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49話 無限!人の力!

  • 執筆者の写真: _ ぬぺ
    _ ぬぺ
  • 2022年4月18日
  • 読了時間: 5分

残り1日。



【実録】

ガンマイザー、顕現。


金と黒の趣味の悪いゴースト、という感じの見た目。

腕の辺りとか、目の意匠がすごい。重度の集合体恐怖症の人とか耐えられないのでは?


アデルとタケルとの戦いを通してタケルを、引いては人間を観察してきたガンマイザーの出した結論は、

「人間の可能性、数々の奇跡。私にとっては脅威でしかない」



大量に出現した敵は、どこからともなく現れた見知らぬライダーによって掃討。

一言もしゃべらず、チャリンコ乗り回して帰って行きました。


コメント欄によると、これを見た当時の視聴者さんたちの間で「きっとクール系」という説が出回っていたようです。

(噂だけは聞いたことのある、「ヴェハハー!!」という笑い声や「宝生永夢ゥ!」という迷言を思い出しながら)



肝心のガンマイザー。

ムゲンに変身したタケルでも歯が立たないまま、巨大化。

地上から攻撃してきたマコトとアランも指1本であしらい、地上の人々にビームを放つ。

ビームによって人間は魂だけの状態になる(実質死亡)。



なんとか立ち上がったアランですが、ビームを喰らいそうになる。

そこで盾となったのはまさかのジャベル。


「私は、このために生きて来たのか…。アラン様、悪くないですな…誰かの為に、体を張るのも」

お前…そんないいキャラしてたっけ…

不覚にも涙腺が緩みかけた。



打つ手が無くなり、完全に意気消沈するタケル。

全体的に規模が違いすぎるんだよね…。短い描写だったけど、徹底的に格の差を見せつけてくる。


「俺はみんなの未来を守れない。想いを繋げてあげられない」



母の声に導かれて縋ったのは、父親である闘魂魂。

意図せず父親と繋がったタケルが見たのは、両親の記憶。


自分のことを心から可愛がってくれた両親と、

死の間際まで自分のことを想ってくれた母親。

(今回はカットされていましたが)それは山の中で殺された父親も同じ。


「俺、愛されていたんだね」

「俺、父さんと母さんの子どもで良かった。これからも、ずっと。」


「その愛は、俺の中で生きている。愛は、命を生み出す奇跡の力だ」

「愛の力こそ、人間の可能性そのものだ」



そう来ましたか!!(五体投地)


ここまでずっと感情をテーマに、およそ感情と呼べるものを持ち合わせなかったタケルがそれを学んでいく過程と

肉体的に死を迎えたタケルを巡った生死の物語、そこから派生して「想いは繋がる」ということ

この2つを軸に据えてきた物語を、最終回で

“愛という感情があればこそ、想いが繋がる先が生まれる、それこそが人間の可能性”

に着地させるの美しすぎやしませんか。


そしてここに来てようやく気付きましたが、

天空寺家は家族を喪っても前向きに生き続け、他の人たちと様々なつながりを作っていったのに対し、

眼魔世界の大帝一家は家族を喪って世界の改革という暴走に走ったのか

こっちも対比関係になっていたわけで。

それでも、どちらも最後まで家族を愛し、その遺志がそれぞれ子供たちの世代に受け継がれたのがゴーストの物語。


誰だよ、ゴーストの脚本が酷いとか言ったの。めっちゃ綺麗じゃん。



皆の想いをもとに、再び変身。

「ラブボンバー」で巨大ガンマイザーは撃破。

同時に、ムゲン魂眼魂も消滅。



残るは本体。


「俺は、いや、人間は、何度でも立ち上がり、運命を切り拓く!」


オレ魂+15人の英雄と共に、最後の戦い。

正確には、仲間たちの「英雄」であるタケルを含めた16人の英雄たちによる戦い。


タケルを信じ、タケルが作る世界を信じて着いてくる英雄たちとのコンビネーションも今まで以上に息があっていて、見ていて楽しい。

そして関さん本当にお疲れさまでした…


最後は自分を信じ、その燃えるような命でのライダーキックでフィニッシュ。

細かいけれど、ドライバーを操作するオメガドライブではないのが大好きです。




ガンマイザーを倒し変身解除したタケルは、15の眼魂によって顕現したグレートアイの中へ。

フレイヤと対話。

調べまして、ようやく納得。フレイヤの正体はグレートアイそのもの。

共に居たフレイは彼女の別人格で、最終的に2人は融合したらしい。別のムービーでもう少し細かい描写があった様子。この辺もう少し補足欲しかった気がする。考察できなかった負け惜しみも含んだ文句ですが。


フレイヤ曰く、タケルは限りなくグレートアイに近い、不滅の存在。

生き返る必要はそもそもないらしい。

平成ライダーの鉄板ネタ、「最終回付近で人間辞める」ですね。


しかしタケルは「俺は普通に人間に戻りたい」と拒否。

それを踏まえて、彼の願いは


「ガンマイザーに消された人たちをもとに戻してほしい。こっちの世界も、眼魔の世界も。」


壊れた部分は、人間が自分達で戻す。自分達で未来は繋ぐ。


タケルはまたそうやって自分のことを後回しにする…!!



願いは聞き届けられ、人々は元に戻った。

眼魔世界のグレートアイを使ったシステムもすべて停止。人々は眼魂状態から解き放たれて復活。

このとき人間態で出てきたキュビくんの役者さんはスーツアクターさんだそうです。


ちなみに、別の所に居ると言っていた仙人の身体は大天空寺の一室に安置されていました。

そしてユルセンの正体は彼の飼い猫。めっちゃ御成に牙剥いてて笑った。この猫、良い役者すぎる



グレートアイはタケルが示す、「無限の可能性」を信じたいという気持ちが芽生えた様子。


「またいつの日か、近くて遠い未来に会いましょう」


タケルが生き返る手段を残して地球を去るグレートアイ。

おまえ、全身そんな形してたんだ…!

スニッチじゃん。



タケル、帰還(落下)。

落ちながら「死んじゃう!!」と叫ぶ彼に、「ああ戻ってきたんだ」としんみり。

この子、昔は「自分は死なないから」という理由でデカい土地の下に躊躇なく下敷きになったんだよ…


生き返ったから、お腹もすくし、ご飯も食べられる。

こんなに美味しそうにおにぎり食べる人もそういないよね

改めて1話確認しましたが、タケル殿の食事シーンは初めてですね

(そして改めてタケル殿の演技力と活舌の進化にびっくりしている)



「人間はいつ死ぬか分からない。でも。最期のその時まで…命、燃やすぜ!」


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