37話 二人のスパイ
- _ ぬぺ
- 2024年11月17日
- 読了時間: 4分
ズルいぜシャーシロ
【あらすじ】
ブンブンジャーの基地にて。タイヤがシャーシロに剣を突き付けていた。
●「もう終わりにしよう。君は……」
【鳴田射士郎】
遡ること数時間前。
シャーシロは街を歩いていた。
怪しい視線を感じて動いた先にいたのは、元仕事仲間。スパイとしての名前はステア。
彼女の要件は……
尋ねる前に来魔獣が襲来。構えるシャーシロの後ろから、彼女は麻酔薬を打ち込む。
目を覚ましたのはどこかの倉庫。拘束されたシャーシロ。
顎クイで目覚ましとか、スパイとスパイの非日常なやり取りなのを良いことにやりたいこと全部ぶち込んでいる感すごい。
ステアは自ら生み出したカメラグルマーを使役してシャーシロを「焼き増し」。つまり分身を作り出す。
彼女が使ったイグニッションキー、ほぼ間違いなくいつぞやのシャーシロ自身が内藤氏に手渡したアレですよね……?
フェイクのシャーシロは本物の彼のスーツをブンブンチェンジャーを身に着けて範道邸へ向かう。
改めて見返すと、「おかえり!」と出迎えた後にタイヤと玄蕃はシャーシロのことガン見してるのね。
このタイミングで来魔獣が襲来。
偽シャーシロは不在のブンブンの代わりとしてバックアップを申し出る。
出撃した面々。
何故か一般人に対しては「盛れない写真を渡してショックを与える」という急激にIQの下がった攻撃を繰り出し、ブンブンジャーにはちゃんと(?)偽物を宛がうというきちんとしてるんだかしていないんだか分からん攻撃を繰り広げるカメラグルマー。
しかしその場にタイヤの姿はなく。
彼は基地へと取って返していた。
ブンブンジャーのプログラムを弄っていたシャーシロの前に立ちはだかる。
最初から偽物だということは看破していた。
理由は2つ。想いの一切見えない目と、情報屋なのにブンブンの居場所を把握していないというミス。
システムにロジックボムを仕込んだ、もう変身も合体もできない、と啖呵を切る偽シャーシロ。
素面アクション、良すぎるな。今日はガヴも含めてアクションの見応えが抜群すぎる。
●「もう終わりにしよう。君はしゃべりすぎだ」
システムのプログラムは復活。
シャーシロは自分に何か起きた時の対策はとっくに済んでいた。
本物のシャーシロも隙を突いて脱出。
銃撃戦も寧ろ楽しみながらクリア。だから素面アクションが良すぎるのよ。
🕵️♀️「でもあなたの仲間、命を落としてるかも」
■「本物はもう消されたかもしれないな」
●「それはない。俺はあいつを」
●「それはどうかな。俺は……」
●●「「信じてる!!」」
タイヤとシャーシロはそれぞれに相手を撃破。
ステアはタイヤのことを「危険人物」と称する。確かにいろいろできる人ではあるけれど、「危険」ではなくない……? 寧ろ引き入れたい戦力じゃないの、ISAにとっては。まだ何か隠してそうよねぇ。
同時に現場に到着。
2人横並びからのブンブンチェンジャーを合わせて変身するのしびれるねぇ。
シャーシロは偽ブンブンジャーをサクッと撃破。なんでも、情報屋として彼らの戦いの癖は把握しているとのこと。て、敵に回したくないな……。
トドメはシャーシロ。巨大戦も彼の音頭でクールに決める。
戦闘後。
ステアがいたところに残っていたのは、シャーシロがつけておいた発信機の残骸だけだった。
彼女は常槍らによって始末されたであろうと。
先斗と玄蕃はこれを「全員が特別監視対象である」とのメッセージとして受け取る。
ミラは彼のテンションを確認して本物だと再確認。
不満げな顔でつままれたほっぺを掴みなおすシャーシロがツボです。
肩を並べて歩き出すタイヤとシャーシロで今回は幕。
珍しく(?)クール一本なシャーシロが見られて満足です。制作チームの「今日はかっこいいことしかやりません!!」って言う気概も見えたし。
【以下雑記】
本日の始末屋。町内会の掃除を仕事として引き受け、
かと思えばブンブンの買い物についていき、タイヤの金なのをいいことにあらゆるものを買いまくっておりました。
楽しそうで良かったよ。人のお金でなにしてるんですか。
タイヤの「というわけだ」という繋がりがじわじわくる。
タイヤは内藤氏の元へ。
彼が技術を提供している常槍氏に注意してほしい、と忠告に向かうが、彼は笑って忠告を流す。
内藤と常槍が繋がっていることにはまだ気づいていないか……。
どうやらタイヤには、「悲鳴を聞きながら何もできなかった」トラウマがある。
警察から聞き込みを受けるレベルの何かが幼少期にあったみたいです。
これをきっかけに「早く大人になる」と誓ったのがタイヤの過去。
あの年で一大資産を築いたのもそこに繋がるのかな。
次回:君たちが解散したら私は泣きます
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