35話 甘さゼロ!鉄壁のランゴ
- _ ぬぺ
- 8 時間前
- 読了時間: 5分
ロケ地もアクションも気合が入りすぎている
【あらすじ】
闇菓子1000万の注文を受領したランゴ。
社長と副社長に、人間界で大量失踪事件を引き起こさないわけにはいかないこと、敵に作戦が露見するリスクも高いことを告げる。
それでもかまわない、と言うリゼル。かなり狼狽えているジープ。
そもそもストマック社のことなんて何とも思っていないリゼルと、こうなった以上何かあれば責任をジャルダック家に擦り付けてなんとかしようと思っているランゴ兄さんの図、って感じか……?
【ショウマ】
はぴぱれにて。
お菓子はチマチマ食べてゴチゾウを貯蓄していく方向にシフトしたショウマ。やっぱり楽しく食べるのが一番だよね。
久々の来客はりっつん。
最近ハマったバンドのライブグッズ作成に付き合ってほしいという。
そもそもチケットが外れたライブだったものの、急遽行けなくなった先輩からチケットを譲ってもらえる運びになったと。うちわやらなんやらが調達できていないので、急ピッチで作りたいそうです。
というか、お手製うちわOK、他にも立体物含め作成・持ち込み可なんてだいぶガイドラインが緩い……。
なおこのバンドさん、ちゃんとMVが作られています。
結構ちゃんとしているのもあり、普通にまだCM続いてるのかと思ったよね、危うくスキップするところだったよね。
サブタイ出てきたとき二度見したよね。
愉快な買い出しと作成タイム。
もうこの吹っ切れたコメディタイムに腹をくくるしかなかったよね。
もちろんその裏ではシリアスが進行中。
何かの作成をニエルブに依頼したランゴは自ら人間界へ出陣。
狙うは飛行機、豪華客船、そして野球スタジアム。密室かつ人の多い場所を狙う手口には見覚えが……
それぞれにこのニュースを確認したショウマ・絆斗・ラキア。
ラキアの家で急遽集合し、現状の確認と認識合わせを行う。
そもそも、ラキアがバイトをやっていた時の作戦立案はランゴだった。
つまり今回も、ランゴが主体で失踪事件を行っているのではないかとの予想。
当時の作戦で重要だったラキアの「人間を幸せにする毒素」は、改造の際に抜き取られている可能性も否めない。
ひとまず、人の多いところを中心に警戒をしていくことで話がついた。
●「……幸果は、あの時の、失踪事件の犯人は俺だと知っているのか?」
「情けないもんだな。親しくなった人間には、知られたくないと思い始めてる」
●「分かるよ。俺も同じだったから」
●「同じじゃねぇだろ。……お前とコイツは違う。でも、そう思ったらその気持ちを忘れんなよ」
絆斗~~~~😭😭😭
下手な同情って反感買うだけなのであんまり好きじゃないんですよね。同情と寄り添いは似て非なるものだと思っているので。
そこがちゃんと分かっている男~~~~!!! 軽率に好きになっちゃう。最高だよ。
手分けして街を見て回った3人。
ゴチゾウたちの協力を得て、たどり着いたのは飛行機の機内でした。
ロケ地には成田空港が全面協力。よく許可してもらえたな……
いったいどうやったのか、ショウマがセキュリティを突破して飛行機に乗り込む頃には、全乗客がヒトプレスとなった後。
そして座席に座っていたのはランゴその人だった。
遅れて駆け付けた絆斗とラキア。
3人が見たのは、爆破する飛行機を背に悠然と歩いてくるランゴの姿だった。
暫定ラスボス。歩いてくるだけで格が違うよ。
オートですべての攻撃を跳ね返す特殊能力と、大剣を片手で振り回す怪力っぷり。
かっこよすぎるだろ流石に。事実上の初陣だからということですべてにおいて気合が入りまくっている。
ショウマを地面に叩きつけるカットとか最高過ぎません? めちゃめちゃカッコいい……
ショウマを踏みつけ、ランゴはようやくショウマに対する内心をぶちまける。
強さこそ正義なグラニュート社会に紛れ込んだ異分子。常におどおどとこちらの様子を窺う様が気に食わなかったこと。
ある日唐突に親が「新たな弟」と紹介してきた時の衝撃。
それをきっかけにおかしくなった家族の姿。
……全部悪いの親父だろ。どう考えても。
というか寧ろランゴにもショウマにも同情するまである。ランゴ側の非は気に食わないから虐めることにしたことくらいで。それもグラニュートの価値観ならアリっぽい感じもするし。
確実に、何を思ったか食料と子供作って、他の子どもたちへのメンタルケアを怠ったパパが悪い。
というか、今回の描写でちょっと思ったんだが、やっぱりシータジープ双子とショウマってほぼ同い年よね?
同じ時期にグラニュートの女性と人間の女性に手を出してるパパ、見境が無いにもほどがあるだろ…………
●「もうお前を守るものなど何一つない。存在し続ける理由なんてどこにもない!」
「赤ガヴ。お前は──」
言っていいんだ、その台詞。日曜日朝の、子供向け番組で。飛行機の爆音にかき消したとて。
激情にかられてオーバーモードに変身したショウマ。
ラキアと絆斗のアシスト無しで大丈夫?と思ったら、ちゃんと「勢いだけ」とランゴ兄さんに看破されてます。流石すぎるよ兄貴。
渾身の攻撃も届かず、寧ろ時間切れ。
そしてランゴは戦闘態勢を披露。
ここに至るまで、徹底的にショウマを下に見ているものの、侮ってはいないし寧ろしっかり命を狙いに行く気満々なの最高。
なんとか逃亡に成功したショウマたち。
勝てる目、本当にある……?
【以下雑記】
🍭ラキア。日本語を勉強中みたいです。小学生のドリルだ……まじめだ…………。そういうところ、好きだぞ。
🍭そんなラキアはパトロールの最中にデンテおじさんのお家へ。
自分の毒素の中和剤の制作を依頼しました。
この直前に、床にぶっ倒れて寝ているデンテを目撃しています。これで彼の不調を知っているのは幸果とラキアの2人。
精神年齢高めな2人かぁ…………。
次回:静かに燃える青い炎
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