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43話 決戦クオン!天使からの贈り物

  • 2025年12月21日
  • 読了時間: 8分

2016~2017年のクリスマスを一気に再演しなくてもよくって




【あらすじ】

ノーワンワールドへの突入の末、大事な人の手を掴むことができた人がいる一方、遠野兄弟はさらに溝が深まってしまった。


そんな今から10年近く前のクリスマス。

(確実にルパパト放映前なのでまだクリスマスから鮭の匂いがしませんね)

クリスマスに願い事を書いていた遠野兄弟。

久光が「学校を首席で卒業する!」をはじめとした大量のお願いを書いている(というかもうこの厚みの段階でクオン要素があるのどういうこっちゃ)一方、吠が差し出したカードに書かれていたのは……



そして現在。

テガジューン女王を取り込んだクオンは、女王の力を使ってブライダンたちを従えて人間界に出撃。

佐織さんを自らの体に取り込んで人質にとり、ゴジュウジャーたちとの戦いに臨む。


❌「付き合ってもらおうか。僕たちの兄弟喧嘩に」




【テガソード】

陸王はブーケ嬢をテガソードのもとへ連れて行き、目が覚めるまで落ち着いてもらうことにしました。

案の定、ブライダンを守ることに苦言を呈するテガソードと、そんな彼を「石頭」と遠慮なくディスる真白。


✊「あっちで見たテガジューンは、なんだか、悲しそうで、苦しそうでした。神様って、苦しむ人を救うものですよね? 熊手さんみたいに、僕にもなにかできることはないのかな」


そう悩むグーデバーンが見たのは、「クリスマスプレゼントは家族から手作りをもらって嬉しかった」と昔を懐かしむ禽次郎の姿。



万を持して始まった総力戦。

地上戦は禽次郎・角乃対参謀隊長夫妻が交戦。

わりと分かり合えそうな空気があったこの4人。あくまでもブライダンであるという参謀隊長夫妻のプライドを懸けた戦いである。

いつか茶飲み友達になれるんじゃないか、という禽次郎の提案に微笑みながら夫婦は倒れたのでした。



その頭上で、クオンから分離したテガジューンと援護に回ったファイヤキャンドル対グーデバーン、さらに陸王・竜儀が乗ったリョウテガソードによる戦いが幕を開ける。

クオンの影響で激情的に息子を殴るテガジューン。それを見たテガソードはグーデバーンを戦場から遠ざけようとするが、彼はそれを拒否。


✊「だって僕は、あなたたちの息子だから!」


銃撃にも怯まずに母に近づくグーデバーン。

パイロットとして搭乗している真白が、完璧にグーデバーンを信じているのが分かる眼差しなのがめちゃくちゃ良い。


グーデバーンの手から放たれた赤い光。

それはテガジューンの首にまきつき……なんとマフラーになった。


✊「プレゼントだよ。夜なべして編んだんだ。」


思わず動きを止めるテガジューン。

テガソードはガトリング砲を使って「メリークリスマス」の花火を打ち上げる。

おそらく何も知らされていなかったであろうにこの適応力である。(ガトリング砲だし、陸王が気を利かせてくれたのかしら)


「間違っていたのは私の方だったということか」

 「立派になったな、グーデバーンよ」


マフラーを握りしめ、その温かさを感じるテガジューン。

そう、彼女は寂しかったのである。



思わず「こんな奴らに絆されるな」と絶叫するファイヤキャンドル。


「すまない。私はもう、戦えぬ。これまでよく尽くしてくれた。感謝する」


無理矢理ファイヤキャンドルをノーワンワールドへと送り返したのだった。

なんというか、最後まで本当に不器用なひとだなと思う。



ブーケたちがいる場所に戻ってきたテガジューンたち。

多くの罪を犯した、生き永らえてはならない、とどこかに行こうとするテガジューンを引き留めたのは、「母さん!」と呼ぶ息子の声と、自分と同じように過去の自分を顧みる夫の声だった。

さらに、あれだけ感動的な最期な雰囲気を醸し出しておきながらピンピンしていた参謀隊長夫婦も合流。私、この人たちの不死身さが一番怖い。

家族と、自分が生み出した子のような存在の彼らに声をかけられ、テガジューンはようやく前を向く。


「しばらくここに居て良いか? テガソード、そして、グーデバーン。」




【遠野兄弟】

佐織を人質にとったクオンの喧嘩を正面から買い、彼の元へ向かう。

クオンはテガジューンを取り込み、指輪なしの変身&マント部分がテガジューン仕様に変化、さらに左目が紫色になりました。これもこれで良き。


クオンは「お前を追ってノーワンワールドに行かなければもっと自分の願いを叶えられた」と吠に当たる。


「過去は変えられねぇだろ! いい加減前を向け!」

❌「僕だってそうしたかった。だけど無理だ。お前への怒りが消えない限り。お前が消えない限り!」

「お前はジャンク品だ。ジャンク品でなきゃいけないんだ! だからね。同じところまで2人で堕ちよう、吠!」


❌「お前のすべてを奪いつくす。揺らめく赤と黒の激情。リングハンターガリュード。お前は僕の獲物だ!」

「俺の世界、もう誰にも壊させない! はぐれ一匹、ゴジュウウルフ! お前は俺の獲物だ!」



泥沼の殴り合いを展開する2人。

同時に変身解除して地面に倒れ伏して言葉を交わす。


❌「本当は昔からお前がうらやましかった」

「そりゃこっちの台詞だ」


兄には精神的に強い弟が、弟にはなんでも器用にできる兄がうらやましかった。

だから兄は、弟を倒して、弟に成り代わることだけが自分の存在意義になってしまった。



吠は改めて、自分を追いかけたことで兄の将来を絶ってしまったことを謝罪する。


❌「今更……今更謝んなよ! もう何も変えられないんだよ!」

「いいや変わる! 何度でも謝る! だからクオン、俺を許せ!!」

❌「許さない! 俺はお前を、許さない!! 俺から怒りまで奪うな、吠!!」

「許せよ! 許せ!!」


年甲斐もなく子供じみた喧嘩で、この2人って今までマトモに喧嘩したことないんだろうなと思った。

お互いに尊敬していると言えばいい関係に見えるけど、言い換えればお互い相手と対等に本音を言い合ったことなんてなかったんだろうな。



斬り合いの果て、勝利したのは吠。

クオンが持っていた指輪はすべて吠の手に渡った。


❌「思い出したよ。お前の昔の願い事」


ずっと、「夢がない」と描写されてきた遠野吠という男の、初めて描写される、夢を持っていた姿。

そこに書かれていたのは「おにいちゃんといっぱいあそぶ」。


❌「本当に、憎たらしい弟だ」



一息つく暇もなく、彼ら兄弟の元に降ってきたのは大量の火球。

大暴れするファイヤキャンドルから放たれたものであった。


吠に命中しそうになった攻撃から身を挺して庇ったのは久光だった。


❌「良かった。俺はお前を許せたみたいだ」

「ああ。もっと一緒にいたかったな。僕の、愛しい弟」


こうして、久光は遠吠えをする弟に見送られて息を引き取ったのであった。



無事にテガソードの里に帰還して。

クリスマスパーティである。楽しそうな周りにくらべ、兄のことを考えて浮かぬ顔をする吠だったが。


❌「シケた顔だね、吠」


クオン、なんと剣の姿になって復活しました。

テガソード、なんと久光の願いを半分叶える代わりに、罰として剣の姿で復活させたのでした。

善行を積めばもとの姿に戻してやると。なんか急に神様みたいなこと言い出したな。神様なんだけど。


❌「これでず~っとお前と一緒にいられるね、吠」

「プレゼントはこの僕さ!」


ということで剣になっても相変わらずキモさ全開なクオンなのでした。明らかに声がイキイキしてるのかなり嫌かも。

剣となった兄から逃げ惑う吠でしたが、その顔からは嬉しさが隠しきれていないのでした。




その頃、誰もいなくなったブライダンの玉座の間では。


🕯「これで、何もかも終わりなのか? ちげぇだろ……俺はこんなこと認めねぇ。認めねぇぞ!!」




【以下雑記】

💍クリスマスにはシャケを食え!

ということで今年のクリスマスツリーはオーナメントにシャケ、星のところにテガソード様です。いやさか、いやさか。


💍禽次郎。母親へのクリスマスプレゼントに悩む碧へのアドバイスが、ちゃんと「お爺ちゃん」のポジションで大変良かったですね。

あんな頑固爺みたいな感じでしたが、お子さんやお孫さんからクリスマスプレゼントもらってたんだなぁ。そして嬉しかったんだなぁ。

💍最終的に碧からのプレゼントは佐織さんの似顔絵になりました。

ちなみに碧がもらったのはスニーカー。なんとスクラッチ社製です。なにそれ欲しい。


💍そんなクリスマスの過ごし方ですが、陸王はブーケと、角乃は緒乙と過ごすんだとか。

クリスマス回で別行動する戦隊って結構珍しい気がする。

諸々大人の事情はありそうですけども、なんか彼ららしいなぁ、とも思ったり。


💍個人的な吠の好きなところ:「その場で一番小さい子に三人称をそろえる」ということをやらないこと

特に大人の間に子供がいるときとかによくやる、暗黙の了解みたいなアレ、吠が絶対やらないの地味に好きなのよね、

碧くんと話すときにも佐織さんのこと「お母さん」じゃなくて「管理人」って呼ぶの、彼らしくて好き。


💍いや~、重さが10年前な回でしたね。

「クリスマス 特別編 狙われた白銀のXmas!」「さらばスコルピオ!アルゴ船、復活の時!」「聖夜に誓うヨッシャ、ラッキー」の3話が頭を駆け抜けていきました。

改めてみるとこの時のニチアサマジでしんどい回多くないか。高橋脚本とディストピア宇宙時空が同時並行で進んでいた半年、何???

でもその分、まだ剣生存という救いがあったの本当に良かったな。うまく言えないけれど、ゴジュウジャーだなぁ、と。

東映公式ブログでも書かれていたけれど、「罪に対する罰、それに対する赦し」がちゃんとあること、その程度というか、「等価」を何とするかという基準が、ゴジュウジャーらしいなと。

というか何より、ちゃんと「罪と罰と赦し」が考えられている作品だから私は好きになったんだな、と思った。ここが有耶無耶にされている作品は本当にダメなんですよね。(これが理由で今期のプリキュアとブンブンジャーが心底無理になってしまった人間)




次回:残った指輪はあと1つ

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