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28話 光を振り切って

  • 執筆者の写真: _ ぬぺ
    _ ぬぺ
  • 2024年9月8日
  • 読了時間: 6分

前言撤回、嬉しくない




【あらすじ】

玄蕃の脱退はメンバーたちに小さくないダメージを与えていた。

仲間たちはもちろん、ブンブンカーたちや調さんも含めて、決して顔色は明るくない。

玄蕃本人も、飴を舐めるのを忘れるほど精神状態は安定していないようで。


そんな中、錠は。




【阿久瀬錠】

ミラと共に玄蕃に連絡を入れた錠。


「お届け物でーす!」

 「お届け物は、私たちの気持ちだよ」

 「みんな玄蕃の力になりたいんだよ。私、囮でもなんでもやるから! みんなで走ろうよ、玄蕃」

●「俺玄蕃さんのこと尊敬してます。強くて、優しくて、たくさんの人を救える力があるのに! それを復讐のためだけに使うなんて」

「もう連絡してくるな。これだけは譲れないんだ」


想いを断ち切るように通信を切る玄蕃。

仲間思いな末っ子2人の気持ちも尊いものだとは思うんだけれど、やっぱり「玄蕃の怒りを受け止めるのが大事」と判断したタイヤやブンブン、それに従っているシャーシロに比べるとやっぱりまだ末っ子ポジだなぁと思う。



そこに警察無線が入る。

「パラリラパラリラ」という騒音がうるさいと通報があったそう。

最近そういう通報が増えているんだとか。

何か引っかかるミラも錠の捜査に付き合うことに。


「玄蕃なら答えが分かるかもしれないけど。」

●「……玄蕃さんなら、って考えるの、止めませんか。俺たち、自分ができることをやっていきましょう。」


正直錠からこの台詞出てくるとは思っていなかったのでびっくり。

思ったよりもちゃんと思考回路が大人だった。



さて、パラリラパラリラの主を調べているうちに、ネオングルマーがハイウェイ空間へと直接ギャーソリンを巻き上げているところを発見。

仲間と共に戦いへと向かう。


レストランを開業し、店に一生縛り付けて悲鳴をむさぼる気満々だったネオングルマー。

これだけ書くと普通にネオンであることの必然性が皆無で面白いな。このあと出てくる能力も全部ネオンらしさがないのホント好きよ。


●「帰りを待ち続けるのも、帰りたくても帰れないのも、本当に苦しいものなんだ」


武器を玄蕃と同じアックスモードに切り替えて。

暗闇にワープしてパワーアップしたネオングルマーに追い詰められるが、変身解除され、仲間が拘束されてもなお立ち上がる。

仲間たちはこんな時こそ調達屋が来てくれはしまいかと期待するが、それでも。


●「俺に玄蕃さんの代わりはできない! けど、決めたんです! 玄蕃さんが戻るまで、玄蕃さんの分まで戦うって!」


錠なりの、玄蕃の行動に対する気持ちの整理の付け方。

熱くて真っすぐで、彼らしいなぁと思う。



玄蕃と同じ斧を振り回して単身勝利。

巨大戦では自らブンブンジャーロボポリスを操り勝利。

ライトアップがかっこよすぎるな……。お値段がかなりのものだったネオングルマーをフルに活躍させるためとはいえ、今回の戦闘どれも絵面が綺麗なのよ。



錠は運転席で一人、揃いのアイテムを見つめながらこれから玄蕃の分まで頑張ることを誓うのでした。




【ハシリヤン】

先週から活躍中のディスレースさん。

前回までは宇宙の金属だったというブンブンジャーのお届け物を自ら盗んでいき、来魔獣にした絨毯を回収し。

今日はサンシーター達に支持を出しつつどこかに向かわせます。

目的地にいたのはなんとハシリ犬。

「マッドレックスのお犬様」という呼び方、好き。


集めた3つの道具を組み合わせ、出来上がったのはなんとマッドレックス。

バージョンアップして生まれ変わった、これぞ真の「再生怪人」。その名もマッドレックス・フューリー

愛犬ハシリ犬が完全に体の一部兼武器になってるの最悪。

マッドレックスとしての記憶は一切なし。性格も異なり完全にディスレースの操り人形。

……こんな尊厳破壊があって堪るか!!


そんなディスレースですが、今回ラスト、ブンブンの姿を見て何か思うところがある様子。

そろそろブンブンがレーサーでなくなった理由が明かされるのかしら。




【振騎玄蕃】

ブンブンジャーと完全に別行動を開始した復讐者。

飴を片手に屋上で武器を振り回しています。

いつもは結構冷静な彼がまだ何一つ行動を起こしていないってのが、まだいろいろ整理ついてないんだろうなと察せられて辛い。


そこにやってきたのが始末屋組。

過去にディスレースに料金を踏み倒されたことがあるから自分も復讐を助けようか、と提案。

あくまでも「自分もやりたいから」と理由づけたうえで商談に持って行こうとするの、さばさばしていて良いな。


とはいえ玄蕃の「1人でやる」という意思は固い。

先斗も取り付く島無しと判断して一時撤退したのでした。



あえて放っておくことを選んだタイヤとシャーシロ、

ダイレクトに接触を試みるミラと錠、

あえて彼の事情には触れない先斗。

5人それぞれのアプローチの仕方に性格出ていていいね。

どれが正解とかは分からないけれど、それでも、「ここは玄蕃の居場所なんだよ」「いつでも頼っていいんだよ」という意思表明をしておくことは、きっと今後の玄蕃のためになると思うんだ。




【範道大也】

まずは結果的に届け物を失敗したことを内藤氏に謝罪。大人だ……。

一度届けるという目標は達成しているのにね。

内藤氏は全く気にせず、前を向こうとからっとしたもんである。逸らすなよ話を!!



逆にタイヤへの届け物をプレゼント。子供たちからのブンブンジャーのイラストである。

世界中にタイヤが作った施設にいる子供たちからのお礼だという。

なお、施設を建てるにあたって内藤氏に全面的にバックアップしてもらっているらしい。

タイヤ、そもそも何でそんなに稼いでるんだ……。


タイヤ本人は施設関連はすべて内藤氏の手柄にしておきたいみたいですが、内藤氏はきちんとタイヤの手柄とすべきだと思っている様子。

子供達には「ブンブンジャーのおかげ」というギリギリ嘘ではない、くらいのことを伝えているようです。



話せば話すほど内藤氏の腹の内が読めなくて怖いよ…………。




【鳴田射士郎】

誰もいない駐車場。

1人で駐車していた車のところへと真剣な面持ちで歩いていくシャーシロ。


車の中にいたのは常槍氏。


「君に仕事を依頼するのは二度目だな。」


不敵に笑う常槍氏と表情が変わらないシャーシロ。

スパイな彼の過去、ついに踏み込むんですね……?




【以下雑記】

ここ数話で急に物語が動き出した感すごい……

情緒めちゃくちゃだよもう……。


なんでOPEDで丁寧に玄蕃を削除するんだよぅ……キュウレンジャーでもそんなことしなかったぞ……。

そんなことするくらいならEDの6人版撮ってよぅ……。


とはいえ最近、「キャラの概念」だった6人に少しずつ肉がついてきてる感じする。

シャーシロもようやくちゃんと過去編出てきそうで楽しみよほんと。




次回:そのサブタイは駄目だろ

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