトメアの被害に遭った夢主は、最終的に暗闇の中に閉じ込められてしまう。そうなると最後、目を覚ますことはなく、肉体をナイトメアに乗っ取られてしまう。
そして、先の爆弾魔の夢。莫がエージェントで、同じ夢を見たのが富士見であるならば、必然的に夢主は富士見である。
つまり、富士見の身が危ない。
ということで、寝なおして出撃。
四つん這いになったゼロにまたがるなんて小粋なジョークを飛ばしつつ、改めてバイクに乗って爆弾魔を追いかける。
ここからは全力チェイスです。
よく見たら怪事課のトラックに敵が乗っているのが細かいですね。まごうことなく富士見さんの夢だ。
いやあそれにしても怒涛のチェイスシーンですね。吹き飛ぶ小道具、一人称視点も交えたカメラワーク。まさか車同士をガチで激突させるとは思っていなかったし、あれだけの重量のあるトラックをドアをぶっちぎった挙句に本当に転がすとは思っていなかった。今でもこんなことやっていい場所があるんだ……。
爆炎を背にチェイスシーンはフィニッシュ。いやあかっこいいねぇ。
バイクに仕込まれていた武器も活用し有利に立ち回っていた莫だったが、そんな彼の動きを何者かが止める。
●「夢とは、夢主の深層心理」
「夢とは、現実世界で叶わぬ願いの隠れ家」
「心の扉を開けた時、悪魔は始まる」
例えば、エージェントが活躍する夢を見たいのならば、エージェントによって華麗に倒されるための悪が必要となる。
ではもし富士見の夢が、「凶悪犯をかっこよく捕まえる」ことだったら、凶悪犯が必要になるのではないのか。
そして、夢がその人の深層心理であるのならば、他人がその夢に立ち入ることは、その人の隠したい部分を土足で踏み荒らすことになりはしないのか。
……2話でぶち込んで良い真理ではないだろう?!?!
次回:エージェントはどう振る舞うべきか?
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