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  • 執筆者の写真_ ぬぺ

39話 ンコソパ頂上決戦

総長かっこいいぜ……!




「語り尽くせぬ紆余曲折」を経て、次なる目的地は一度五道化に敗北したンコソパ。その再戦である。

歴史はこうやって都合の悪い部分をうやむやにしていくのである。



ヤンマの秘策は、彼が開発して逮捕され、前回ゴッカンに潜入した際に盗み出したウルトラコンピューター。

彼が仲間たちに用意した見返りは「五道化を倒す力」。


オージャカリバーには隠しコマンドがある。

オージャカリバーゼロ、ランス、ジェラミーの武器は制作時期が2000年以上前。つまり歴史が不透明な時期であり、おそらく制作に際して宇蟲王が一枚かんでいる。

これはヤンマの推測だったが、カグラギはその事についてラクレス本人から聞いているためほぼ確定の事実と見て良さそう。


オージャカリバーにも同様の力があるが、身体への負荷が大きいため隠しコマンドにしていた。それを解放するという。

そのために、コンピューターを王の間に持って行って接続し、コマンドを解除する。


なお、ヒルビル攪乱のためにコンピューターはダミーを用意。

6人で手分けしてゴールを目指す。

肝心のダミーはヤンマすらわからない状態。理由は「ダミーだと分かっていたらやる気をなくすから」。確かに……と思ってしまったのが悲しい。




しかし同時期に、ダグデドが遂に地球攻略に飽きてきたと言いだす。

部下5名に同時出撃を命じ、なんとンコソパに全員集合となった。


敵に情報が漏れていない限り楽勝、と思われていたが、蓋を開ければ五道化との一対一の戦闘。

王様たちは次々に追い込まれ、コンピューターも破壊されていく。なお、破壊されたコンピューターからは丁寧に「はずれ、ブッブー」の音声と💩の玩具が登場。しょうもないところに力入れてるのがいかにも総長作って感じだ。



最後のひとつ、ヤンマのコンピューターも破壊される……が、これもまた偽物。

王様たちは全員囮。コンピューターはコマンド解放条件の割り出しに必要だっただけで既に使用済み。そして現在、シオカラが既にコマンド解除のために動いている。

ひとりシュゴッドに乗り込んで一番大事な仕事を買って出たのは、シオカラなりの償いなのかもしれないなぁと思ったり。




シオカラの操作によってシュゴッドたちのリミッター解除に成功。

バッチバチのCGとかっこいい曲とヤンマの大演説をバックに強化が進んでいくのめちゃくちゃにかっこいい…………。


王鎧武装・凌牙一閃。

OPで既に解禁されていた、CGの武器を纏っての反撃がスタート。


負荷があるのは間違いなさそうだが、それをものともしない立ち姿が凛々しい。これにはダグデド様も大喜びである。分かる。


「ボリュメトリックキャプチャ」なる技術を使用した戦闘シーンの連続。

一度撮影してしまえばライティングやカメラワークは自由自在とのことで、アニメさながらのカットを展開。

更にゴーマは分身の術を披露。OOOの時はガタキリバ1回で凄まじい予算を食うなんて言っていたけど、それも今は比較的低コストでできるようになったのだろうか。

今期盛り上がっている呪術を彷彿とさせるアクションシーン、圧巻だ。

二次元に近いアクションを展開するキングオも、三次元に近いアクションを展開する呪術もすごいな……。



そんな中、ゴーマは他の五道化の力を奪って戦闘開始。

それゆえ、カメジム・ミノンガン・グローディは撤退。

ゴーマはギラとリタが、ヒルビルは残る4人が相手をする。


敵に囲まれたヒルビルは自ら白旗を上げる。全く悪びれない「全力土下座!!」がじわじわ来る。

ヤンマはヒルビルを「洗脳を解除したら考えてやってもいい」と脅し、国民のヘッドホンにヒルビルの音声を乗せて洗脳解除に成功。

そして流れるようにジェラミーが彼女を拘束。「考えてやってもいい」とは言ったが、解放するとは言ってない。どう考えても悪役の台詞である。

で、「よ~く考えた結果、やっぱぶちのめす」そうです。

ここで逃がしてやるのがヒーローじゃないかと反発するヒルビルに対する台詞が、

「英雄じゃない。王冠を戴く戦士」「そして王は、民のためなら手を汚す」「罪には必ず罰を与える」

なの、キングオージャーとして百点満点の回答すぎる。


6人の必殺技に追い込まれたヒルビルは寸でのところで無理を悟り、ゴーマに助けを求める。

なぜか彼女の願いに応えたゴーマは、入れ替わりの術で彼女と交替。代わりに散ったのだった。




ちょっと予定と違ったものの、無事に五道化の一角を倒した。

拳を合わせたあとに地面に倒れて星空を眺めながら勝利を噛みしめる6人だった。




その頃、宇蟲王の元には、ラクレスが呼ばれていた。

ダグデドは、ゴーマの敗北の原因はお前ではないか、とラクレスに問う。肩に足を乗っけた舐めた態度も、「お前のせいだろ」という分かり切ったような口の利き方も最高過ぎて頭抱えた。ほんと良い悪役すぎるよダグデド様。



時は遡り、シュゴッダムにて。

ラクレスとカグラギは密会を開いていた。

五道化を1人潰したい、というラクレス。ヒルビルの能力はカグラギには通じないし、上手く使えそうだということで、まずはヒルビルを無事にンコソパから逃がすことにした模様。


ヒルビルを追い詰める役割はカグラギに任せ、ラクレスは単身ヒルビルの元へ。

各国の情勢を根拠に、彼女に身代わりを立てておくように進言。それを聞いたヒルビルは、あらかじめゴーマを洗脳しておいた。

それゆえの今回の結末である。

改めて見直すと今日のゴーマさん全体的に口調がちょっと緩めなんだよね。そういうことかな。



無事に五道化の席がひとつ空いた。

ラクレスはそこに自分が座りたいと申し出る。

気に入ったダグデドはそれを了承。

ただしその条件は、キングオージャーたちを格別に面白く処分する事であった。




恐らくダグデドに近づこうとしているラクレス。

カグラギも協力しているので、なんだかんだで敵味方双方の深いところまで繋がることができてます。一人になったのを良いことにかなりうまい事動いてるよ。

あとはネタバラシとか最終目的がいつになるかって感じかな?





次回:キョウリュウ再び

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