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48話 覚悟の世直し!厄災の風のなかで

  • 2月1日
  • 読了時間: 6分

最悪だ、心底最悪だ、最高だよ




【あらすじ】

遂に姿を現した厄災の親玉:レクス。

彼の目的は仇敵:熊手真白だった。




【熊手真白】

ドゥーラ・レクス・セド・レクス

過去に彼がテガソードと共に封じたはずの厄災の親玉。

出会って早々に戦闘態勢に入った真白とは対照的に、「僕は死なない」と言いながらのらりくらりと真白の攻撃をかわす。


・ω・「真白くん、君が僕を嫌うのは、僕を知らないからだよ。だから僕たちのこと、教えてあげるね」



海岸にワープし、レクスは自分について語り始める。

どうやら、レクスは恐竜の時代には既に存在していた。

人類の進化を支えたのは厄災。光と影、生と死といった表裏一体なもののバランスによって成り立っている。その、「悪いこと」を担っているのが厄災。厄災は必要悪であり、だから死なない。

と言いつつ、厄災そのものであるレクスがいる以上、どこにでも潜在的に存在している負の側面は活性化しやすくなる。

そもそも人類は、レクスの最初の登場時点で滅んでいる運命にあった。それをテガソードと真白が捻じ曲げてしまったから今がある。宇宙のバランスが崩れてしまった以上、バランスをとりなおすために人類は滅ぶ必要がある。


・ω・「だから真白くん、神になってよ」



再度ワープした先はテガソードの里。

レクスは元気に挨拶。そして、


・ω・「真白くんを僕にください!!」


丁寧に菓子折りを渡してきました。同じくらい丁寧に受け取る竜儀坊ちゃま。

なお、中身は「厄」の焼き印入りのどら焼きです。わぁ美味しそう。ちゃんと6個あるからみんなで分けられるね。


レクスは部下たちが世話になった、と深々と頭を下げつつ、説明を再開する。

厄災がいなくなったからといって、彼らが司っていたものが無くなるわけではない。病気も飢餓も戦争も死も、人間が逃れることなどできない。人間が守らなければならないルール。


Dura lex, sed lex.

ソクラテスが、賄賂を渡せば死刑を免れることもできる、と言われたときに返したとされている言葉。

悪法も又法なり。


どんな法律だって、たとえそれが悪であっても、執行しなくてはならない人がいる。

厄災レベルにもなればそれは「神様」の仕事であって、その任務にレクスは真白を指名した。


・ω・「奴が作った歪みを、一緒に正そう? 本当の神なら、1回人類を滅ぼしてバランスをとるんだ。あとはこの星を君の遊び場にして良い!」

「ふざけるな。滅びんのはてめぇだけでいい!」

・ω・「ぷぅ……分からない子だなぁ。」


👁「厄災が絶対なのだ。その身で味わえ。」



自分の考えを拒否され、レクスは擬態を解いて凶悪な顔をむき出しにする。

そして町の破壊に打って出た。


👁「私は世界の因果律。逆らうことはできない」


因果律ゆえ、攻撃も通らない。消えることもできない。



さらにこのタイミングで厄災の一部を取り込んだファイヤキャンドルが合流。

あくまでも自分の方が厄災を利用する、と宣言し、レクスの一部を取り込んで変身。カイザーファイヤキャンドルとなる。

愛用していた機体:キングキャンデラーのシルエットを踏襲しつつ、人間態のスーツをそのままパワーアップさせたような見た目なのめっちゃいい。

モチーフが不死鳥なのも、炎属性かつ何度も全線で戦ってしぶとく生き残ってきた彼らしい。最高。


🕯「滾れ、漲れ、俺の炎!! 厄災もゴジュウジャーも、俺がまとめて食ってやらぁ!」


彼が目指す先は、ゴジュウウルフただ一人。



さて、レクスはというとまとめて蹴散らすと宣言して巨大化。

竜儀、真白がそれぞれテガソード・グーデバーンに乗り込み、さらにテガジューンも合流。

長きに渡る戦いに、家族で終止符を打つべく繰り出す……が、全員の実力をもってしてもレクスには通じない。

寧ろ攻撃を受け、全員人間サイズに縮小されてしまう。


👁「テガソードに与する悪魔の遣い、消えよ!」


さらなる攻撃により、竜儀が消失。

しかも「既に消えた仲間に気づいていないのか?」と、持っていたゴジュウユニコーンの指輪を見せつける。

キャストスケジュールの都合をこんなところで活かしてくるんじゃないわよ……。

さらに、陸王・禽次郎が吠を庇って消滅。


「待てよ、お前らが……どうして」



同じように動揺が隠せない真白。

逃げ惑う人々を、仲間たちを見て、真白も覚悟を固めた。


「ああ、分かったぜ。……俺様が、お前を倒すしかねぇってことだな」


厄災は誰も逆らうことができないルール。

ならば、そのルールごと二重線で書き換えてしまえばいい。なんてったって、過去に1回やっているのだ。「破滅の王子」が。


「奴は俺一人でやる。お前の力、俺様に寄越せ!」

「お前を、道連れにはできねぇよ」


テガソードを超える、という約束は残念ながら反故になる。


「ここは、俺様が救った俺様の世界! それを守るためならこの命、惜しくねぇ!」


真白がいなくなったら生き方が分からない、というグーデバーンには次はお前が周りを導け、と諭す。

「もう1人にはなりたくない」と弱音を吐く吠には、願いを見つけるという誓いを諦めるなと叱咤する。


「吠、俺様が愛したこの世界、あとはお前に託したぜ。指輪争奪戦、戦ってやれなくて悪いな」



唯一ベアックマだけを引き連れて、破壊の力と共に変身。

一瞬映る黒と赤のフォームもかっこいいな。

世界を書き換え、レクスの破壊をリセット。さらにレクスへの攻撃も通るようになった。


「秩序がなんだ? ルールがなんだ?! そんなもんのために、命が踏みにじられて堪るか! 世界は俺様が書き換えた。これでお前を倒せる!」


厄災がたとえ再び降りそそごうと、生きているのだから、それを受け入れて歯を食いしばって前に進めばよいだけ。


「これが俺様の、世直しだ!!」


真白はレクスと共に地下深くへと突っ込んでいったのだった。

これでようやく、「先代ゴジュウジャーのお話」が終わったんだろうな。結局何もかもを犠牲にして終わった戦いだったけれど。

どうしてこう、先代ポジションの奴らは進んで自己犠牲しに行っちゃうんでしょうか。真白が出てきたときの第一印象が「ツルギさんに似てるねぇ」だったのですが、こんなところまで似せなくて良いんだよ。遺される側のことを考えなよ。自分だって「遺された」経験がある癖に。自分だけやり切ったみたいな顔するんじゃないよ……。




【遠野吠】

地上に開いた穴からは、爆炎と共にセンタイリングが降り注ぐ。

ゴジュウジャーのリングは全員分あるし、真白が持っていたリングは青から金に戻る。なんてお洒落で残酷な答え合わせなんだ。


「やめろ、来んじゃねぇ!」


吠の叫びも空しく、テガソードが吠の前に立つ。


「遠野吠。すべての指輪が集まった。今ここで、指輪争奪戦は終了だ。ナンバーワンは……」

「やめろ、言うな。言うな!」

「……お前だ」


ようやく願いが叶う、最後の勝者の宣言が、こんなもので良いはずがないだろ…………!




次回:終わってほしくないよ、ゴジュウジャーも、スーパー戦隊も。

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