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8話 デュアル チョコレイト

  • 執筆者の写真: _ ぬぺ
    _ ぬぺ
  • 2024年10月22日
  • 読了時間: 6分

初共闘は滾るねぇ!




【あらすじ】

珠希さんを助け出し、無事に帰還したショウマ。

宝屋敷邸で待っていたのは、雅子さんとペンキを被った幸果さんで……。




【辛木田絆斗】

さて、前回グロッタ姉さまと遭遇した絆斗。

ヴァレンに変身して戦いを挑みますが、相手は幹部。楽しそうにぶん殴ってくる彼女には敵わない。


それにしたって姉さま、でっかい鎌を振り回し、銃弾にびくともせず、足技キレッキレで真正面からのパンチも頭突きもこなすの最高過ぎる。

「歯ァ食いしばれ」の楽しそうな言い方大優勝ですお姉さま。

こういうつよつよ女性幹部が大好きなんだよ私は。



さて、2戦目にして敗北した絆斗は酸賀の研究室へ。

グラニュートに人間態があるなんて、と報告すると、酸賀は当然知っているが?とでも言いたげな顔。

曰く、人間にとっての服のように人間態を使い分けているとのこと。

ただし、ガヴだけはどうしてもごまかせない。つまり腹部を見れば解決するとのこと。


これを聞いた絆斗、爆速で酸賀につかみかかって服をまくり上げる。

まあ、普通のお腹でした。


「舌打ち??」

「……人間かよ」


酸賀さんのもっともすぎる困惑に笑う。

ところでその、酸賀さんのお腹にうっすら2本線が見えたんですけど気のせいです? 色みとかの感じが手術痕っぽく見えたのは気のせいですよね? ね??



その後、彼が訪れたのは宝屋敷邸。

失踪事件を探していたところ、ギャラリー岩清水が怪しいと感じ、そこから珠希さんにたどり着いたと。

応対したショウマは仮面ライダーとグラニュートについて知られることを恐れて取材拒否。


しかしそんなことでは折れない絆斗は結局1日を宝屋敷邸の周りで過ごすことに。

堂々と人の家の前で鼾かいて寝ちゃうの、まだまだひよっこだな~って。


張り込みの甲斐あって、彼は宝屋敷邸への訪問客を見つける。

サルディーナと名乗った画商である。




【ストマック家】

グロッタが仮面ライダーと出会ったことで、遂にライダーの存在がランゴの知るところとなる。

最初は誤魔化したシータとジープだったが、「赤ガヴ」と口を滑らせたことで隠し事がバレる。


「今日この場を以てお前たちはクビだ」


ということで仕入れ担当はランゴのエージェントにチェンジ。

さらに対ライダーのために改造手術も本格的に予算を割くことになりました。


いつかはこうなると思っていたけれど思ったより早かった。

そして何度見てもグロッタ姉さまと双子の身長差が可愛い。




【甘根幸果】

ペンキを被った状態で登場した彼女。

周りには「ペンキをひっくり返した」と言い訳していたようですが、誤魔化しきれるわけもなく。

その夜、心配するショウマに対して発言を許さない勢いでまくし立てた後、逃げるように帰宅。

次の出勤日は慣れてきたショウマにアトリエを1人で任せてしまう。


帰宅しても心ここにあらずな幸果。

そこに、雅子が訪ねてくる。

末継からなんとか事情を聞き出したのだという。その謝罪のためにやってきたのだと。



「あれは……末継さん励まそうとしたウチが無神経だった」


ペンキをかけられたとき、幸果は怒ろうと思った。けどできなかった。

昔から器用だった彼女は、周りを励ました結果裏目に出ることが多かった。「幸果にはウチらの気持ちわかんないよ」と。

だから、今回も「またやっちゃった」が先に来た。


「多分ウチ、苦労とかあんまりしてないんだよね。だからきっと、ウチには人の気持ちとかわかんないんだよ」



👵「本当に人の気持ちが分からない人は、そんな顔しないわ」


雅子とショウマはそんな彼女を励ます。

彼女が真っすぐに他人のために動けることも、それでショウマが幸せになれたことも事実だから。



次の出勤日。

立ち直った幸果は今度は自分がアトリエを掃除する、と宣言。


そこに来たのは絆斗とサルディーナ。

絆斗から、サルディーナが怪物かもしれない、と聞かされる。

確証はない。確かめるためには腹部のガヴを確認するしかない。


「でもいきなり脱がせるの変じゃない? だってバケモノじゃなかったらウチらやばい人だよ?」


だってよハンティー。聞いてるかハンティー。



ということで、ショウマの思い付きでサルディーナさんにお茶をぶっかけることに。

ショウマがお茶を拭くふりをして服をめくったところ、案の定服の下にはガヴが。


「わー、ばけものー(棒)」


いざ、戦闘開始である。

追いかける絆斗、様子を見るという名目で駆け出すショウマ。

2人のライダーは別々に現場に到着。遅れてやってきたショウマがグミを慌ててかき集めるの可愛い。


問題は、このグラニュートは一度倒したはずだということ。

本人も「不死身」を自称。

しかしグラニュートは不死身ではない。つまり、どこかにトリックがあるはず。



その頃、宝屋敷邸。

騙されていたと知って自暴自棄になる末継。

また相手を逆に傷つけてしまうのではないかと堪える幸果だったが、自分が気に入ったと語った絵を本格的に切り裂こうとした彼を見て、黙ってはいられなかった。


「やめろ末継! ボコられんのはあんたの絵じゃない! あいつだよ!!」


泣き出した末継を見て、幸果は意を決して、自分にぶちまけられたのと同じ色のペンキが入ったバケツを手に家を出る。



向かった先は仮面ライダーの戦闘現場。

グラニュートに思いっきりペンキをぶちまける。


「人のこと喜ばせて騙しやがって。ふざけんじゃねぇ、地獄に落ちろ!!」



彼女の行動はダメージにはつながらなかったものの、打開策になった。

復活したグラニュートにはペンキがなかった。

実は本体は別のところにいたのである。分身を作るのが彼の、というよりはニエルブが改造して彼に与えた能力。


タネが分かれば怖くない。

ショウマはゴチゾウを使って銃をさらに2丁生み出し、ヴァレンと共に両手に銃を装備。

華麗な連係プレーで敵を倒したのだった。

今作、メットオフのカットいっぱい入れてくれるの嬉しい。



さて、無事に敵を倒した後。

幸果は初めて見る本物の仮面ライダーにテンション爆上げ。

写真撮りまくり自撮りも敢行。なおしっかりポーズを決めるライダーズ。あんたら絶対仲良くなれるよ。

男性陣は這う這うの体でその場から逃走したのでした。ギャルは強い。



そんなこんなで雅子さんからの依頼も無事達成。

末継さんからは謝罪の言葉と共に「僕のために怒ってくれてありがとう」との言葉が。


「……なんもしてないよ」


幸果が気に入ったと称した向日葵の絵をプレゼントされたのでした。



帰路、絆斗は仮面ライダーの調査の依頼を取り下げ。

ショウマもそれに同調。

バレたくない、以上に、幸果の行動力におののいたようです。

苦笑いした後、思わず本音がこぼれ出るライダーたちでした。君たちとっとと仲良くなりな。




【以下雑記】

幸果さん回! ……でしたが、掘り下げはほぼ0だったね。

ギャルなキャラで社長なこと以外、彼女の情報は未だ皆無。OPの表情とか見るに彼女にも何かあるんじゃないかって気はするんだけど違うのかしら。

個人的には全体的に結構駆け足だったな~と。

幸果さんの過去はもちろん、心理描写みたいなのももう少し割いてほしかったのが正直なところ。


そして酸賀さん、一旦は「グラニュートじゃないよ」を出してきた形になるのかな。

ショウマの逆Verだったら面白いなぁと思うけどもどうだろう。

(同じくグラニュートと人間のハーフだけど体質は完全な人間寄り、人間の世界で育ったけどグラニュートに興味がある的な)




次回:やっぱりこの作品はハロウィンを見逃すわけがないよな🍭

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