40話 恐怖莫大!お化け屋敷でリボンは笑う
- 2025年12月1日
- 読了時間: 9分
最悪のピタゴラスイッチ
【あらすじ】
ある朝、吠が目を覚ますと、そこはお化け屋敷になっていた。
さらに、テガソードの里の主人である飯島親子も佐織さんは雪女、碧くんは猫男になっていた。
町中こんな調子とのことで、間違いなくノーワンたちの仕業である。
一同は吠の嗅覚を頼りに、お化け屋敷へと向かうのであった。
【一河角乃】
まずは本筋から外れる彼女のお話から行きましょう。
久しぶりに画面に現れたハイクラスラグジュアリー名探偵。
何やら、最近まで結構ハードな潜入捜査を行っていたとか。普段どんな仕事受注してんだろ。
で、その潜入捜査のためにテガソードに頼み、見た目と声を変えてもらったそうな。
……が。
●「潜入捜査のために変えてもらったこの顔と声、全然元に戻らないんだけど!! ねぇどういうこと?!」
はい、戻りませんでした。
しかし今のテガソードは診察中のため対応不可。何を診察してるんだ、あと誰が診察してるんだ。……竜儀か? それは医師免許の乱用ではないか? 大丈夫か?
ということで、しばらくこのままいくことになりました。なんて強引な……。
陸王からいい感じ、と言われて満更でもなく笑う角乃氏でありました。
●「ハイクラス・アンド・ラグジュアリー……鬼可愛い💛」
\イヨッ/ \ユニコーン!/
……ということで。この嵐のような1か月、ようやく一区切りかなぁ、というところでしょうか。
改めまして、本当にお久しぶりな志田こはくさんです。
ドンブラの時に比べて演じるキャラクターの年齢が上+当時から数年経っていることもあり、どちらかと言うと「可愛い」が先に来るヒロインだったはるか先生とはまた違う、「美人」が先に来るヒロインという感じ。違った魅力があっていいなぁと思う。
お芝居のスタンスも、志田さんにしか出せない角乃の姿がありつつ、今までの高飛車で実は庶民的で一生懸命な角乃の姿もあり。OPに入るまでの短い時間で、東映がこの状況で志田さんにオファーをかけた理由をこれでもかと見せつけてくださったなぁという印象。
そして、決してポジティブな理由からくる登板じゃなかったから微妙に触れにくかったのですが、もう公式が完全にオニシスターネタを擦りに行っていて笑った。
そうだよな、公式がこうしてくれるのが多分最適解まである。誰も上手く触れられないよりはずっといいと思う。
ただドンブラ傑作選まで始めるとは思っていなかったよ私は。
これに伴い、OPも一新。
角乃が出てくるカットが新しくなり、演出も変更。キングオの時にも思ったけれど、途中でOP変更があるとその分ここまでのキャラの心情変化だったり、演者さんのキャラへの理解度だったりが反映されるからいいねぇ。
それでもめちゃくちゃ好きだった等身大パネルの入れ替えカットは残ってたの嬉しい。
【百夜陸王】
仲間たちと共に辿り着いたのは「お化け屋敷ノーワンの館」。なんてわかりやすいんだ。
その名の通り、お化け屋敷ノーワンがプロデュースした、未だ誰も出られていないお化け屋敷である。
このノーワン、どうやら腕部分の井戸のお化けの方が頭部の人魂よりも立場上っぽくて好きだな。
今世紀最大の恐怖を味わうため、全員で乗り込むことに。
●「私お化け屋敷だ大好きなの! 音、視覚、匂い。すべてを駆使する究極のエンタメ!」
●「へぇ、究極のエンタメ、か。」
そうでした、吠と角乃はお化け屋敷2回目でしたね。
あの時もビビり散らかす吠とそれを見て爆笑する角乃ちゃんのコンビでした、懐かしい。
ということで、ゴジュウジャー、角乃がいそいそと準備してきたくじでチーム分けして潜入。
吠&陸王、竜儀&角乃、禽次郎&真白の3組です。ホラーダメな人と大丈夫な人が良い感じにばらけていて良いチームですね。
なお、ダメ派の禽次郎はここでお爺ちゃんに逆戻りである。逆にお化け屋敷のキャストにビビられる始末。面白すぎる。
その頃、お化け屋敷の裏では、お化け屋敷ノーワンとリボンが合流。
リボンちゃん、ブーケと一緒に人間界に来たものの逸れてしまったそうな。本当か? リボンちゃんが振りきったの間違いではなく?
ともあれ、彼女はお化け屋敷の運営にダメ出しをする。もっといい怖がらせ方があると。
彼女の提案は至ってシンプル。
人間を襲えばいい。すなわち、殺戮の館である。
さて、お化けにビビり散らかして逃亡した吠を探す陸王。
最終的に辿り着いた先にいたのは、お化け屋敷で迷子になって泣くブーケの姿だった。
それこそ角乃たちがお化け屋敷に入ったとき以来のまともなコンタクトです。
ブーケが妹と逸れたことを聞き、お化けに悲鳴を上げる肩を抱いて彼女を励まし、エスコートしながらお化け屋敷の中を歩く。
それにしても、ブーケが陸王に抱き着くカット、めっちゃ良いなぁ。身長差をしっかり活かした上からのアングル、恋愛モノの空気を感じた。
陸王は以前、彼女からの夏祭りの誘いを断ったことを謝罪。
ブーケも、妹にかかりきりで推し活が滞っていたことを謝罪。こっちは陸王本人には関係ないことなのに笑って対応する陸王のアイドルの対応力の高さたるや。
「君が幸せならそれでいいけど、たまには自分のことも思い出してね」なんて、スマートに沼に叩き落してくるじゃん。
💐「陸王様が私にしてくださったように、今度は私があの子を笑顔にしてあげたい」
●「良いねぇ、ブーケちゃん。輝いてるよ」
ここで、お化け屋敷は殺戮の館に方針転換。
ブーケがさりげなくアーイーたちに指示を出して難を逃れる陸王であった。
アーイー、上司を見つけて困惑しつつも会釈しながら去っていくの、ただの平社員すぎる。
陸王はノーワンと戦うため、一旦ブーケから離れる。
その際、「お守り」と称して自分のぬいを渡すのも忘れない。……なんで持ってんねん。
さて、リボンとお化け屋敷ノーワンと合流した陸王。
「エンタメ」に関わる人間として、黙っていられなかった。ここからはお化け屋敷ナンバーワンバトルである。
陸王は館全体が確認できる指令室に構える。
大量のアーイーたちは勝手に吠が捌き始めたので丸投げ。ちなみに彼はこの後「怖かった」というだけの理由で敵を倒しますからね。
肝心のお客さんの対応は「お客様第一」で対応。
子供連れには優しく対応。魔女っ子ルックな角乃と青鬼ルックな竜儀、あまりにもビジュがちぐはぐで愉快である。
そんでもってどさくさに紛れて布教するんじゃない。
怖いのが得意そうな人たちには、ベアックマの冷え冷えブレス+禽次郎爺の落ち武者でガチ演出。禽次郎じいさんの落ち武者ルックが絵になりすぎている。そりゃ、真白からも特大笑顔が出るわけだ。
●「ところでアンタ、なんで鬼にしたの?」
●「いや、だって……」(角乃を指す)
\イヨッ/
●「……いやさか~~~」
●「いやさか~~~」
……なんでこの2人は既に呼吸が合ってるんだ。
さて、お客さんがたどり着いた先にあったのは巨大なホール。
そこに立っていたのは、本格的な吸血鬼の衣裳を身にまとった陸王であった。メイクに付け耳・付け歯という気合の入りっぷりである。
そして持ち歌「野生のカン」を披露。これにはお客さんもノーワンも、アーイーも大盛り上がり。よく見たらお客さんにお化けルックの人がいるけど、キャストも参戦してるのか、これ?
💐「やっぱり陸王様はすごい。」
「私も怖がってばかりはいられません。リボンちゃんを探しに行かなくちゃ」
●「お化け屋敷は究極のエンターテインメント。エンタメで僕が負けるわけにはいかない。ひとりひとりに向き合い、リアリティと没入感で日常から解き放つ! アイドルもお化け屋敷も一緒さ! 僕こそお化け屋敷ナンバーワン!!」
さて、バトルに勝ったのでここからは純粋な殴り合いです。
地上戦は角乃の活躍でサックリ解決。
一方でロボットで参戦してきたのはリボン。ここは陸王が相手取る。
🎀「あーイライラする! せっかくラブいと思っても、すぐ飽きちゃう! 本当のラブいものはどこ?!」
「ラブいものをくれない世界なんて、嫌いだ!!」
因縁の青いテガソードに、忠告を出すブーケ。
リボンは指示されたことに腹を立て、本性を露わに街ごと破壊を始める。
これが陸王の逆鱗に触れ、陸王は相手のロボットをコックピットごと破壊。逃げ道をふさがれたリボンは地面へと落下する。
もちろん味方がやられたことに黙っていられないファイヤキャンドル様が入れ替わりで出撃。陸王の不意をつき、今度は彼を地面に叩き落す。
その頃、地上では。
ブーケが消えかかっているリボンを懸命に蘇生していた。
自分の命を削ってでも妹を助ける、と必死になるブーケを、リボンはやけに落ち着いて眺める。
🎀「そっか。私、この世で一番ラブいもの、もう持ってたんだ」
「お姉ちゃん、もう、良いよ。ごめんね。ダメな妹で。」
「これ、あげる。私のスペシャルラブマーク、似合うと良いなぁ。お姉ちゃん……」
今までのラブマークよりもずっとずっと大きいリボンを渡し、リボンは姉に看取られて消滅したのだった。
瓦礫の中、場違いなくらい鮮やかな見た目のブーケは泣きながらスペシャルラブマークを抱きしめる。
💐「許さない。絶対に許さない。青の、テガソード……!」
ファイヤキャンドルの攻撃により、都合よく目の前に落ちてきた青のテガソードのパイロットに、ブーケは銃を向ける。
砂埃の向こう側にいたその男は。
💐「……陸王様?」
🕯「ブーケ嬢! そいつから離れろ!!」
●「ブーケちゃん? 君は、まさか……!」
💐「陸王様が、ゴジュウジャー……? 青い、テガソードの……?」
崩れ落ち、絶叫するブーケ。
ブーケ嬢がリクオニストになった時に正体バレで何かが決壊するんだろう、とは思っていた。
でもここまでやれと誰が言った。
点と点が残酷につながっていく、繋がっていくのを感じながら「でもここが死守されればもしかして」と思った次の瞬間にそこも繋がっていく……という。ひたひたと足音が近づいてくるときの感覚ってこんな感じだよね。
何よりも、「玲-角乃-緒乙」のラインが、「陸王-ブーケ-リボン」のラインと重なってしまったのが重い。
陸王は、あの時「角乃の気持ちに寄り添って許す」をやってしまったんだよ。角乃に寄り添えた人が、ブーケに同情しないわけがないのよね……。辛いなぁ。
リボンはかなり残虐だったし、他の幹部たちよりも明確に人間をいたぶっている描写があったから緒乙と同列に語るのは乱暴な気がするけれど。
……てか、新幹部投入のタイミングが遅いなぁと思っていたらこのためか。ここで、陸王とブーケを、果てはゴジュウジャーとブライダンを動かすためのカンフル剤としての投入だったのか。なんてことするんだよ。
そしてもう今更言うのもあれですが、おそらく明確にブーケとリボンを一河姉妹と重ねるための回が流れたのがここにきて痛いな、と思わないというと嘘になるな。
リボンの呆気なさが際立ってしまった感はある。
でもそれを最後の看取り以降のシーンでひっくり返して感情移入させてくれたブーケ嬢もといまるぴさんには拍手だなぁ。めちゃくちゃ良いお芝居だった……。
次回:その腕誰の……?
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