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33話 調達屋は譲らない

  • 執筆者の写真: _ ぬぺ
    _ ぬぺ
  • 2024年10月14日
  • 読了時間: 4分

やっぱり5人がバクアゲだよね




【あらすじ】

開幕早々、怪人と戦闘を繰り広げるブンブンジャー4人。

それを影から見守る玄蕃。マッドレックスからの伝言の依頼が忘れられない。


そしてディスレースのもとに、何やら意味深な電話がかかってきており……




【振騎玄蕃】

玄蕃は敗れたマッドレックスの元へ。

みんなの元には戻れない、と言う彼を、マッドレックスは自嘲気味に笑い飛ばす。


🐶「てめぇもディスレースに踊らされてる、哀れなピエロってことか?」

 「俺もてめえも、自分のハンドルを奴に奪われ行き場がねぇってことさ」


既に一度死んだ自分には行く場所はない。ならせめて、可愛い子分たちのために動く。


🐶「てめぇはまだハンドルを取り戻せる。俺と違ってな。」



そしてマッドレックスは。

子分すらも操ってやろうか、というディスレースの発言に思わず反応してしまい、記憶が蘇っていたことに気づかれてしまう。



1人、飴とブンブンブースターを手にして考えた玄蕃。

夜が明けてから、久しぶりに範道邸の基地にやってきた。

が、全員不在。マッドレックスと戦闘中だと。


マッドレックスは改めて洗脳を受けて大幅に強化された。

更に2体の怪人も再登場して戦場は大混乱。



何もかもディスレースに奪われたマッドレックスと自分を重ね合わせる玄蕃。

しかし調さんはそんな玄蕃の考えを否定する。

夢や希望は誰にも奪えない。だから玄蕃は必ずまた帰ってくる。いつか自分のハンドルをもう一度見つける。


調さんは玄蕃のジャケットを手渡す。


「こんな、こんな私を……」

 「……見つけたよ。自分のハンドル」



一方ブンブンジャー4人は。

変身解除まで追い込まれてボロボロになっていた。

倒れこんだところに降ってきたトドメの一撃をはじいたのは、どこからともなく飛んできたマンホールの蓋。

東映さんはマンホールのこと投擲武器だと認識しているらしい。


振騎玄蕃、帰還である。


玄蕃はマッドレックスの暴走の原因が腰につけられたナンバーディスプレートだと説明。

そして、彼からの伝言を「俺を倒しディスレースから解放してほしい」と伝える。


「それは……大変な依頼だな。で、調達屋は何を調達してくれたんだ?」

「もちろん、私自身だ」

 「ブンブンジャー。ここが私の、生きる場所だ」


「死に場所」の話を踏まえての「生きる場所」というアンサーが眩しい。


そしてもう一つ。ブンブンからのお届け物。

完成したてのチャンピオンチェンジャーである。


これを使って、5人は揃いのジャケットを羽織った姿であるチャンピオンブンブンジャーに変身。

揃いの背中のマークが見えるような変身ポーズが良すぎる。

ジャケットにあるエンブレムをタッチすると対応するブンブンカーの力を武器にインストールして戦うことができる。

もちろん背中のエンブレムも例外ではなく、仲間たちから背中を押されることで力を使うことができる。

このタイミングで「5人いないとできないこと」を出してくるのバクアゲだなぁ。



「一人じゃできないことも、チームなら超えていける!」


バクアゲチャンピオンドライブで、ナンバーディスプレートのみを破壊。

マッドレックスはもとに戻った。


ハンドルを握りなおしたマッドレックスと仕切りなおして決着を……と思ったが。

マッドレックスに施された改造はもう一つあった。

暴走したエネルギーが爆発するというもの。

マッドレックスは死期を悟りつつも、自分のハンドルを取り返したことを喜び、ブンブンジャーに発破をかけてから宇宙へと旅立つ。


空から見下ろすと、まだあきらめる気など毛頭ないサンシーターの姿が。


🐶「達者で走れよ、てめえら」

 「騒音はお手の物、暴走は俺の物。俺様がハシリヤン斬りこみ隊長、マッドレックス!」




【以下雑記】

玄蕃おかえり!!


ここまで「1人じゃ勝てない」「みんなといるからできることがある」、さらに前回の「死に場所」発言とコツコツ積み上げて来たものがあったおかげで、かなりグッとくるシーンの連続だったなぁという印象。


そして個人的にはそれ以上にマッドレックスが良かったなぁ。

悪役ではあったけれど、彼なりに一つの芯が通っているかっこいい人だったので、散り方までかっこよく居てくれて嬉しかった。

唯一の心配はサンシーターだなぁ。

ディスレースは平気で犯人はブンブンジャーだ、とか言いそうだし。サンシーターもなんだかんだいいように利用されてばかりなので、一矢報いてほしいなぁと思う。




次回:ボス、遂に参戦

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