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  • 執筆者の写真_ ぬぺ

7話 神の怒り

王たるものこうでなくては




サソリーヌことゴッドスコーピオンが暴走し、更に謎のキングオージャーが出現したことで混乱中の4人の王。

リタ・カグラギは、ラクレスが動かしたキングオージャーの存在によって、彼がキングオージャーを動かせるようになったからこそ同盟破棄という行動に出たことを察し、蠍の毒が唯一効いていなかったことを疑問に思いつつラクレスのもとを訪問。ある「提案」をする。


ラクレスはというと、ぶっつけ本番だったものの上手い事ギラを悪役にできたことに満足げ。

ラクレス、完全に圧制者であることは間違いないのですが、ものすごく頭が回るし、表向きは善良な人間なので民からの支持もあるし、咄嗟の行動で選択を間違えないタイプなので今のところ圧倒的に有利な立場にいる。

一応他の4国の王たちが怪しみ始めているみたいなので、突破口はそこかなと思っている。


ヤンマ・ヒメノの両名はシュゴッドたちの治療に当たる。

ヤンマは機会としてのバグが原因、ヒメノは毒が原因の病だとし、国を挙げて実力を競いだすことになりました。

トップがバチバチなので部下たちもバチバチ。「レディーファースト」と言いながら暴力で男性陣に立ち向かうイシャバーナの医師長強すぎて笑っちゃった。




ヒメノがここまで必死に治療に打ち込み、ゴッドスコーピオンを欲しがる理由は、15年前にさかのぼる。


「神の怒り」と呼ばれた大災害。

世界中をセミシュゴッドの大群が襲うという事件。

優れた医者であったヒメノの両親もその事件で出た怪我人の治療に当たっていたが、混乱に乗じてやってきた黒いローブの男が2人の身体に毒を注入して逃亡。幼いヒメノはその顛末を目の前で眺めているしかなかった。

調査の結果、毒の正体は蠍のそれに似ていること以外は不明の未知の物。

ゴッドスコーピオンは事態の打開になるのではないかと考えたヒメノはどうしてもゴッドスコーピオンを手に入れたい、ということ。


「バラッバラに分解して、パパとママの……」

「敵討ちにはなんねぇぞ。シュゴッドはただの機械だ。神の怒りは人間の仕業だって、お前が言ったんだろ。責任は全部、命令する人間にある」

「大切な人を失ったことがない人には分かんない!」

「ああ分からないね! 俺は親の顔も知らない。失う悲しみってのは、贅沢ものの特権だ」


ヤンマ総長~~~!!!背中で語るの良い~~~~~!!!!!



その頃ギラは。

逃亡していたものの、馴染みの子供たちによって彼らのいる施設に回収されておりました。

いろいろやりたいことはあるものの、今出ていっても捕まるだけだと説得されております。


そこに現れたのは、なんとも斬新な偵察およびゴッドカブト回収計画を実施してくれたグンダジーム。なんだこの面白いやつは。

サソリーヌが再び出現するが、やはりギラの言うことを聞いてはくれない。


ヤンマとヒメノは部下たちに一時休戦を指示。

両チームが持っている技術と情報を共有して事態の対処に当たるよう告げてからギラのもとへ。


ギラ曰く、サソリーヌは人の事をあまり信じていないらしい。

今までの彼女の行動もすべてそのせい。


「おいタコメンチ。歯ァくいしばれ!」


ヤンマ総長、渾身のパンチ。

普通に躱すギラ。ずっこけるヤンマ。あ、この展開で避けるってアリなんだ。


「腑抜けた真似しやがったらぶちのめすって言ったよな。」

 「1人でなんでもできるって思ってんのか?!」


ヤンマ総長~~~~~~!!!!!!!!

リアルにかっこよすぎてちょっと頭抱えた。それだよそれ、ギラに言ってやらなきゃいけないのはずっとそれだったんだよ。流石ヤンマ総長、ずっとギラの事見てるだけある……好き……本格的に推しになりそう……いつもは絶対推さないタイプなのに……うあぁ


自分たちに仲間になれだのなんだの宣ったギラ。

ヤンマからすれば「仲間」とはどんなに仲が悪くても、ピンチの時には頼りあう関係のこと。

暗に「俺とお前は仲間だ」という発言をしてしまったことで完全に懐いた子犬みたいになったギラを持て余していますが、彼の言いたいことは伝わったんだろうか。



そんなやりとりを見ていたヒメノは何かに思い当たる。

全快したキングオージャーの横で、ゴッドスコーピオンに向き合う。


名乗りをあげたうえで人類に仇なすものかと問い、目の前に針が突き付けられようが眉一つ動かさない。

その直後、ゴッドカブトになにやら反応するゴッドスコーピオンを見て、彼女の真意が仲間であるシュゴッドたちを取り戻したいただ一点にあったことを知る。

コックピットに招かれて改めてゴッドスコーピオンと対話。ギラほどの意思疎通はできなかったものの、なんとなく言いたいことは伝わってくる。

人間の醜さを詫びたヒメノに心を許したゴッドスコーピオン。ついでにどうやらゴッドカブトに恋しているらしいこともバレてしまい挙動不審になるスコピ。可愛いな。蠍に対して「可愛い」って感情を持つ日が来るとは思わなかったよ。


女子どうしの恋バナに興じたのち、協力関係を築き、共に出撃。

キングオージャーと合流してスコーピオンキングオージャーとして戦って勝利したのでした。



その後。

ヒメノもヤンマも、そしてその部下も「ギラを逃がす」ことを選択。

無事に子供たちのもとに逃げ帰ってきたギラだったが、そこには既に町の兵士とリタの姿が。

なんとラクレスが彼に決闘を申し込んでいるという。




ということで次回は決闘回です。

ラクレスさん変身してる!シークエンス楽しみだ!!


とはいえこの決闘、おそらくカグラギ殿の「提案」によって行われるもの。

なれば彼が何かしら計画を立てているのは間違いないでしょう。

彼がどちらについているのか未だ不明ですが、同盟破棄が原因でギラ派になっていることを信じるしかないなぁ。



そして「神の怒り」首謀者ですが…。

唯一蠍毒が効かないシュゴッドを所持しているとなればラクレスが噛んでいるのはほぼ間違いない。

ただ王族たる彼が城から簡単に出られたのかとか、ラクレスにはシュゴッドを動かす力が無いっぽいとか言うことを考えると、ラクレスを唆した人間が黒幕としているんじゃないかって言う線が濃厚な気がするなぁ。

全部彼がやりました~だとまんますぎる気もするしね。





次回:兄弟の決闘

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