29話 王様失格
- _ ぬぺ
- 2023年9月17日
- 読了時間: 3分
このための先週だったのあまりにも人の心が無い
各国の臣下が、他の国の王を襲った。
イシャバーナの貢献で全員一命はとりとめたものの、国王が目覚めないうえ、全ての様子が中継されていた世界では混乱が巻き起こる。
原因は籠絡のヒルビル。
彼女が臣下たちを洗脳して王たちを攻撃、さらに各国の様々な人物にも働きかけを行って混乱を助長。本人の言う通り、人の不安にかこつけて洗脳するんだからタチが悪い。
それにしても謎の笑い声が癖になるキャラである。ゲロウジームくんもなんか復唱しているし。キュッポッ…?! 沢城さんやっぱり好きだなあ。
というかこんなにも「ヒルです!」って見た目してるのに色気ダダ洩れなの凄すぎる…。
唯一、バグナラクの腕で攻撃を受け止めたジェラミーはゲロウジームと事実確認をし、さらにヒルビルと実際に会ってその能力を確認する。
約1週間の眠りから覚めた王様たち。
彼らを待ち受けていたのは、ヒルビルの扇動に乗せられて他国に制裁措置をとり、国交が完全に断絶した世界だった。
王たちは緊急で会議を開く。
連絡が取れなくなってしまったジェラミーを除いて全員がシュゴッダムに集合。
「王様たちが好き勝手しようとしたものの、それに気が付いた臣下が剣をとった」
というシナリオを作ってチキューを守ることで合意。
それぞれが国を臣下に託し、王の証を国に残してシュゴッダムに集結。
国民たちに対し、「真実」を語る。
その場に表れたのがジェラミーだった。
前日、ゲロウジームと共に「チキューが好きだ」と確かめていた2人。
「王たちを攻撃したのは幻を使ったゲロウジーム、全てはチキューを手中に納めんとするバグナラクの陰謀」
という筋書きをぶち上げる。
五王国の敵がバグナラクに向いたところで一度通信を切断。
バグナラクの民をゴッカンに託す。
強大な敵を倒すため、今を乗り越えるとまっすぐ言い切る。
そこで通信を再開、やられたふりをして撤退。
5人が思い出すのは2年前。
人とバグナラクが手を取り合うことを願って6つ目の国を立ち上げ、そこから2年間必死で働いて、国民からの信頼を勝ち取ったジェラミー。
先週の「ジェラミーたちを信じる民」のくだりを、ここでのダメージを最大限に引き上げるために入れたって誰が思ったよ。
だからこそ、「拍手も祝福もない」と言ったジェラミーのために拍手を送る5人。
そのままバチギレた状態でヒルビルとの戦闘に突入する王様たちがかっこいいんだ。
その後ろで流れているイメソンがジェラミーのためのものなのも良いよね…
ジェラミーはゲロウジームと共に、王たちが一堂に会して安らかに眠るところを見届けて、陽炎の中に消えていくのだった。
次回予告にジェラミーがほぼ映ってなかったのが辛いよ……。
きっとたくさんの困難があった2年間を投げ捨ててまでの決断、それについて行くゲロウジームちゃん……。
この2人は一刻も早く幸せになってくれマジで。
次回:ゴッカンの秘密
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