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  • 執筆者の写真_ ぬぺ

50話 未来!繋がる想い!

遂に最終回…!



【実録】

無事に平和になった世界。



タケルは久しぶりに高校へ。

死んでいたため半年間休学していた模様。確かに99日が2セットの198日、7か月弱ですが…。リアルタイムの時間と合わせなくても良かったのだろうか。季節の移ろいとか、あったじゃん…?


半年間のロスを取り戻すべく、猛勉強中。

理系教科はアカリに教えてもらって何とかするみたいです。


勉強から逃げるべく、いつものように壁の向こうに行こうとして激突。

こうやってちょっとしたところで「生きてる」ことが再確認できるのいいなぁ。



アランは眼魔世界に戻り、グレートアイの力を借りる前の姿に戻すために働くとのこと。

マコトは今度こそ友人のために力になるとアランについていくことにし、カノンもそれにならうことに。

マコト、本当にいい笑顔するようになったなぁ。

アランはしっかりたこ焼き器を持っていきました。めっちゃ大事に抱えてる、可愛い。



ジャベルは大天空寺を訪れ、修行僧として彼らに加わることを志願。生きる意味を見つけたいそうです。

ちなみにタケルの2回目の誕生日会では、一人クラッカーにビビり散らしたり、たこ焼きが食べたくてうずうずしたりしています。完全に可愛いおじさんポジションに収まったな

そもそも軍人なのでスペックも高く、心を入れ替えたため真面目な彼の態度は同じく修行僧のシブヤとナリタにもポジティブな影響をもたらしている様子。

この3人のスピンオフ、多分面白い。



アカリも再び研究に戻る様子。

ただ研究するだけでなく、科学を良いことに使うため、人間力を磨くらしい。

1話の「科学こそ正義!他は知らん!」みたいな態度も随分丸くなった。最初は彼女がノイズにならないか心配だったのですが、全然そんなこと無かった。疑ってごめんの気持ち。



イーディスは人間世界に残って大天空寺の住職になりました。

てっきり御成がスライドだと思っていたのでびっくりよ。

彼が人間世界に残ることに関してはあんまり驚かなかったけど。

1年間にわたって竹中さんをかなり長いこと拘束していた印象。おどけた役から物語上のキーマンまで、厳しくて有能でありながら、剽軽だったり後悔を抱えていたりする絶妙な匙加減の素敵なキャラでした。



御成は不可思議現象研究所を継続すると宣言。

が、全員他のやることがあるため完全にワンマン運営が決定しました。orz

最後まで不憫な御成くんです。賑やかしだったり、タケルを支える人格者だったり、なくてはならないキャラでした。彼のことが一番好きかもしれない。



【アユム】

グレートアイのような紋章から現れた謎の男の子。

小学1年生くらいの年で、上から下まで真っ白な服。


「世界を変える力」を求めており、ゲンムから手に入れたガシャットが気になる様子。

不穏な発言が多いけれど、戦闘力はほぼないように見える。

なぜかタケルたちの事情に詳しいが、自分の事は喋ろうとしない。


彼は徹底的な悲観主義者。

世界を変えるという偉業はそうできるものではない、

勉強は無駄、ゴーストでいたままの方が良かった、

たった3人で世界を変えられるはずなどない


その1つ1つに「そんなこと無いよ」と伝えるタケル。

これこそ彼がこの物語の中で学んできたこと。

目線を合わせて優しく語りかけるタケルのお兄さんっぷりよ。



アユムを最初に襲ったのはゲンム。

アランとマコトが乱入して事なきを得る。

この時にアランがゲンムをスケッチしてタケルに伝えてくれました。

うっま。スケッチうますぎないか。


ただし、鉛筆で描いたのがまずかった。

同じ顔であったエグゼイドがゴーストのヘルプに現われた際、タケルは彼を敵と認識。これは仕方ない。

彼らが「命を助ける、繋ぐ」という点で一致していたのが良かった。

2人は最終的には和解。

エグゼイド眼魂を残して、エグゼイドは元居るべき場所へと帰って行きました。



エグゼイドと繋がったことを根拠に、人間には可能性があるとアユムに示すタケルだったが、


「でも、ずっと後ろにいて助けてくれるわけじゃない!」

「未来なんて変わらない、想いなんて意味ない!どんなに頑張ったって無駄なんだ。僕には何もできないんだ!」


いや、この子の過去が気になりすぎる。

この年でこんなに悲観的にならざるを得なかった状況ってある?よっぽど壮絶な過去を背負っているのでは?

この辺は補完作品読めば分かるのかね。今回、YouTubeのコメントが完全に封鎖されててなんも分からんのよ。なんで最終回のコメントが閉まっているのよ……


思わずアユムを抱きしめるタケル。

今までとやっていることは同じなのに、暖かい・心音が聞こえる・過去が見えないとちゃんとタケルが「人間」でまた妙に安心する。


「俺はずっと一緒にいる。だって、俺たちが出会ったことは永遠に消えないんだ」

「未来は変えられる。俺は人間の可能性を信じてる。俺はアユムの力を信じてる。」



「世界を変える力を持つもの」が何かを悟ったらしきアユム。

“人間の可能性を信じる、タケルの心”あたりが模範解答かね


再び紋章の中に消えるアユム。


「来てよかったよ。聞いてた通りの人だった。」

「もう諦めない。僕も未来へ、想いを繋げる」


「ありがとう、――。」


最後の口パク部分、何度かリピートしたけれど「お父さん」あたりが妥当かな。もしかしたら「お爺ちゃん」かも。“思いを子々孫々繋いでいく”という、前話の結論とも結びつくので。

だとしたら、タケルもなんだか早死にしそうで怖いな…わざわざタイムスリップしないと親/祖父の想いを聞けないって。「聞いてた通り」ってことは、本人に会ったことないってことだし。

せめてめっちゃ子孫であってくれ……



未来はどうなるか決まっていない。

想いが未来を作る。

だから…今度は君だ!君の想いを未来へ繋げ!




【以下雑記】

まずは半年間、本当に楽しかった!

1話感想の冒頭にも書いたけど、余りにも評判が悪いので(言い方)、途中離脱も全然あり得ると思っていたのですが1から50までずっと面白かったです。いや逆張りでもなんでもなく。



前評判として一番よく聞いていたのは「設定が壮大すぎる」。

これは確かにそうだと思う。グレートアイを初めとして、本編中では結局明かされなかった、謎のまま終わった設定は多いし、その辺はスピンオフ作品や小説で補完すれば多少は解決するのは分かる。


けど、ではそのせいで本編に支障は出ましたか?と聞かれたらNOと即答できる。

同じ福田脚本のセイバーの時も思ったけれど、この方はかなり設定を詳細まで詰めるし、おそらく詰め込み過ぎる一方で、それを出す部分と出さない部分の匙加減は完璧にこなす方。

話を理解するのに必要な情報は全部出すし、そうでない情報は東映サイトなど、他の場所で出すなどして補完できるようになっていて。考察大好き人間からすればもどかしい部分もあるけれど、それはこっちの我儘なので。


話は逸れるけれど、セイバーはその匙加減が更に絶妙になっていた気がする。

ただ、その情報を1回のブログでまとめて出したうえに、販促期間と重なっており「詳しく知りたければTTFCに入会して外伝を見てね」をクドいくらいに繰り返した結果、そこそこ発言力のある大きなお友達がTwitterで「これが東映の販売戦略!汚い!脚本はクソ!」と騒ぎ立てたからアンチの声がでかくなっただけで…あれはブログ担当者が派手にやらかしただけよ…。脚本自体は悪くなかったと思うよ……。

ゴーストも似たようなことやらかしてても何ら不思議は無いなと思ってます、東映サイトまでは追えてないけど…。


強いて言うなら、何度か言及しているけれど物語を配置するバランスを時折ミスっていたのが気になったくらい。

ここ2回に分けた方が燃える展開になったのにな…と思うことが何度かあって、それはもったいないなと。

しかも重要回の時に限ってそう思うことが多いのが本当に。熱い展開だから余計に、というのはあると思うけど。

直前のドライブでも主人公死亡→復活をやっておりその流れが上手かったこと、ドライブの脚本家が週刊漫画の原案も手掛けている=長期連載のバランスを比較的心得ていることもこの作品にとってマイナスになっていた気がする。


けどそれも本当に「強いて言うなら」レベルだし。

正直、今までの作品でも世間一般的に評価の低い作品でも好きになった作品はあって、「まあここが受けが悪いんだろうな」っていうのは大抵想像つくんだけど、ゴーストに関してはそこまでか??っていうのが正直な気持ちです。

粗はあるけど、そんな蛇蝎のごとく嫌われるほどかな?真面目に分からない…。



あと、前評判で気になっていたことはもう一つ。


「タケル殿は仮面ライダー屈指の聖人」


これが…ううむ。


どこかの回で長々と書いた記憶があるのだけれど、タケルは善人でもなんでもなく、感情を持っていない子だと思っている。

小さい頃から自分の中に感情は無かったものの、周りが良い人たちばかりだったので「知識として」感情を学んでいった。

だから、「相手が喜ぶことをしたい」という気持ちは人並みにあるし、そのためにどうする?と聞かれたら模範解答を出せる。

けど、自分が喜ぶことを、自分のための事を、とするのは知らないから分からない。

最初にグレートアイに会った時の「カノンを生き返らせる」という選択も、「自分のことよりも他人を優先した」というよりは、「『自分をとる』という選択肢がそもそも彼に無かった」と見る方が全体的にしっくりくるし、諸々の描写に筋が通って見えるんだよね。


確かに、良いことをしているのだから善人、聖人だというならばそうなのかもしれないけれど、上記の性格の人間を「聖人」と表現するのは、私はちょっと抵抗がある。

決して悪い子、嫌いだと言ってるわけではないです!彼がはちゃめちゃに良い子なのはよく分かってる!


ムゲン魂を手に入れて、いろいろな人に触れるうちに、本当の意味で感情が彼の中に芽生えたような気がする。

特にアデルが父親の仇だと分かった時に怒りを爆発させていたところなんて、彼の成長の証だよ


個人的な感触としては、この結論に行きついたあたりから見え方が180度変わって面白かった。

その頃って、話も「想いを繋ぐ」ステージに入って盛り上がり始めるし、タケル殿の中の人の演技力がものすごい勢いで上がり始めるしで、作品への没入度が一気に上がったんだよね。



最後に独り言。

半年間、ゴースト視聴していましたが、その間に親戚を2人、立て続けに亡くしてまして。

2人とも数か月前に会った時にはいつも通りの元気だったから本当に信じられてないし、今でも受け止められてない。


そんなわけ分かんない状況で見たのが29・30話のフミばあが亡くなった回で。

葬儀の参列者の台詞とか、タケルがアランにかけた言葉とか、そういうのが全部自分の経験と見事に重なって、めちゃくちゃ泣いたし、何かが腑に落ちたような、救われたような気持ちになった。

この作品を見て本当に良かったし、ここにヒーローがいる!って思った。

そういう意味でも、私はゴーストが大好きです。



1話から合計で約78000字。いっぱい書いた!

本当に楽しかったです。素敵な作品をありがとうございました👻


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