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7話 心ときめけ!結集、ゴジュウジャー!

  • 執筆者の写真: _ ぬぺ
    _ ぬぺ
  • 4月6日
  • 読了時間: 7分

顔と声の良さでごまかしていく、私が好きになるコンテンツこんなんばっか




【あらすじ】

危機一髪に陥った角乃を助けたロボット、それは大獣神であった。

当然乗り込んでいたのは恐竜戦隊ジュウレンジャーのレッド、ティラノレンジャー。

ユニバース大戦で滅びたはずの巨大戦力がなぜ生きているのか……?




【遠野吠】

何が何だか分からぬままテガソードの里に帰ってきた吠、そして竜儀と禽次郎。

とはいえまだまだチームとして一つとは言い難い3人。カフェ店員として仕事を全うしたい竜儀とパリピを極めたい禽次郎、とっとと働き口を見つけたい吠。根本的にソリが合わないのである。



そんな彼らの仲の悪さを嘆きながら来店したのは、なんともお洒落な風貌のお方。名を往歳巡

職業は大学教授。専門分野は戦隊考古学である。聞いたことがなさすぎる学問……!

そして、ティラノレンジャーの指輪の戦士である。


先ほど大獣神を連れて現れたのは彼の指輪の力。「復元」で滅びたものを復活できるのである。

考古学とあまりにも相性がいい。


🦖「君たちはスーパー戦隊としてまるでなってない!! 俺が鍛え直してやる。課題はそうさなぁ……オムライスや。」



ということで唐突にミッション:往歳を唸らせるオムライスを作れ!

クリア報酬は戦隊リング×2。これはデカい。


「こんなん俺一人で十分だ」


持ち前の嗅覚で新鮮な食材を選んだ吠。

材料の取り合いを開始する吠と禽次郎を尻目に、竜儀は往歳の狙いを探る。

嘘は吐かない、と豪語する彼は鞄から『戦隊五十故事録』を取り出して語りだす。


彼らの研究対象はテガソードが終わらせたとされる神話「ユニバース大戦」と、その鍵となる存在「スーパー戦隊」。

「戦隊リング」はその名の通りスーパー戦隊の力を宿すもの。その中でも特別なスーパー戦隊が「金のテガソードを持つ五つの獣」こと、彼らゴジュウジャーである。

テガソードと一体化できるのはゴジュウジャーのみに許されたこと。そして、赤以外の戦士の姿が存在するのもゴジュウジャーだけの特徴。

すなわち、現存する唯一の戦隊、それがゴジュウジャーなのである。



そんな教授の講義の横で、ドタバタと調理を続けていた吠と禽次郎。

食材をひっくり返したりなんかして、一触即発の雰囲気になる中、ずっと観戦していた碧が吠に声をかける。


👦「ねえ、一人じゃないんだよ。なんで一緒にやんないの?」

「なんで、って……」


吠は少し逡巡した後、照れ隠しのように碧と変顔をしたあと、仲間たちに呼びかける。


「おい竜儀、俺たちに指示を出せ。チームってやつ、やってやらあ。」



結果、出来上がったテガソード形オムライス。

ケチャップの赤、旗の青、卵の黄色、野菜の緑、ソースの黒が合わさった、まさに戦隊らしい一品。もちろん味も申し分なし。

これには往歳も脳内でスーパー戦隊のロゴが出てくるときの効果音が流れるしナパームドッカンドッカンである。


🦖「ええか? 戦隊ってのはな、オムライスなんや!」


そうかなぁ??



ここまで到達したからには、と往歳は最後の試練を与える。それは……




【百夜陸王】

彼が愉快にちょっかいをかけに行った先。それは、仕事に励む角乃の元であった。

急に因縁疑惑のある組み合わせやめてぇ…………


角乃の今日の依頼は、「婚約者が不審」というもの。

「もっとときめきを」とうわ言のように繰り返す婚約者。調べると同様の現象が複数起こっているとのこと。


陸王への警戒心がMAXな角乃と、それを全く意に介さない陸王のコンビが強制的に組まれ、探偵業務のスタートです。



そこに現れたのがときめきノーワン。モチーフはときめきだけに、朱鷺です。

強制的に相手をときめかせる力を持っているこのノーワンでしたが、そこは元とはいえプロのアイドルが全力で対抗。ときめきの相殺に成功したことで、ときめきノーワンから好敵手とみなされました。



ここからはときめきバトル!

お相手役:角乃を如何にときめかせられるか? 様々なシチュエーションの中で勝負を行っていく。

審査員は参謀隊長夫妻とブーケ嬢。推しを前に大興奮のブーケ嬢は咄嗟に一般人と偽って審査に参加します。


ROUND1 不良に絡まれた彼女をどう助ける?

空き地でヤンキーに絡まれた彼女こと角乃。彼女を颯爽と助けるというシーン。

ときめきノーワンは彼女を泣かせないためにヤンキーを傷つけず追い払い、膝まづいて角乃にアピール。鼻で笑う角乃。

陸王は踊りながら登場し、ダンスのように全員を締める。キザったらしい台詞にドン引きの角乃。

審査員の票は2-1でときめきノーワンの勝利。


ROUND2 熱が出た彼女をどう看病する?

おかゆをつくり、甘えて良いよ、と優しく語り掛ける陸王の勝利。これにはワイプのブーケ嬢も大興奮。


ROUND3 お仕事にお疲れ気味な彼女にどう接する?

オフィスの給湯室でうっかり湯呑を落としてしまった角乃。

湯呑をさっと受けとめ、疲れている彼女の頑張りを認めてほっぺにキスしたときめきノーワンの勝利。

これにはMrs.スイートケークもときめきっ放し。角乃は思いっきり顔を顰めていますが。


ROUND4 壁ドンしてみよう

スマートな壁ドンをかます陸王と、両手両足を使って「蝉ドン」を敢行するときめきノーワン。当然前者の勝利である。


ここまで同点で迎えた勝負。ついに最後の勝負を迎える。


ROUND5 海辺で本音を彼女に打ち明けよう

シンプルに「ずっと君に恋してる、付き合ってくれ」と直球の告白をするときめきノーワン。


彼に勝つためにはいい加減本音で話さないと勝てない、という角乃の忠告に、珍しく真面目な顔で応える陸王。

彼は子供の頃から何にも興味が持てなかった。心を曇ったガラス玉に例えられるほどに。

しかし、アイドルとして観客の笑顔を見たことがきっかけで、その心は磨かれていった。

彼がアイドルを辞めることになったのは、そんな彼を妬んで根も葉もないうわさを流した誰かのせい。

……もしかしてその噂、「少女誘拐事件が起きた当時、灰色の瞳の男性がうろついていた」とかだったりしますか?

かならず元の世界に返り咲く。それが彼が指輪に懸ける願いである。


そして人間、こういう影のあるイケメンに弱い。審査員の票は満場一致で陸王に入り、このときめきバトルは陸王が勝利を収めたのである。



敗北してしまったときめきノーワン。

突如延長戦……すなわち、シンプルな殴り合いの開幕である。


慌てて駆け付けたのは残る仲間たち+往歳。

追加課題をこなすためにやってきたのである。


初めての5人横並び変身!


「心ざわめき、人生きらめく。甘い囁き、ときめきノーワン。退屈な日々に、さようなら」

「笑顔の裏に秘めた過去、もっと好きになっちゃった? 僕はみんなのゴジュウレオン! ときめきの、肉食j」

「今だ! とぅ!」


まさかの仲間からの名乗りキャンセル。そして、


1️⃣「我らナンバーワン戦隊ゴジュウジャー!」


……まさかのレッドがグダって締まらず。


「てか、ナンバーワン戦隊って何? センスなーい」


こら!! 視聴者がずっと黙っていたことを!!言うんじゃない!!!



ここからは往歳ことティラノレンジャーも参戦して6人で戦闘開始。

夢の恐竜系レッド全員集合なんて場面もありつつ、巨大戦も同時並行でクリア。ちなみにときめきノーワンの中身となった人は乙女ゲー好きの人物だったようです。



久しぶりになんとも友好的な指輪の戦士が見つかったぞ、なんて和やかなムードが流れた瞬間。

響いた一発の銃声、そして倒れ伏す往歳。

攻撃してきた相手は「X」の意匠が組み込まれた黒い戦士であった。




【以下雑記】

💍喧嘩の仲裁をする竜儀。リンゴを手に持っていた時点でまあ素手で握り潰すんやろうなぁ、と思っていましたが、握りつぶした奴をそのまま与えようとするとは思わなんだ。そして吠がそれを特に躊躇もなくもらうとは思わなんだ。


💍角乃の指輪の力:読心術。対象は触った相手のみ、そして指輪を持っていない人間であることだそうです。これ、他の人も対象はなんらかの制限があったりする?


💍『戦隊五十録』。表紙の感じが江戸~明治くらいの物?って感じだけど、中身がしっちゃかめっちゃかで笑ってしまった。ここまでめちゃくちゃな古文書見たのは久々かも。シンケンジャーの方がまだマシだったぜ。




次回:お兄ちゃんの存在、こんなに早くオープンにして良いんか? choose wisely 意に反し迷走??

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