2話 幸せザクザクチップス
- _ ぬぺ
- 2024年9月8日
- 読了時間: 9分
しばらくは根無し草なのかしらね
【あらすじ】
再び行き倒れた主人公:ショウマ。
公園で彼を拾ったのは1人のギャルだった。
【OP】
まずは初解禁のOPから。
ポップなキャラ紹介シーンとか、アメコミみたいな吹き出し演出とか、キャラたちが実際に曲を口ずさんでる感じとか結構好きよ。ダンス可愛いからフル欲しいなぁ。
同時に不穏な感じを忘れないのもよきね。というかショウマくんそんな凶悪な顔するんだ……。
あと曲そのものだけれど、思ったよりも静かめな曲だなぁという印象。ポップで可愛い感じはあるのに、決して盛り上がる感じはなくて、なのに楽し気な爽やかな感じもある……なんか不思議な感じ。
今の作品の空気にすごく合っていると思う。
【ショウマ】
二度目の行き倒れの果て、たどり着いたのは「なんでも屋 はぴぱれ」。あ、その看板下から読むの?
なお外観は三鷹天命反転住宅を使用。この建物、ルームツアーとか部屋貸し出しプランとか宿泊プラン、そしてしっかり居住プランもあってびっくり。住む……にはちょっと不便そうな気もするけど……。
内装はもちろんセットですが、三鷹天命反転住宅を踏まえた設計になっているし、小道具もカラフルポップでめちゃめちゃ可愛い。あのギャルな幸果ちゃんが丁寧に部屋を飾り付けているところが想像できる。
まずはシャワーを浴びろと言われ、言われたとおりに体を洗ってきたショウマくん。
幸果ちゃんが調達してくれたお弁当とお菓子に舌鼓を打つ。
お菓子を食べたことによってゴチゾウたちが生まれるというハプニングもありつつ。
ここで判明したことは、「ゴチゾウはお菓子を食べたときにしか生まれない」ということ。
そしてポテチを初めて食べてご満悦なショウマくん。
お弁当もポテチも初めて、と嬉しそうな彼を見て、幸果はいい感じに「家が厳しいから家出してきた子」と解釈してくれました。
そこに鳴り響く携帯の着信音。
電話をよこしたのは幸果の友人:りっつんだった。
引っ越しの手伝いを友人に頼んでいたもののドタキャンされたから、代わりに引っ越しを手伝ってほしいとのこと。
力に少々自信のあるショウマは手伝いを申し出る。
ということで、明らかに人外パワーのショウマの手によって引っ越しは秒で終了。
荷物搬入はまだしも、荷解きと飾り付けまでやられるのは普通に嫌じゃない?という突っ込みはさておき。
念願の独り暮らしの始まりに大喜びのりっつん。みんなで引っ越し蕎麦を食べることになりました。脳内に光る蕎麦マンが出てきたのは私だけじゃないよね、ね??
なおショウマくんはポテチをリクエスト。よほど気に入ったんだね……。
さて、無事に帰宅したショウマと幸果。
幸果はきっちりバイト代を渡してくれました。なおショウマはお菓子の現物支給のほうが嬉しい様子。
そんなショウマがお菓子好きになった理由は母親。
人間のお菓子のことを幸せそうに話してくれる姿にときめいていたと。
そんな彼の姿を見て、幸果はノートとペンを共にプレゼント。
その名も「おいしいものノート」。
食べたいもの、食べて美味しかったものを記録しておくためのノート。記録にもなるし、見返してまた幸せになれる。
ショウマはスクラップブックみたいに使うことにした模様。いいよね、こういう記録だけのノートって。
さて、遅くなりましたが自己紹介タイム。
名前を問われてショウマは、
●「ショウマ・ス……」
●「す?」
●「……井上生真!」
ところでOPの彼のクレジットはバッチリと「ショウマ・ストマック」。
あ、そこ隠す気微塵もないんだ…………。
字幕では「生真」という漢字も確認可能。「井上」はお母さんの苗字だし、母親が地球人用、とかって用意してくれていた名前なんだろうか。
そんな彼を見て、幸果は行くところがないならここにいればいいのではないかと提案する。
圧倒的に不審者な自分に何故こんなに優しくするのかと聞かれ、幸果は答える。
●「うち、名前に『幸せ』って付いてるからかな。みんな幸せなのがいいと思うんだよね」
なんでも屋を始めたのもそれが理由。
そんな彼女に、真っすぐに「かっこいいよ」と伝えるショウマ。
その夜。
りっつんが襲われていた。
彼女の家に忘れられていたポテチのゴチゾウたちによって、その情報がショウマのもとに伝えられる。ショウマは慌てて出撃。りっつんを捕らえた敵との戦闘に入る。
今回初のちゃんとした変身です。一瞬完全に体の力抜けるの不穏でしかないな~~
敵からはどうやら自分の手柄を横取りしに来たバイト仲間だと思われた様子。
ショウマくんが激高するのも無理はないですが、グラニュートの意識ってそんなもんなのが普通なんでしょう。
戦闘中、触手に苦戦するショウマに声をかけたのは、新たな仲間:ザクザクチップスゴチゾウ。
《仮面ライダーガヴ ザクザクチップスフォーム》
ポテトチップス姿の戦士。
武器は二刀流のザクザクチップスラッシャー。袋から飛び出すポテチのデザインが可愛すぎる。
この剣、めちゃくちゃ脆いものの適切な角度で切り込めば金属すら簡単に切り落とす力を持つ。ポテチで口の中を切った記憶が蘇ったよね……。ポテチ、角度によってはとんでもない鋭利な武器になるもんね…………。
ということで青のり舞い散るザックザクエフェクトと共に勝利。
今作、CGと実際のアイテムの使い分け、緩急の付け方がうますぎる。見ていて全然飽きない……。
無事にりっつんを助けたショウマでしたが、ガヴを見た彼女の第一声は
「バケモノ?! 何?!」
●「……怖がらせてごめん。これからもバケモノには気を付けて」
ショウマは絞り出すようにそれだけ言ってその場を立ち去る。
そのまま、はぴぱれに、ノートから破り取った1枚の置手紙を残して発つ。
「幸果さんへ
おせわになりました。ボクも幸果さんみたいに人を幸せにできるようになりたいです。
ノートはかきつづけます。
ショウマより」
【甘根幸果】
本作のヒロイン遂に登場。
一言でいえば「陰キャに優しいギャル」。あれですね。
誰にでも優しく懐が広く。
同時に会社を立ち上げて一人で回していく行動力や冷静さもあり、
「まずはお風呂」「先に歯磨き」といった綺麗好きできっちりした面もあり。
見た目と言動はギャルギャルしてるしショウマのことは「ウマショー」呼びで定着しそうな気配がありますが、全体的にはしっかり者の姉御肌って感じのお姉さん。ヒロインが頼れるしっかり者枠って結構久々では?現状出てきている人たちの中では一番大人だなって印象。
……てか今キャスト一覧見たら、メインの3人全員年下だわ。
わ………………………………
ところでOPでは彼女にもちょっと暗い過去がありそうな気配がありましたがどうなるんでしょうかね……。
【辛木田絆斗】
前回取材した旦那さんが行方不明の記事は無事に世に出たようです。あぁ……
絆斗は一旦これは脇に置き、気になるのは怪物騒動。
SNSで目撃者に連絡を取り、訪問したのは前回の被害者:始親子。
「怪物が2人いた」と話す母親に対し、「怪物は1人、もう1人は自分を助けてくれた」とだけ話して後は口を噤む始。
絆斗も何か気になるところがあるようですが……。
彼はなぜこんなにも怪物騒動に執着するのか。
それは18年前に遡る。
外で母親と遊んでいた、少年時代の絆斗。
彼が少しその場を離れていた隙に、母親は目の前で怪物に襲われた。
前回の感想で
「子供っぽい絵だけど誰が描いたんだろうか。絆斗くんだったらにっこりしちゃうけど。」
って書いたけど……そういうこととは思わないじゃんってぇ…………
なおその時の怪人はオオカミみたいな顔でした。
……双子がちょっとケモノっぽい怪人態だったけど何かあるのかな。
そこに、戦闘後のガヴが通りかかる。
自分も怪人を見れたと拳を振り上げる絆斗でした。
【ストマック家】
改めまして今回の敵です。
服装も彼らがいる世界も全体的にゴシック調な空間。不気味で高貴でお洒落。最高。
彼らの世界の文字も早々に解禁されております。解読班出るんだろうなこれ。
長男にして社長のランゴ、
長女にして製造統括のグロッタ、
次男にして技術開発のニエルブ、
双子で仕入れ統括のジープとシータ
という家族経営の会社です。
今後判別の絵文字とかどうしようと今真剣に悩んでいます。
とりあえず双子のシンクロ度合いすごいよ。初登場でこの完成度は怖い。
そして女の子の方が所作も言葉遣いも男前で、男の子の方がちょっと臆病な感じだしてくるのすごい。全員の性癖ぶっ壊そうとしているとしか思えない。
話しぶりから察するに、何らかの事情でみちるとショウマのことが邪魔になったストマック一家が2人の殺害を企んだと。
現在、行方不明のショウマのことを追っているところ。
今のところただのお家騒動ですね……。
引っかかるのは父親の死因くらいかな。
なお、彼らのルールの中には「基本的に人間の姿になっておくこと」というのがある様子。
これ何か意味があるのかしら。
そしてようやく気付いたけれど、「ガヴに何かをセットした状態=怪人態」というのがグラニュート共通のルールっぽい?
あと、個人的に怪人態の見た目がちょっと系統が違うのが気になっている。
上三兄弟は蔦っぽいのが絡んだ感じ、
双子はケモノ系、
そしてショウマはガヴの見た目から違うし仮面ライダーだし。
腹違いの兄弟だったり?
ストマック家は現在富裕層の顧客を増やすべく奮闘中。なんかそういうところは普通に企業っぽいんだね。
そのために質のいい材料の仕入れが必要とのこと。
材料の仕入れとして地球で活動しているグラニュートたちは「バイト」扱いだそうです。
そしてちょいちょい飛ぶっぽいです。労働環境の改善が質のいい商品の第一歩だと思うぜ私は。
まだちゃんと明かされてはいませんが、今回の怪人の言動から察するに、
捕まえた瞬間の人間の幸福度≒材料の質
っていう考えで良いのでしょうか。
【以下雑記】
当然ながらまだまだ謎が多いながらも着々と話が前に進んでいる感。
とりあえず敵がひたすらに濃い。今後が楽しみ。
あとは前回も少し書いたけど、「ポップで不気味」の塩梅とかベクトルとかがあらゆる場所できちんと共有されている感じがする。
作品としての空気感が完成されている安心感。
そして個人的には主演への安心感がすごい。
2話目にして、アフレコでの激高・脅しの静と動がちゃんと出てくる人ってなかなかいないので。
次回:サイダー💧
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