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7話 仮面の下はどんな味

  • 執筆者の写真: _ ぬぺ
    _ ぬぺ
  • 2024年10月13日
  • 読了時間: 6分

なんか思ってたんと違うかった(誉めてる)




【あらすじ】

無事に初陣で白星をあげた絆斗。

ビルの屋上で、初めてガヴと邂逅する。

互いの腹の内を探り合う2人は……。




【辛木田絆斗】

ビルの上。“仮面ライダー”が目を付けたのは、ヴァレンバスターにセットされていたゴチゾウ。


(やっべー!! あいつのアイテムパクってんのバレたか?!)


絆斗、焦った。それはもう焦った。

とりあえず心のうちはバレないように、自分は後輩だと名乗る。


「じゃあ君も改造されてその力を?」

「ああ。」

 (よかった!! うまくごまかせた……)


絆斗は理解した。“仮面ライダー”は、誰かに人体改造を受けて戦う人間であると。

そしてショウマも理解した。“後輩”は、誰かに人体改造を受けて戦うグラニュートであると。



「悪いがお互い詮索はなしでいこうぜ。分かるだろ、秘密を知るものは少ない方がリスクが低い」


とはいえ最低限の情報交換として、両者ともに敵は人を襲うグラニュートのみであることを確認。

うん、一安心。



「チョコレートくんは、良い奴だね」

(チョコレートくん? 俺か? “チョコレートくん”は嫌だ! 絶対嫌だ……)


「……俺のことは、“ヴァレン”とでも呼べ」


ということでめでたく命名されました。チョコレート → バレンタイン → ヴァレン である。

本人は安直だったと言ってますけど私は結構好きよ。お洒落で。


「あんたは? “赤ガヴ”で良いのか?」

(それは嫌だ嫌だ嫌だ嫌だー!!)


「……ガヴだ。“赤”は要らない」


ということでこちらもめでたく命名されました。



うまくすれ違えずぶつかりまくりつつ、2人は一旦解散。


「「一旦これで様子見だな」」



予告だともっとシリアスになると思ってたじゃん!!!!

全力アンジャッシュを見せつけられるとは思ってなかったよね。まあ冷静に考えればこの2人かなり素直な人たちだし。

ひとまずはそれぞれ仮面の下の素顔は隠す方向で行くようですが……いつまでもつかねこれ。今日の漢字を見る限りいつどっちがぽろっと本当のこと言っちゃうか分からないからなぁ。



そんな彼は現在の体調に異常なし。

ゴチゾウの補充も完了している。

一応酸賀さんにもガヴの情報は共有。仲良くなったの?! いつ会える?! と嬉々としてスケジュール帳をめくる酸賀さんは放置して研究室を後にする。


「酸賀みてぇなのがもう1人いるってことか……?」


恐ろしいのは正確にはあと2人いるってことですな。

片方は確かに同一人物説が出回るくらいには酸賀っぽいけど、もう1人は山の中で素っ裸で暮らしているよ。怖いね。




【ショウマ】

今日ははぴぱれのお仕事でとある豪邸へ。

屋敷の主は宝屋敷雅子。幸果の大叔母にあたる人間である。

資産家であり、広い屋敷で暮らしている。芸術家の卵を2人引きとり、そのパトロンをしているとか。

今日の依頼は休みをとったお手伝いさんの代わりに家事をやってほしいとのこと。



ということで2人で家事を始めましたが。

はたきで芸術品を破壊、草を抜きすぎて地面が崩壊して木が倒れ、なぜか卵は無限に割り続けるショウマ。


「ウマショーごめん、邪魔。」


更に、珠希に作品への意見を聞かせてほしいと言われた際、何気なく触った作品を破壊。

これはそのおかげで珠希さんの作品の方向性が見えたっぽいのでなんとか叱られは回避しましたが……。


その晩。


「ウマショーは次は留守番でいいや。」

 「いやさすがにもうちょい仕込んでからじゃないと厳しかったかなって反省した。明後日は事務所の掃除でもしてて。」


戦力外通告である。

とはいえ、ここで「社員にちゃんと指導してなかった私が悪い」ってサラッと言えるのカッコいいなと思う。社長の器だ……。



夜中、ショウマは連絡を受けてデンテの元へ。

彼がくれたのはスマホのようなアイテム。普通にスマホみたいにも使えるし、ゴチゾウが見たものの再生機器として使用することもできる優れものである。



翌々日。

留守番していたショウマはまずゴチゾウの隠れ家を準備。


そこに来客、絆斗である。

依頼中のSNSを使ったライダーの情報収集の進捗を聞きに来たものの、ショウマに言われて気づいた。


「グラニュート探したかったけど、今じゃ俺も仮面ライダーみたいなもんだしな……俺の正体探られると困る……」


ショウマと絆斗、双方勢いと笑いで誤魔化してから改めて決意する。


「「絶対俺の正体バレちゃダメな奴だ」」


……戦士の正体隠しってもっとこう、シリアスにやるもんだと思ってたぜ私はよ。


今まで通りの依頼の手は使えないと判断した絆斗は、初心に帰って未解決失踪事件からグラニュートの手がかりを探ることにしたようです。



直後、ゴチゾウからの通報を元に、ショウマは美術商:岩清水のもとへ。

戦闘を開始する。


戦闘中、勝手にガヴに収まったチョコダンゴチゾウの力を借りてチョコダンフォームに変身。

チョコといえば銃、ということで西部風ガンマンスタイルである。

チョコと言えば銃……? と思ったのですが、『銃とチョコレート』なる児童向け文学があるのですね。知らなかった。


パキパキパキューン、と銃撃戦を繰り広げ、珠希さんのヒトプレスの回収に成功したのであった。




【甘根幸果】

依頼2日目。今度は単身で家事をしにやってきた幸果。

珠希さんが美術商にスカウトされ、パリに行くことになったとのこと。


これを聞いて面白くないのは当然もう一人の芸術家:末継。

食事もろくにとらず荒れる彼のために、幸果はおやつを差し入れ。

さらに、彼の絵を見てほめちぎる。


が、それは逆効果だったようで。

逆に、大量の絵の具をぶちまけられてしまう。令和にこういうことやっても良いんだ……


🧑‍🎨「何も分からない癖に、適当なこと言うな!」

「はあ?! だからって…………いえ…ごめんなさい」


末継の何かに気づいた様子の幸果でしたが…………。




【ストマック家】

まずはニエルブ。岩清水氏を呼び出してさらなる改造を施しています。いったい何をしたんだか……。



そしてついにグロッタが本格参戦。

ヒトプレスの仕入れが滞っていることにしびれを切らし、自ら双子を問い詰めに来ました。バチバチのまつ毛も相まってにらむときの迫力がすごい。


バイトを言い訳にした双子の話を聞いて、自らケツを叩くために岩清水の元へ向かう。

が、そこにいたのは取材のために岩清水のもとを訪れていた絆斗。

なれなれしく話しかけて来た絆斗を16センチのヒールで蹴り飛ばし、変身した絆斗を見てステッキを鎌状に変化させて応戦する。

ステッキのぶん回し方があまりにもかっこよくてほれぼれする…。グロッタさん、動きのすべてに一切の無駄がなくて最高だ。予告ではストレートパンチ繰り出しててもっと最高だ……。




【以下雑記】

盛り上がってまいりましたね


というかそろそろ気づき始めたけれど、この作品、とりあえず「誰が・何を知っている/いない」が結構ごちゃついているのでそこ整理しないといけないな、と。

そもそもの名前の有無とか、人間態の話とか、今回言われて「そういえば!」になるのが多い気がするな。


メイン2人の全力アンジャッシュは大変面白かったですが、やっぱり絆斗がショウマをグラニュートだと知った時の反応が一番怖いなぁ。




次回:チョコ2つ🍫

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