Case10 消える
- 2025年11月16日
- 読了時間: 8分
急に点と点を線にし始めた
【あらすじ】
本日の夢の舞台は美術品のコレクター:渥美太郎の自宅。
莫は派遣でやってきた家政夫の「SEVEN」、そしてねむちゃんはコレクターさんが集めている美術品の一つであるアンティークの人形です。
そしてセブンの狙いは、このコレクションの中にあるという「国家機密」であった。
Get back the national secret.
【万津莫】
事件は唐突に起きる。
どこからか侵入した泥棒が、渥美のとっておきのコレクションである絵画を1枚盗んでいったのだ。
🖼「このままじゃ、あの秘密がバレてしまう……!」
国家機密が隠されていると思しき絵画を探すため、莫とねむは動き出す。
手がかりとなったのは、黴のような足跡。
絵が飾られていた場所から足跡を追いかけ、その先で出会ったのはノクスであった。
まずはリカバリーカプセムを返せ、と言うがもちろん断られる。
ねむの情報で彼女と同じく寝たきりで行方不明になった人間である、というのは何となく察した。
●「このミッションから手を引け。知りすぎれば、己の身を滅ぼす」
このお兄さんまた優しくアドバイスしてる……
ノクスに撃たれて強制的に目を覚ました莫。
……というか、あの銃、「目を覚ます」だけで殺傷能力はない……?
そのまま、怪事課のお二人と打ち合わせです。
最新のブラックケースは、「絵画がひとりでに失踪する」というもの。
防犯カメラにはふよふよと浮いて移動する絵画の姿がばっちりと収められていました。ここまでちゃんと証拠らしい証拠が残ったのは初めてではないか?
盗まれた2枚、莫が夢の中で見た1枚、計3枚の絵画。
ドルミール・アマンドの『赤い固執』、シュバル・デュランの『淡い輪郭』、大石芳生の『面影』。
制作時期も制作された場所も(そしておそらく画法なんかも)、何もかも違う3枚ですが、いくつかの共通点があった。
バブル期に複数回の転売を経たのち、30年近く行方不明になっていたこと。
盗まれた2枚は近年になってから再発見されたこと。
そして、モチーフがアネモネの花であること。
アネモネはヨーロッパでは美のはかなさの象徴である。その花が,きれいではあるが摘みとるとすぐにしおれてしまうからである。古代ギリシアではアネモネは悲しみと死の象徴であった。これは,美少年アドニスがイノシシに殺されたときに地面にしたたった血からアネモネが生えたという神話に基づく。
「アネモネ」 山下正男 平凡社 『改定新版 世界大百科事典』
さらに、現場には夢の中同様に黴のようなものが残っていたことも判明している。学芸員さん阿鼻叫喚間違いなしである。最悪だよほんと。
これはナイトメアの事件だ、と判断した莫と富士見。あくまでも夢の話、と呆れ気味の南雲さんの前で2人は大盛り上がり。
国家機密を賭けてそれぞれに動き出す。
昼間だから夢の中には入れない莫は、ゼッツライセンスを使って「名画を守る会」のスタッフを騙り、『赤い固執』を所蔵していた悠栄画廊へと足を運ぶ。
曰く、この絵画はある人の好意で寄贈されたものなんだとか。
もしかしてこの人ですか?と渥美の写真を見せたところ、画廊の主人は顔を顰める。
なんと彼は「この絵をくれ」とやってきた人でした。ご主人、言葉にはしていませんが語気の粗さと表情から「ものすごく迷惑」というオーラが滲み出ている。
あれだけ渇望していた絵(しかも、3枚のうち未だ発見されていない1枚)を所有していたことから、渥美は夢主でほぼ確定である。
渥美太郎に関する現実での調査は怪事課にお任せすることになりました。
一方の怪事課は『淡い輪郭』を所蔵していた朝井川美術館へ聞き込みに向かう。
こちらも証拠はバッチリ。黴の痕跡により、同一犯の犯行であると思われると。
そして、この絵も寄贈品。寄贈者の名前は、「小鷹賢政」。
その夜。
2チームは再び合流。いつまでこの不法侵入やるんだ、マジで。
怪事課は調査の結果、渥美のSNSアカウントを確認。
例の「幻の名画」を見つけ出したいと意気込む渥美に、「夜」というユーザーが「心当たりがあります」とリプを送っている。これが1年前の話。
この「夜」というアカウントの持ち主は小鷹賢政。
富士見は小鷹こそが自分の失踪した部下だと告げ、小鷹の資料を莫に押し付けて窓から出ていく。
そして莫は、小鷹賢政の、ノクスと酷似した顔を見てしまったのであった。
●「このミッションには、絶対何か裏がある」
夢の中。
ねむと合流し、ゼロに跨って足跡をたどり、モウルドナイトメアの元へ到着。
ナイトメアはちょうど、「芸術を完成させる」と言って3枚の絵を黴させたところであった。
どこかで3枚の扉が一度に開く。夢主の恐れは、絵が損壊すること?
●「これで国家機密は回収できる」
遅れて現場に駆け付けた莫は変身して戦闘開始。
新しく手に入れたバリアカプセムでエスプリムバリアフォームに変身し、ねむと絵画を守りつつモウルドナイトメアと交戦する。
戦闘シーン、戦う人たちの後ろに別画角から撮影した映像を流すのお洒落すぎて痺れるね。こういう画のつくりがべらぼうに上手い、この作品。
そしてこのバリアを、なんだか興味深そうに眺めるノクス。
●「道理で妨害したいわけだ。自分が寄付した名画に、国家機密を隠したのか? 小鷹賢政!!」
●「そんな男は、もう存在しない。俺の名はノクス。夜を生き、夢を彷徨うエージェント。」
【カプセム】
なにやらノクスさんは詳しいらしく、以前からちょこちょこ言及はしていたのですが、改めてゼロの口から説明がありました。
どこからどう見ても財団B製のガチャガチャから出てくるアイテム:カプセム。
一度に引けるのは2個が限度。
カプセムの色分けは4つ。それぞれに夢を叶える力に対応している。
赤:身体能力(フィジカム)
→ インパクト、トランスフォーム、ウイング
青:文明技術(テクノロム)
→ ストリーム、マシーナリー、プロジェクション
緑:精神力(エスプリム)
→ リカバリー、バリア
紫:次元操作
→ ???
とはいえテレ朝公式のカプセムのページを見る限り、普通にオレンジとか紫とかあるんですけどね。
基本的にカプセムに対してフォームが決まっているようなので、分類はそこを見ればいいのかしら。
肝心の、盗まれたリカバリーカプセム。
名前は不明、ナイトメアに加担している、とだけの説明を聞き、「なるほど」とうなずくゼロ。
ノクスの最後の発言と合わせても、ゼロを問い詰めるのが一番早いのではないでしょうか。
私は今のところ、「すべての情報源の源」であるこの男を信用しきれておりません。
なんならノクスの方が信用できると思っています。
【以下雑記】
💤セブンが家政夫として所属している(ということになっている)紹介所は、「稲霧里家政夫紹介所」。「いねむり」ってことか。
💤今回、画廊や美術館が出てきたわけですが、あっちにもこっちにもねむちゃんの写真がありました。
小道具さんたちも大変だぁ……そしてねむちゃんの写真、何パターン持ってるんだ。作中の事務所的にも、そして東映の制作陣的にも。全部衣装も髪型も違うのどれだけの労力をかけてるんだ。
💤怪事課。窓際どころか窓外族なので仕方ないとはいえ、全体的に動きがしょぼいのが気になるところ。
基本的に南雲さんが見せてくる資料がWebサイトなあたりとかね。それ一般人でもできるぞ? と思わざるを得ない。
警察側のデータベースとか、警察特権じゃないといけない場所に行く・話せない人と話すみたいな展開がもっと増えてくれればと思う。
(その点前回までの首脳会談の場は大変良かったんですけど、そんな大規模な話ばかりと言うわけにもいかないだろうし)
💤莫もすこし気にしていたようですが、やはり疑問として残るのは、「国家機密とは」に尽きる。
そもそも、話を聞く感じ渥美自身は絵となんの所縁もない人間なので、あそこまで3枚の絵に拘る理由はないはず。
(コレクターとしての血が騒いで……なんてもんじゃないでしょう、画廊でのあのしつこさは。)
個人的に一番気になっているのは渥美は絵に関して「秘密」、莫たちは「機密」と一貫して発言しているところですかね。
「国家機密があると思っていましたが、実は別の秘密が隠されていました」オチは可能性あると思っています。
💤あと、あの3枚が括られている理由も分かんないんですよねぇ。アネモネモチーフなんて言ってますけど、それだけじゃ弱いでしょ、どう考えても。実際、ネットで「アネモネ 絵画」で検索したら他にもいろいろ出てくるし。なにかもっと共通点がないと、セットにはならないんじゃないの?
💤完全に余談なんですけど、アネモネの絵画っていろいろあるんじゃない?と思ってGoogle Arts & Cultureで検索をかけてみたら、「イソギンチャク」という意味の「anemone」が引っかかってしまったようで、大量のクマノミの画像を見せられました。アネモネって2つ意味があったんだね……。anemoneの語源は「風」らしいので、風/海流でふよふよ揺れているイメージかしらね。
このサイト結構楽しいんだけど、見るのに特化している感があって、絞り込みとかしづらいのがほんともったいない。
次回:意味ありげな日常カットが一番引っかかるんだから
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