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42話 永遠LIVE!リクオニストに花束を

  • 2025年12月14日
  • 読了時間: 10分

それでこそアイドル:百夜陸王




【あらすじ】

テガジューンは乗り手を得た。グーデバーンは女王に連れ去られてしまい、ゴジュウジャーは敗北。

これ以上ないくらいのピンチな中、突如としてテガソードの里内にノーワンワールドへとつながるゲートが開く。

確実に罠と分かっていながら、仲間を助けるため、ゴジュウジャーはワープホールに飛び込んでいく。


早くも敵の本拠地で、それぞれの思惑を抱えた総力戦の開幕です。




【グーデバーン】

人間世界を再生成する、そのために生まれてきたのがテガソードとテガジューンの息子、破壊の王子:テガナグールである。

無理矢理息子を連れ帰ったテガジューンは、部下たちの協力を仰ぎつつ、そのための再教育を行うことになりました。部下たちも大変ノリノリでよろしい。子育てに理解のある良い職場だ。


相棒ひとり守れないで何が神だ、と怒りに燃える真白は躊躇いなく(自分より先に動いた吠t陸王に理不尽にキレ散らかしながら)ノーワンワールドへと向かう。

ひとりだけ頭から飛び込んでいくの良いね。

早々にお出迎えしてくれた参謀隊長夫妻を仲間たちにまかせ、真白と吠はブライダンの本拠地へと突っ込んでいく。



その頃肝心の相棒はというと。

城の一室、子供部屋に監禁されていました。子供部屋と言うか、赤ちゃん用の部屋に。

ベビー服を着せられガチャガチャであやされ、ファイヤキャンドルから紙芝居を読み聞かせされそうになりお怒りです。ファイヤキャンドル様の読み聞かせ方、優しくて好きよ。

シリアス一辺倒な回でコメディ要素を清涼剤として入れるのは戦隊のお約束ではありますが、それにしたってグーデバーンが何をしたってんだ。パパとママをガン無視して生後数日で家出しただけだろう。

そんでもって子供部屋が可愛いんだ。あらゆるものがグーデバーンサイズに拡大され、その中で動き回るアーイーたちが可愛いのなんの。

このあとの劇場のシーンとかもそうだけれど、ロボ体のスーツとCG合成とを上手く使って見ていて楽しい画が多かったなぁ、今回。普通のシアターがちょっと玩具みたいな質感に見えるのすごい。


「母の用意したものが気に食わぬか?」

✊「僕は貴女の思い通りにはならない!」

「そうか……ならば!」


場所を移し、ここは劇場。

その特等席に座らされたのは鎖で雁字搦めにされたグーデバーン。


「再教育の時間だ」



ということで、テガジューンが自ら指揮を執り、人形劇が幕を開けました。

どうして?????


機嫌を直そうと彼女なりに頑張ったみたいですが、グーデバーンは困惑しきり。

やはり男の子は分からん、と悲しそうに呟くテガジューン。これはあれですか? 「やっぱり娘がいた例のエンジニアの意思がここに出てるのか……」とシリアスに考えるべきですか? それとも、「おめぇリボンのこと全然制御できてなかったろ、女の子も分かってないだろ」と突っ込むべきところですか?

優しく息子に自分の使命を諭そうと目線を合わせてみたりもするが上手くいかない。

「人間は愚か」路線は真白がいるせいでグーデバーンに上手く伝わらないのである。


「ならば、人間をすべて熊手真白とやらにすればよい! そうすれば世界はより良いものになると思わないか?」

✊「熊手さんが……いっぱい? ちょっと良いかも」


良くない、何も良くない。

世界が急にうるさくなる。あとミツバチが死滅する。


「私はテガソードを模して造られた模造品。だが、私ならばテガソードよりもうまくやれる。今の世界は偽りに過ぎない、本物を超えて初めて、私は本当の生を授かることができる。今の私は生きる屍だ。」


井の中の蛙、と言う言葉が浮かぶな。

彼女の生まれを思えば致し方ない部分はあるとはいえ、あまりにも希望的観測が多すぎるというか。

先ほどのグーデバーンとの対話中に「熊手真白」という人間をよく分かっていないのに全世界真白化を肯定していたり(だって実際に全世界が真白化したら普通にテガジューン追い詰められるでしょ。彼、テガジューンのことは敵として認識しているし、世界を手中に収めるという目的としてはれっきとしたライバルだし、なによりあんなだけどかなりの実力者ですよ、彼女が勝てる未来が見えない)、現状ゴジュウジャーに対して負けている状況にも関わらず「うまくやれる」というどこから湧いてくるのか分からない自信があったり。

客観的に無理だろうなー、と思ってしまうからこそ見ていていたたまれない気持ちになってくる。



ここでクオンから呼び出されたため女王は玉座へと戻る。

残された、遊び相手になる気満々のファイヤキャンドルの前にやってきたのは吠と真白だった。

吠がファイヤキャンドルを相手取っているうちにベアックマが拘束を解き、一同は脱出。

目的がいつの間にやらファイヤキャンドルとの一騎打ちにすり替わっていた吠は真白が軽く諫めつつその場を撤退する。

この2人の満足する決着がつく日は来るのかしら。



グーデバーンは特に被害を受けることなく(まあテガジューンからの赤ちゃん扱いやら謎の人形劇やらはある意味被害化もしれんが)帰還。


「俺様はお前の神だ! 何度でも救うさ!」




【百夜陸王】【ブーケ】

突如、敵の世界へとつながるゲートが開いた。

この先にブーケがいる、と陸王は躊躇いなくその中に飛び込んでいく。


参謀隊長夫妻との交戦中、予想通りブーケが登場。1対1の戦いが幕を開ける。



リボンは誰より純粋だった、と語るブーケにそんなわけない、と言い返す角乃。

一河姉妹の時の陸王ポジションに、今回はちゃんと角乃がいるの、良いですね。

もちろんリボンの残虐さを知らないブーケとは話が平行線。そしてここで陸王側はリボンの本性について掘り下げる気が一切なさそうなのが良いですね。彼にとってこれは自分とブーケとの問題でリボンは関係ない。それはそれとして、角乃が自分を庇ってくれているのは分かっているからお礼は言う。できた人だなぁ。


「僕は、僕の責任を果たす」


銃撃戦の果て、双方の戦いは巨大戦へとシフトチェンジする。


💐「愚かな人類はデリートする。まずは貴方から。」

「僕はまだ、諦めないよ」



💐「愛した人はもういに、私は愚かな破壊のブーケ。憎しみだけが私を動かす」

「憎まれようtも輝き続ける。僕はアイドル、百夜陸王! 君を照らす太陽でありたい!」


完全に目からハイライトが消え去ったブーケ嬢と剣を交える陸王。

あくまでも幸せなファンでいてほしい陸王と、その幸せを奪ったのは紛れもない陸王本人であるというブーケ。そんなことは分かっていて、陸王はファンを喪いたくないから、エゴをぶつける。


「僕は、君と言うリクオニストを諦めない!」


敵同士だ、と言うブーケだったが、それ以前にファンとアイドルとの関係で、だからこそずっと大切なのだと訴える陸王。


「僕は、これからも君と歩んでいきたい。2人で、一緒に!」

「僕のすべてをこめて、もう一度君の心を撃ち抜くよ」

「まだ君の中に僕がいるなら、僕の手を掴んで、ブーケちゃん!!」


ずるい人だなーと思う。

本人に自覚のないガチ恋営業、そりゃめんどくさいオタクもつくだろうよ。でも本人はそんなつもりは微塵もないからなぁ。間違いなくすべてのファンに対してそれをやれる男なんだろうな、と思う。

そんな顔で微笑まれたらそりゃあ推しちゃうよ。

もう一度色づいた思い出を胸に、ブーケは泣きじゃくりながら彼の手を取った。


「僕が、君の推し、ナンバーワンだ」


カレンデウスはテガソードに敗れ爆発。

パイロットであるブーケは、テガソードの掌の上ですやすやと眠っていたのでした。




【クオン】

突如として鳴り響くブライダン緊急事態アラーム。……その鳩、アラームだったんだ。赤く光るんだ。

報せを持ってきたのはクオン。なんと、ブライダンが所有してたセンタイリングがすべて忽然と消えてしまったという。

犯人探しに大わらわになるブライダンたち。

時を同じくしてこちら側にやってきたゴジュウジャーたちに真っ先に疑いの目が向けられますが、彼らは今しがたワープホールを超えてやってきたばかりなので盗みなど不可能。



さて、その頃クオンさんは。

テガジューンに、融合の時は近いことを改めて知らされ、その覚悟はできているかを問われる。

鋭い目をしつつ、頭を下げるクオンであった。



ゴジュウジャー一行、そして陸王とブーケの一件が片付き、それぞれロボに乗り込んで人間界に帰ろうとしている頃。

玉座の間にて、クオンとテガジューンが対面していた。

指輪を盗んだ犯人は、大方の視聴者の予想通り、クオン本人。

彼は背中の傷を輝かせたかと思うと、自分とテガジューンの立場を逆転させた。

……結果、例のデカい窓からクオンが玉座の間をのぞき込む絵面が爆誕。ねえシリアスだよね? これシリアスなんだよね??


クオンはテガジューンが弱くなったことを指摘。

その原因は部下への情愛。自分の裏切りに気が付かなかったことも、リボンがバグって誕生したこともそのせい。

彼が久光であったころからこれは想定の範囲内。

確かにテガジューンは「ひとつになる」とは言ったけれど、ひとつになった結果クオンが主体になる可能性だってあるわけで。


❌「眠れ、テガジューン。お前には何もできない。」

「よかろう、クオンよ。そなたにならば私は……」



クオンがテガジューンを吸収したのと入れ替わるように吠が玉座の間に到達。

ここでもクオンと紅葉さんの流れを踏襲するのさぁ……。

さらりと冒頭のワープホールを開いたのは自分であり、テガジューンの警備を手薄にするためだと暴露したうえで、クオンは弟に向き直る。


片目はテガジューンの紫色、一房だけあった白髪の量が増え、長さも増したクオンは爛々とした目で振り返る。

紫色の左目だけカラーコンタクトを嵌めた結果、左右の目の大きさが違うのがなんとも不気味でいい味出してる。


❌「僕はテガジューンの呪いを超越した。彼女と一つになった今、僕を縛るものは何もない。だからここからは誰かの命令じゃない。自分の意思でお前を狩る。俺がもう一度生きなおすために。お前が最後の、俺の獲物だ!」


クオンに駆け出す吠だったが、誰かの手によってテガソードの掌の上にワープさせられる。

ゴジュウジャー一行は人間界に帰還。コックピットの中にはブーケ嬢の姿もあります。


そしてクオンは、玉座の間に新たに置いた椅子に腰かけるのであった。




【以下雑記】

💍シャイニングナイフさん、禽次郎との戦闘中に厄災に侵された自分を止めてくれたことに感謝する。

それはそれ、これはこれ!ということで普通に戦闘は続きましたが、こうやって細かいところきちんとできるご夫婦の武士道精神も、その感謝を素直に受け入れる禽次郎の優しさも好きだよ。

でもって、ここのやりとりのおかげでシャイニングナイフ暴走の件でかたがついていないのは本当に彼とクオンだけになったのかしら?


💍吠と真白。

吠の嗅覚を頼りに城に潜入し、グーデバーンを探す。

その道中でグーデバーンの方角がどっちかで揉めました。仲良しだね君たち。

こういう時にはもちろん……じゃんけんで決めます。

「ダサナキャマケヨジャンケンホイ!!」

うわ~懐かしい。こういう超高速で出さない方が負けってするズルいじゃんけん、やってたな。小学校低学年くらいの頃に。

なんでそれでそんな勝ち誇った顔ができるんだ、1万とんで26歳さん。


💍陸王。メイン回ということもありキラキラなアイドルでしたね。最高。

最近特撮キャストにも元々のお仕事は歌手やアイドルだって方がちらほらおられますが、陸王を演じる鈴木さんがそうじゃないっていうのが未だに信じられない。

……と思いながら割と初期の回を見に行ったら、今より笑い方がややぎこちなくて、やっぱり役者さんすげぇや、になっている。

(あと、メイクさんにも慣れを感じる。より陸王に似合うメイクになっている気がする)




次回:クリスマスはシリアスとシャケと相場が決まっていてね

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