47話 神を黙らせろ
- _ ぬぺ
- 2024年2月8日
- 読了時間: 4分
二度と繰り返さぬために、贖罪のために
神の怒りが再び始まった。
その前に、ダグデドによるグローディの紹介。
バグナラクは昔、別の星にいた。
バグナラクの要求によってダグデドが作り出したのがグローディ。要はギラと同じである。
ダグデドの望み通りバグナラクを一掃したのがグローディ。
その生き残りがチキューに避難して今に至るというわけである。
元凶がダグデドだと判明して改めて怒りを抱くジェラミー。
けれど、今一番大事なのは神の怒りの対処。
六王国異様事案対策用戦略救命部隊 対「神の怒り」用避難計画、始動。
最優先目標は、死者ゼロとする。
残された時間は8時間。
ンコソパは神の怒りのモニタリング及びシュゴッダム・イシャバーナへの電源供給を担当。さらにネットワークを使った誘導を行う。
イシャバーナはヒメノの号令の元怪我人の対処にあたる。
シュゴッダムはシュゴッドを総動員して人民の避難と医療チームの護送に当たる。
ラクレスは兵士たちに、自分の失敗を繰り返さないように訴える。
「判断を誤った」と言っているけれど、あの状況で判断も何も無かったじゃん……。
そういう自己犠牲しちゃうところだよ、ラクレスお兄ちゃん…………。
トウフは脱出経路を確保。
世界中に謎の杭を打って回ります。
さらに食料を持って避難させ、供給もバッチリ。
ゴッカンは脱出経路を確保していた囚人たちを利用。
敢えて彼らを見逃していたのはこの時のため。地下道の案内係を任せる。
これにて第一段階完了。
カグラギは「ありぢごく」を展開して世界各国に地底に通じる穴を開けました。そりゃそんなもの持ってたら逮捕されるわな。
人々がたどりついた先にあったのは、地下の国:バグナラク。
数多の屋台が並び、人々が楽し気に行き交う最高の避難場所であった。
このためにいろいろ準備してきたというジェラミー(と、その台詞を真似っこしているゲロウジームちゃん。可愛い)。
お礼を言うコガネちゃんと、誰でも受け入れるからいつでもおいで、と微笑むジェラミー。こんなん惚れるわ。
そしてジェラミーはこの出来事を通し、サナギムたちに他人を助けることの喜びを教えていた。
これをこれからのバグナラクの生き方にする、と宣言。
「手と手を取り合う」が1人でできるジェラミーの造形、本当に良いな。
あと横でなんか言ってるゲロウジームちゃんマジで可愛いな。
シュゴッダム城下町。
最後の1人の女性と、ラクレス王がいた。
女性は17年前に家族を失っていた。明言はされなかったが、おそらく、足の自由も。
王に見捨てられたからだと怒りをぶつける女性に、膝をついて謝るラクレス。
その直前に、何もできなくてただ神の怒りを眺めていることしかできなくて、親と弟を失ったばかりの男の子のカットを入れてくるのしんどいって。
それでも、自分が悪いと言い、今の王なら大丈夫だと訴える。
女性の手を遠慮がちに握るラクレスのカットが良いんだ。
住民の避難が完了し、他国の王の側近も避難完了。
ンコソパはまあ、避難というか、城ごと沈んだというか……。
王様戦隊はラクレスを加えた7人で避難計画最終段階へ。
ゴッドキングオージャーで出動して神の怒りを焼き尽くす。
これを見たグローディも怪人態で出撃。
彼とギラとの違いは、そしておそらく、シュゴッダムと旧バグナラクの違いは、手の温かさを知っていたか否か。
グローディは、ラクレスが乗ったシュゴッドから発せられた一撃で倒されたのであった。
彼が行きついた先は死の国ハーカバーカ。
ようやく静かに眠れる、と一息ついた彼の耳に聞こえてきたのは、死者たちの嘆き。
身の毛もよだつその声に休むこともままならない時間が彼に与えられたのでありました。
……ところで次の映画の舞台って、ハーカバーカでしたよね?
医療班からの報告が上がった。
今回の神の怒りにおける死亡者は、0。
思わず肩を組んで喝采を叫ぶ7人だった。
ギラの横で画面に見切れているラクレスが本当に幸せそうで。ようやく17年前の一件にほんの少しでも区切りがついたのかな。
いやはや、濃厚すぎるくらい濃厚な30分でした。すごかった……。
次回:遂に最終決戦へ
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