38話 不動のアイドルデビュー
- _ ぬぺ
- 2023年11月26日
- 読了時間: 6分
ナ ニ コ レ
ゴッカンでは、謎の建物が出現していた。
中はライブハウス。行われているのはアイドルのオーディション。
背景の壁に映し出されるのはダグデドの姿。審査員席にはミノンガンとゴーマともっふん。
そしてステージには、リタ・カニスカが立っていた。
ミニスカに、猫耳で。
意味の分からない状態に騒つく王様たち。
なお、ヤンマとカグラギは自分の国に戻る、と離脱しました。裁判長がいない間に何でもできちゃうぞ、と思っているわけではありません。断じて。
王様不在の間、ゴッカンにやってきたのはゴーマ。
彼は忍術を用いて悪人の倫理観を善人にした。ならば大丈夫だろうと判断したリタだったが、実際は善人とは「頼まれたことをなんでもやる人」。
元囚人たちは五道化のいいなりとなっていたのであった。
そこにやってきたのがミノンガン。
面白いことを思いついた、という彼はダグデドの後押しも得て、宇蟲王専属アイドルオーディションの実施を宣言。なぜか似非外国人みたいな発音で。
で、今に至る。
ジェラミーもびっくりの行間である。
残った王様たちは、異変が起きたリタを救うため動き出す。
まずは一次オーディション:ダンスパフォーマンス。
可愛い衣装で登場したリタだったが、審査員からの「ダグデドのお気に入り」の写真を見せられなるほど!と叫ぶ。
なぜか丁寧に掛け軸に装丁されたTHE RAMPAGEの写真である。
アラレちゃんよろしくはけたリタは、かっこいい衣装にチェンジして再び登壇。
バチバチのダンスを披露して審査員から即合格を貰う。
嬉しそうに崩れ落ちるリタ。
LDH所属の女優をこんなことに使うんじゃないよ。
映像もノリノリで加工するんじゃないよ。真っ当にかっこいいな。
その頃、勝手にリタの部屋に入っていたジェラミー。
彼が見つけ出したのは、フェルトで作られた不器用なもっふんのぬいぐるみ。
彼はここから、「リタは生き別れの両親と再会するためにアイドルになるべきだ、と唆されたのだ」という行間を導き出す。
しかしリタはこれを否定。両親とはちょくちょく会ってるし、そのもっふんは自分の手作りだと。
やめたげてよジェラミー!!
そしてリタの良心が存命なのちょっと意外だ。
これを見守っていたヒメノも同じくリタの部屋に無断で侵入。
彼女が見つけたのは2枚の絵。
2時オーディションからなぜか虎の着ぐるみで帰ってきたリタに、幼少期に描いた絵を見せる。
リタは本当はみんなから愛されるアイドルになりたかったのではないか。それならばこんなところではなく、自分がプロデュースするアイドルになればいいじゃないかと。
リタは再び否定。アイドルというのは小さい頃の夢だし、今やっているのは潜入捜査であると。
やめたげてよヒメノ!!!
その後。
リタは王宮に戻って発声練習をしていた。
やってきたミノンガンに対し、アイドルになりたいという想いをぶちまける。
しかしミノンガンは、リタが常に顔を隠しているのは裁判長として強くあるため自分を隠しているのではないかと指摘する。
なんでこんな怪しげな喋り方の敵幹部が真っ当なこと言ってるんだろう。
ミノンガン(MNG)も、同じだという。
でも、重責がない今ならありのままの自分でいて良いのではないかと。
ミノンガンの指示でゴーマが呼び出したのは、ダグデドお気に入りのアイドル:イコ・マリナ。
先程とは打って変わって可愛いアイドルど真ん中スタイルの彼女。なお特オタだったようで大興奮して帰って行かれました。
アイドル回という口実と特撮をダシにして生駒さんを召喚するんじゃないよ東映。
しかもそんな一瞬て。
最終オーディションは歌唱パフォーマンス。
リタは、マリナよろしく可愛らしい衣装で登壇。
顔を全て晒し、可愛い笑顔とボイスでもっふんの歌をパフォーマンス。客の掛け声も完璧で面白すぎる。TTFC会員の皆様お疲れさまでした。
なおこのシーン、男性陣キャストと脚本家が観客に混じっていたとのこと。浮世離れした衣装の今作だからこそできたことですが。
撮影に入る前、大変な撮影に参加して下さったエキストラの皆さんを鼓舞する言葉をかけ、高野さん自ら客席で会場を盛り上げてくれました。その姿は脚本家ではなく、まるでファン代表のようでした。
東映公式ブログより
……多分Twitter民みんな知ってるよ、それ。
大歓声が巻き起こる会場に、ミノンガンは試練を与える。
ステージ上に登場したのは五道化の紅一点:ヒルビル。
2人のパフォーマンス勝負である。
ますます盛り上がる会場。歓声を送るヒメノ。
しかし、勝利したのはヒルビルだった。
崩れ落ちるリタ。もう一度チャンスを下さい、と懇願するが……
そこにギラが登場。
彼が持っていたのはもっふんの薄い本。リタの部屋の隠し場所から見つけた代物である
あ゛ーーー!!!!それは駄目だよギラの馬鹿!!
ギラは、その薄い本の内容から、リタが自分を必要とされないと感じているからではないか、と問いかける。
罸する人がおらず、やりたい放題の人が増え、正しく生きる人が報われない世界を作るため、リタは必要だと熱弁。
ミノンガンはありのままの彼女を受け入れてやれ、と言う。
ここで「彼女」って言わせるの、良いなぁ。なんも分かってない感出すのに良い。
ずっと見守っていたモルフォーニャはここで乱入。
「ありのまま」なんて怠ける口実で、それに勝てるリタがかっこいいのだと。
だからそんなかっこいいリタと、自分は何があっても一緒にいると。
「全部違う!!!!!」
リタ、堪忍袋の緒が切れた。
ちゃんと言葉にしろと言うジェラミーにお前が言うなと斬り捨て(それはそう)、さっきから言っていたように自分の目的は潜入捜査で、仲間たちにそれを台無しにされた。
そりゃブチギレもする。
アイドル衣装のまま変身。
単身でミノンガンを斬り伏せる。討伐には至らなかったものの、吹雪の中戦うのがかっこいい。
「地が割け、天が降ろうとも、このリタ・カニスカは揺るがない!」
ミノンガンはリタに「立派な人柄」を持っていて欲しいと言い残して逃走。
戦闘後。
ギラ・ヒメノ・モルフォーニャは出頭するが、その動機が「友達が心配だったから」だったため無罪となりました。
潜入捜査の結果、リタはミノンガンの中に「何か」がいると突き止める。
好き放題してもダグデドから御咎めなしどころかよしよしされ、チキューの人々を傷つけず寧ろ楽しませ、真っ当なことしか言わない。
中身が実はキングオージャー側ってことも十分にあり得そうだよねぇ……。
後日、珍しく晴れたゴッカンにて。
友達の前ではありのままでいてよいのだ、というモルフォーニャに、リタは珍しく顔を出してみせたのだった。
その裏で。
ヤンマとシオカラはゴッカン王城を捜索。
ヤンマが逮捕される原因となったスーパーコンピューター、天上天下唯我独尊を回収したのだった。
遂にンコソパ奪還に向けて動き出す。
いや~すごかった。
この意味が分からないのにちゃんと縦軸が進んでいる感じ、1年弱放置されていたドンブラ脳が刺激された気がするぜ……。
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