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41話 最後の鍵!破壊のブーケと創生ノーワン

  • 2025年12月7日
  • 読了時間: 8分

誰も幸せにならないのが分かってるの辛いって




【あらすじ】

妹の仇は推しだった。

その事実を知り錯乱するブーケ嬢。


そして、時を同じくして河原に現れたのはものづくりノーワン。

今までとは違う雰囲気のノーワンの運命は、果たして。




【百夜陸王】

💐「リボンちゃんを……私の妹を! 返してください!!」


これで陸王も大体の事情は察してしまった。



驚異的にファイヤキャンドルに連れ帰られたブーケ。

慰める参謀隊長夫婦を尻目に、クオンは囁く。


❌「彼女はきっと無念を晴らしたいと思っている。君はその想いに応えるべきなんじゃない?」


本当に余計なことしか言わん。


ヨロヨロと立ち上がったブーケ嬢は、そのまま陸王の祭壇へ。

若干放置された埃が積もったという設定がここにきてこんなに活きてくるとは思わなかった。

絶叫と共に、祭壇をなぎ倒し、狂ったように笑う。


💐「とんだ喜劇です! 人間を愛し、そして裏切られた! ……憎い。すべてが憎い!!」


でも、陸王のぬいぐるみを足蹴にできるほど、吹っ切れたわけではない。



そして、その陸王は、テガソードからも心配されていました。

もちろん、一番付き合いの長い竜儀も。


「薔薇はいくら美しくても、見てくれる人がいなきゃ意味がない。愛でる者がいて初めて輝くんだ。アイドルとファンも同じ。なら……そのファンから憎まれたアイドルは、どうなる?」


相手は人間の敵だ、と冷静な竜儀に対し、「ファンとアイドル」という関係はそれでも変わらない、と告げる陸王。


「幸せか。思い出すな、お前と出会った時のこと」



本編開始前に、既にともに行動していた陸王と竜儀。

彼らの出会いは戦闘中だった。

ユニバース戦士オーレッドとの戦闘中、押されていた竜儀に助太刀に入ったのが陸王だったのである。

2人でオーレッドに勝利した後、当然ながらなぜ自分を助けたのかと聞く竜儀に、陸王は答えた。

もともと指輪を奪うために竜儀をつけていたこと。そして、


「なんだか気味があんまり幸せじゃなさそうに見えて」

 「そんなシケた顔の相手から、さらに指輪まで奪うなんて、僕にはできない。……そうだ、君リクオニストになりなよ!」

 「そうしたら幸せになれる!」

「……結構だ」

「仕方ないなぁ。それじゃあせめて、手を組もうか」

「私は誰かと組む気はない」


そんな取り付く島もなかった竜儀を陸王が追いかけ続けて、今に至る。



そんな時に響き渡る銃声に、陸王と竜儀は遅れて合流。再びブーケと対峙することになる。


💐「慈愛の名は今日限りで捨てます。……今日から私は破壊のブーケ。貴方を恨みます、百夜陸王!!」


最愛の妹から託されたリボンを彼女の武器によく似た見た目の銃に変え、ブーケ、出陣です。

防戦一方の陸王との温度差にブーケの怒りは増すばかり。


そこに助太刀したのは、遂にリョウテガソードを手にした竜儀だった。

良かったねぇ…………。本当に嬉しそうで……。


「百夜! 今のこの私を見ろ! テガソード様と言う究極の推しと一体になり浮かれる私を!」


……浮かれている自覚があって大変よろしい。


「お前もこんな気持ちをたくさんの人に与えてきたのだろう? 少なくとも私は、お前と出会って変わった。私が根負けするまで、お前がしつこく同盟に誘ってきたから、今の私がある!」

「少しだけ、感謝しているぞ」


今まで、こういう戦闘の主役になる人は物語の主役でもある、っていうのが王道だったけれど、

今回みたく「主役を勇気づけるためのパワーアップ」という流れが珍しくて、だからこそ良い。

既に過去に一度蹴りをつけた竜儀だからこそ、というのもあるし、ここまで「アイドル」をやってきた陸王の過去、なんだかんだ良い距離感でずっとやってきた2人の関係性が爆発した感じ。背中を託せる、背中を押せる相手って良いね。

そんでもって、パワーでゴリ押す竜儀さん、リョウテガソードの固有スキルである「過去戦隊の技を借り受ける」を一切やらずに純粋にテガソードの力で勝負を決めました。やはり信者ナンバーワンは違うぜ。



竜儀の言葉を受けて、改めてブーケの前に立った陸王。


「僕は君をもう一度笑顔にしたい。でも、君が誰かを傷つけるなら、僕は戦う!」


それが、陸王の出した結論だった。




【もの作りノーワン】

「心せよ。」

 「この気配……私がずっと待ち望んでいた者が動き出した。これが、最後のノーワンとなるかもしれん」



その、彼女の言う「最後のノーワン」。

彼女は人間界にて、河原で黄昏ていました。

見つけた真白と角乃がつついても反応なし。というか角乃ちゃん、その細い枝で結構容赦なく小突くね。

碧が話しかけたところ、手のひらからミニ四駆を渡してプレゼントしてくれる。あまりにも異質。


そこにやってきたのは、後手寧に「お世話係」の札を胸に付けたノーワン、ソッキン・グダム。

見たところ知能が幼稚園児かそれ以下ではないかと思われるもの作りノーワンのお世話をしてくれているみたいです。漂う保母さん感。



調子狂うし、悪い子ではなさそうなのだが、ノーワンがいるということは即ち被害者がいるということでもあり。

決着をつけるため、もの作りナンバーワンバトルが始まる。


最初の対決は手芸。

ポケットティッシュケースを作ったノーワンでしたが、こちらには倹約の鬼:吠がいた。古いTシャツをリメイクしたエコバッグ(狼の刺繍つき)で勝利。

続いては砂の城。

真白が別荘を再現したものの、隣でそれをはるかにしのぐサイズの城を建築したノーワンの勝利である。東映の技術力ならもっと砂っぽい素材を準備できたろうに、一切隠す気のないCG感あふれるお城たちに笑ってしまった。扉も開きまーす!じゃなくってね。



お世話係のヘルプがあるとはいえ真っ当にバトルをするノーワン。

しかし彼女の様子はやはり心ここにあらず……。

微妙にやりづらそうなゴジュウジャーたちの前に現れたのは、怒りに燃えるブーケ、そしてブライダン幹部たちだった。

彼らが言うには、このノーワンは「原点にして頂点」。


かつて、人間界で天才と言われたエンジニア。

彼女はある絶望に支配され、願いを叶えるためにもう一つの世界を作ろうとした。

彼女が作り上げたのがテガジューンであり、ノーワンワールドである。

そして、本人は既に死んでいるにも関わらず、願いを求めてもの作りノーワンとして動き続けている。


もの作りノーワンが初めて反応したのは、子供の泣き声だった。

自分を「ママ」と呼んで手を振る子供の姿が脳裏に過る。


突然暴れだしたノーワンに敵味方共に混乱のまま、戦闘が始まる。



ノーワンは竜儀によって倒された。

そのあと出撃したソッキン・グダムも、グーデバーンに搭乗した真白がベアックマと共に倒した。


そして腕だけになったもの作りノーワンは、その腕から自分の体を作り上げ、復活。

再び見えた「ママ大好き」という女の子の幻に呼応するように絶叫すると、世界中のあらゆるものが新たに作られる。人も車もビルも増殖する。


「やはり、我の目に間違いはなかった」


テガジューン、満を持して人間界に降臨。


「決まりだ。やつこそ、もの作りナンバーワン。」

「愛する子を失った絶望。愚かだな。だが、愚かだからこそ、我に相応しい。」

「もの作りノーワン、お前が我が運命の乗り手だ!」


もの作りノーワンは女王の運転席へと取り込まれ、繋がれる。

敵味方ともに驚く女王の本気。


そしてテガジューンは自分の子である破滅の子、グーデバーン……すなわちテガナグールと共にノーワンワールドへと帰っていったのであった。




【以下雑記】

💍禽次郎。冒頭で何やら歌っておりましたが……微妙に音外れてるの良いな。パリピ魂を優先した故の音痴って感じなのが、特に。


💍回想でチラッと出てきたオーレッド。指輪の戦士の願いは「サングラス界ナンバーワン」らしい。そのビジュでただのサングラス屋さんなのおもろすぎる。ヒーロー側にけちょんけちょんにされてるし、てっきりヤのつく自由業のお方なのかと……。


💍久々のグーデバーン出陣。やっぱり、真白・グーデバーン・ベアックマの凸凹トリオの家族みたいな空気感いいなぁ。


💍あんまりこういうこと何度も言うのはよくないなぁ、と思いつつ。

やはり書道と言う「余白」を重んじる芸術を齧っている身としては今回のカットに思うところが多々あり。致し方なしだとは思うのだけれどね。

ただまあ、映像業界にもこういう感覚はやはりあるんだなぁ、というのは純粋に勉強になってます。

💍あともしかしなくともですが、志田さんのシーンは相手なしでの演技が結構ありますね? プロすごい……。



💍まさかの超展開。ここにきて乗り手が見つかるとは。

「慈愛」が「破壊」に、「頼れる相棒」が「破滅の子」へと、肩書が変わるの良いですねぇ。そして、もう終盤なんだなぁと改めて実感。寂しいなぁ。

💍そして最後のノーワンサイドの切り札が、「自分たちを作った存在」だとは思わなかった。

死人にも関わらずちゃんと動いているというのもちゃんと過去に一度前例を作っていましたし、ここの着地点に向けて着々と縦軸進める準備していたんだろうなとおうのは感じますね。

今回のノーワン自身の過去回想だったり、周りの発言から察するに、なんらかで娘を喪ったショックからノーワンワールドを作るに至ったのかな。テガジューンのキャラ造詣が「母」で、AIたちが「子」なのも、少なからず博士の意思が影響してそう。

ただこれがどこまで掘り下げがあるか……。子供向け番組で「親子の死別」を扱うのってかなり慎重になるべき(実際にそこを軽く扱った絵本が諸々大問題になったこともある)だし、博士は故人設定だし、東映ブログによれば博士はスーツアクターさんが演じているので、大きく掘り下げる気はないんじゃないかな、と思う。

掘り下げるとしても、娘さんの死因くらいかねぇ。もしも原因に厄災が噛んでいたら良い感じにこの先進みそう、という気はしてるんですよね。だって本拠地突入が終わり時期から逆算してもちょっと早い気がするんだもん。多分もう一山、それこそ厄災関連があるんじゃないかと邪推中。




次回:どうにか良い着地点を見つけてほしいけれど、ブーケ嬢が越えちゃいけない線を越えかけてるのも事実だからなぁ……

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