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32話 本音をカップオン!

  • 執筆者の写真: _ ぬぺ
    _ ぬぺ
  • 4月27日
  • 読了時間: 6分

チョコプリンは美味しいし、凍らせたプリンも美味しい




【あらすじ】

同じ事件を追うことになった絆斗とラキア。

逃亡してしまったグラニュートを追う2人はまだ今一つ協力関係を築けていないようで……。




【リゼル・ジャルダック】

唐突にショウマとのデートを始めたお嬢様。

お洒落なカフェで前から気になっていたらしいパンケーキを注文。見た目は今一つだったらしく、ベリーソースとアイスクリームをグチャグチャにして紫色の液体になったところでようやくご満悦。なお味は今一つだった模様。正直、味に関しては(あまりにも石と対極にあるため)もっと評価低いと思っていた。


デート理由は、単にショウマと話してみたかっただけ、のよう。


彼女がストマック社の社長に就任し、結果として社内の力関係が変化したことを伝える。

そして、ジープと結婚した理由を「可愛いから」と発言。

ショウマにシータを倒され、絶望の底に叩き落されていたジープのことが可愛くて可愛くて仕方がない。


人間のことが大事、だから人間を傷つける人は許せないというスタンスのショウマと、

か弱い人間の何が良いのか理解できないリゼル。


🌂「闇菓子をたくさん作れば、赤ガヴは張り切ってジープを傷つけてくれるってことね?」


周りに人がいる環境だからこそ手を出せないショウマをからかってからその場を去るリゼル。

後に残されたのは、ぐちゃぐちゃのパンケーキと、青や紫の花だけが残された花瓶だけ。



かわゆ・い【可愛】

② ( 物をまともに見ていられない意から ) あわれで、人の同情をさそうようなさまである。かわいそうだ。ふびんだ。気の毒だ。いじらしい。

③ (女、子どもなど)愛らしい。愛らしく感じられる。また、甘えの気持をこめて愛人などをいとしいと思うさまにいう。かわいい。

精選版 日本国語大辞典




【ニエルブ・ストマック】

自分の研究室でショウマのと酷似したガヴを眺めるニエルブ。

眷属を駆使し、ようやく見つけたのは「ストマック家の裏切り者」。


その夜、自らデンテの元へ出向く。闇菓子を片手に。

流石は弟子。ヴァレンの新ベルトは彼の作だと見抜いていた。


👓「ねえおじさん。ストマック社に戻ってこない?」


ショウマの幸せを考えて依頼を突っぱね、ストマック社を真っ向から否定するデンテ。

ニエルブは闇菓子を置いてその場を去る。

粛清対象に加わる可能性を考え、白紙を広げつつ考え込むデンテだった。



その後。

ジャルダック邸では相も変わらずマーゲンが闇菓子漬けにされていました。

よく見たらもう高級品じゃないやつ渡されてて笑ったよね。


闇菓子のためになんでもやる、と豪語したマーゲンを見て、ジャルダックはご満悦。

彼が指し示した先にいたのはニエルブ。

相変わらず、自分がつくべきポジションだけは間違えない男だ……




【辛木田絆斗】【ラキア・アマルガ】

リッパーの攻撃痕にコメルにつけられていた傷跡を見出したラキア。

咄嗟に幸果に連絡し、リッパーの所在を知らせてほしいと頼む。唐突な頼みに戸惑う幸果を怒鳴りつけるほどの焦りに幸果も、絆斗も困惑するばかり。


とはいえ、制限のある状態での戦闘を終えたばかりの2人。

拘束を無理やり解除した結果、絆斗は足首を負傷。卵嚢を無理やり破壊した時に攻撃が掠っていた模様。

ということは、自分は無事な方の手はラキアが行かれている可能性が高いぞ、に最初に思い至るのが絆斗の良いところだよね。



絆斗はラキアを「冷静になれ」と𠮟りつけ、なんとか旧酸賀研究室へと連れて帰る。

自虐も交えつつ、ラキアの過去を聞き出そうとする。


「コメル、だっけか?」

「大事なやつだったんだな」

「お前なんかに!」

「わかるよ。俺もそうだから。」


ざっと、母親のことを説明。

ちゃんと顛末まで言いつつ、その話の中にショウマの存在を一切入れなかったことに、すごく安心した自分がいる。

本当に前を向けたんだなって。


「ここまで知るのに18年かかったわ」

「……長いな」


ようやく怪我の治療を受け入れながら、ラキアは重い口を開いて自分とコメルの過去を語る。

ラキアがコメルについて考えるシーンは今までに何度かあったけど、この激情っぷりは初めて見るというか。今までで一番シーンに、お芝居に厚みを感じている。


「んなことより、お前の弟すっげぇやつなんだな。」

 「闇菓子のバイト、自分の意思で辞めようとしたんだろ? 闇菓子の魅力に抗えない奴ばっかりなのに、お前の弟すげぇや。」

 「俺、闇菓子のバイトの奴も許せないって思ってたけど、そういうやつらにも、大事な人がいるんだよな。人間もグラニュートも、違わないところあるんだなって。」



調査に出していたゴチゾウたちの働きで、リッパーを再発見。

2人は共に現場へと向かう。

到着した場所が狭い通路に建てられた鉄骨の時点でもうガッツポーズしたよね。これはカッコいいアクションが見られるぞって。


待望のヴラスタムギア同時変身を決めた2人。

狭く入り組んだ空間をこれでもかと愉快ながらのアクション、ほんと痺れる。最高。


「お前だな? コメルをやったのは」

 「覚えていないとは言わせない」

「……私に勝てたら教えてあげましょうか」

「ふざけるな。弟の死を、お前のお遊びに使うな!!」


予告でもあったこの台詞が、対敵に放たれた言葉だと知って心底安心したよね。



思わず熱くなり、暴力的になったラキアに待ったをかけたのは、身を挺してラキアを庇った絆斗。


「俺を盾にして、あいつを倒せ!」

 「人間だろうがグラニュートだろうが関係ねぇ! 弟の仇が討ちたいんだろ?」

「……馬鹿だな、お前は。…………俺もか。」


リッパーの粘液が切れたところでラキアが攻撃。無事に勝利したのでした。

同時にエージェントと交戦していたショウマも合流し、リッパーによる被害は最小限に抑えられたのでした。



その後。

ラキアはお詫びと御礼としてはぴぱれ組全員のプリンを購入。

未だ分からない弟の仇をまだ追い続けることを誓う。そして、それに協力を申し出る絆斗。

まだお互いにバカにしあったりおちょくりあったりする関係は変わらないようですが、それでも間違いなく2人の距離は縮まったようで。

ショウマは笑顔で、倒れていた塩入れを元に戻すのでした。




【以下雑記】

🍭今日のリゼル周りの演出。フィルターのかけ方といい、小道具の使い方といい。

これこれ!これが上堀内監督~!!って感じでしたね。


🍭結局コメルが誰に粛清されたのかは分からずじまい。

デカい切り傷が証拠なのは間違いないようで。

思い当たる節は……あるな……デカい鎌を持ったお姉さまが…………




次回:最強フォーム降臨!

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