27話 宇蟲王の到来
- _ ぬぺ
- 2023年9月3日
- 読了時間: 4分
こんなん好きになっちゃうじゃん
バグナラク建国から2年。
バグナラクには、サナギムの遺体の山ができていた。
その日は、シュゴッダムにて6国の王が集まって平和会議を開く予定であった。
ラクレスと同じ衣装に身を包んだギラと、傍に仕えるドゥーガ。
しかし、王城にやってきたのは……
ろくにシュゴッドを扱いきれず、仲間たちに見放されているシオカラ。
すっかりふんぞり返って太ってしまったセバスチャン。
怠けたい欲が前面に出ているモルフォーニャ。
カグラギ不在をおいおいと嘆くクロダ。
まさかの国王たち不在。
1話オマージュで晴れやかにシュゴッダム城下町を歩くも、人々は誰も出てこない。
この2年間でいろいろあったという4つの王国。
王不在、そしてそれを土下座で詫びる家臣たち。その理由は……
全員逮捕でした。
ヤンマ・ガスト
ウルトラPC「天上天下唯我独尊」開発のため
全世界の魔力を独占した罪
ヒメノ・ラン
1000メガトン級の花火を打ち上げ各国に飛び火
カグラギ・ディボウスキ
埋め込み型耕し機「ありぢごく」が
対人間用と見なされ捕縛
リタ・カニスカ
強制的な休息のため自ら服役
なにやってんすか。
そこにやってきたのが宇蟲王ダグデド・ドゥジャルダン。
モチーフは最強の生物とも言われるクマムシ。あれ?と思って調べたけど案の定。
「緩歩動物門」と呼ばれるそうで、
かつては節足動物門の1綱とされていたが、現在では節足動物への進化の途中で退化した動物群と考えるのが一般的である。 (日本大百科全書(ニッポニカ), (参照 2023-09-03)
敢えてこの言い方をしますが、虫モチーフの作品に虫のなりそこないが殴りこんでくるの最高じゃありません?
彼はギラを見つけると、彼をつれてあちこちへと向かう。
ダグデドは宇蟲王。
彼から見れば、宇宙は自分に与えられたただ一つの空間である。
しかし、宇宙に生命が増えすぎた。少々整理をしたい。でもただ片付けるのは楽しくないから遊ぶことにした。
あの手この手で星に干渉し、二つの種族を対立に追い込み、内部でつぶし合い、最終的には星ごと滅亡する。
チキューの場合は人間対バグナラクの構図。
そして人間側の戦の旗頭として代々貢献してきたのがシュゴッダム国王であった。
つまり、王の即位と同時に行われる死の国への旅路の本来の目的はダグデドの意志を聴くことにあったと思われ……。
ライニオールの言っていた「危機」も、おそらくダグデドと直接コンタクトをとって最初の戦を始めた彼なら対応できる、みたいなことだったのかな。
ふざけてるのか?という問いに「ふざけてるんだよ」低い声で答えるダグデド。
底知れぬ恐ろしさと、「王」というよりは「王様に甘やかされて育った我儘王子」が似合いそうな言動と言葉選び、楽しそうにブランコに乗る動き、毒を一切感じさせない声色。
好きになっちゃうじゃんこんなの!!!!!!!!!!
好きです。はい。とてもとても好きです。本当に今回ずっと頭抱えてた。こんなストレートに好きな方向性で来られるとびっくりしちゃうじゃん。
cv石田彰最高過ぎます……
ギラと話している間に、部下の宇蟲五道化たちに他国を襲わせていたダグデド。
非常事態だということで実質死んでいるためバグナラクからの逃走に成功していたゲロウジームが王たちの牢屋へ。
報せを受けて牢屋を破壊するカットが恐ろしくかっこいい。
王たちはそれぞれ新たな装いで国に帰還。
カメジムによってシュゴッダムに連れてこられたボロボロのジェラミー、ダグデドと対峙するギラの両名は、今までのように彼らの言いなりになって潰し合いをすることを拒否。
王様戦隊キングオージャーと、宇蟲王たちとの戦いが幕を開けたのである。
ということで迫力の第2章開幕です。
CGの力の入れ方が尋常じゃない。これ劇場版ですっけ?
もうすでにダグデド様に堕ちそうな私ですが、新キャラも新衣装もみんなかっこよくて頭抱えている。
あと全員「○○の王、○○」「○○の○○」って肩書あるのとてもいい。今回の名乗りカットあまりにも最高だったから。
ますます盛り上がりを見せていて本当にこれからが楽しみだ……!
次回:楽しそうだななんか
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