25話 虚像の幸せ 蜜の味
- _ ぬぺ
- 3月2日
- 読了時間: 6分
ギャルはつよし
【あらすじ】
未だ絆斗との仲直りもできず、体調も悪いショウマ。
強化フォームを手に入れたとはいえ、まだまだ越えねばならない壁が多いのが現状であるものの、まずは新たな仲間を加えることになりました。
【ショウマ】
未だ不調の1号。
まだアイスしか食べられないため、今日はケーキアイスを食べました。美味しそう。
ブリザードソルベエゴチゾウは一度しか使役できないタイプなので、今後はアイスを定期的に摂取しないといけないんだよな、彼。
一度ゴチゾウからの連絡を受け、ビターガヴの元へ出動。
幸か不幸か、到着した時にはビターガヴはその場を去った後。代わりにいた絆斗とは気まずい空気が流れます。
そして、苦しそうに胸を抑えた彼の姿が気になるところ。
その後、怪しいカブトダンシを追って再び外出。
しかし道中でビターガヴ出現の報せを受けて方向転換。ビターガヴ討伐へと向かう。
体調不良を押して戦うが、良いところで変身解除。ブリザードソルベエゴチゾウ、アイスゆえにある程度の時間が経つと溶けてしまうのです。
つまりは時間菖蒲、これは厳しい。
【辛木田絆斗】
強くなった2号。
ひとまず、新たなゴチゾウを使った成果を酸賀さんに報告。
ここの報告シーン、無事に勝てたこととか強くなったことは正直に言うけど、お礼は絶対に言わないのが絆斗らしいなと思う。
そんな絆斗が少し気になったのは、足元にうず高く積み上げられたピザの空き箱。
酸賀さん曰く、若い友人を交えてのピザパーティーをしたらしい。嘘つけ、お前そもそも友達いるのか??
そこに、SNSでビターガヴ出現報告がアップされる。
いつもの癖で幸果さんに取り次いでもらおうとするが、思いとどまる。
●「いや、今の俺なら」
●「……強くなったようでなにより。」
単身、ビターガヴがいる現場に乗り込んで戦闘開始。
バッグ持ったまま変身するんだ……
今回は残念ながらビターガヴを取り逃がしてしまったものの、割と余裕のある戦闘を展開してました。
そして変身解除したらちゃんとバッグ戻ってくるんだ……
が、その後心臓部分に痛みが。
その場は駆け付けたショウマから逃げるようにその場を去る。
続いて、ショウマの元から逃げて来たビターガヴに再会。狭い路地裏での戦闘開始です。
撃った弾が当たった壁にパンチして変身するところから始まり、もうこのアクションシーンのすべてが格好良くてクラクラする。
この狭い空間を全部使ってやるぞ!みたいな気合……かっこよすぎる。
無事にビターガヴを討伐したものの、胸の痛みは増すばかり。
絆斗の今後が心配すぎる。
【ラキア・アマルガ】
指名手配されている3号。
彼の口から、グラニュートの主食は石や鉄に近いものだということが判明。
人間のフリをして暮らしていく以上、あまり突飛な行動はせず、人間のことを学ぶべきだ、とショウマから忠告され、めんどくさそうだが「一理あるな」という顔をしたラキア。人間のことを知るために、はぴぱれでバイトをしてみないかという提案までしてもらいました。
最初は断ったものの、「バイト代で美味しい石が買えるよ」というショウマの口車に乗せられ、無事に就職したのでした。チョロいぜ兄さん。
ということで早速力仕事である。
模様替えに駆り出され、大きな棚を軽々と運んだは良いものの、秒速で疲れて寝転がってしまう。
それ以外にも接客態度が終わっている。
仕方ないので仕事内容を変更して、ケーキを代わりに購入する仕事を担当する。
●「いろんな人と接してみて、どう?」
ラキアの脳裏に過るのは、ケーキが買えて嬉しそうにしている人たちの姿。
●「……俺には分からん」
引きずられるように連れていかれた次の仕事は「付き添い」。
依頼者は源浩二という青年。カブトダンシなる男に会いに行くから、そこに一緒に来てほしいという。
カブトダンシは今話題の配信者。
スーツに兜というなかなか特徴的なデザイン。よく見たらネッレス?が見覚えしかない牙のデザインになっているの、おしゃれがすぎる。
スイーツの情報を主に扱っており、彼の紹介するスイーツはどれも大人気だとか。
浩二が直接メールを送ったところ、会えると返事があったそうで。一人で行くのは不安だから付き添いが欲しいと。
今のカブトダンシは危険だと思う、と語る彼はなんだか切羽詰まった様子。
ここで幸果さんに急用が入ったため、付き添いはラキアのみとなりました。
美味しそうなスイーツに惹かれつつ、お小遣いがないからと諦める浩二にコメルを重ねつつ歩いていると、ショウマから電話が入る。
曰く、カブトダンシのコメント欄に「あなたに会いに行った友達が帰ってこないんですけど、何か知らないですか?」という書き込みがあったという。グラニュート絡みの可能性が高いのではないか、と。
しかし浩二はそれでもカブトダンシに会いに行くと言って聞かない。
結局、浩二は単身でカブトダンシの元に乗り込む。
他のファンと同じように彼をもてなすカブトダンシだったが、浩二は少し違う。
👦「偽物のくせに!」
なんと浩二くん、彼こそが本物のカブトダンシだったのである。
彼が運営したチャンネルを乗っ取って勝手にカブトダンシを語っている人物。彼こそがグラニュート:ル・ビートであった。
人間界に来てからミミックキーを紛失し、三次元で人間に化けられなくなったから二次元で人間に化けることにしたらしい。なんて柔軟な発想力。
浩二の焦りは、自分の姿をした人間がファンに何かしらの悪事を行っている可能性が高かったからだというわけ。
正体がバレたル・ビートは浩二の前に姿を現す。
あわや、というところでラキアが間に割って入る。
ラキアの人相から手配書を思い出し、ラキアに反応するル・ビート。
👔「まったく馬鹿な奴だよ。ストマック社を敵に回すなんて」
●「馬鹿なのはお前だ。闇菓子をもらって調子づいて。奴らに利用されて、使い捨てられるだけだってのに」
👔「そんな愚かな真似はしないさ。お前の弟じゃあるまいし」
●「お前、コメルを知ってるのか?」
👔「知り合いから噂で聞いただけだけどね。バイトのくせに途中で怖気づいて、逃げまわってた馬鹿がいた、ってな」
●「……貴様。その汚い口を閉じろ」
【以下雑記】
🍭どさくさに紛れて、ショウマ母子がその辺の草を食べていたことも判明。お父さん、人間の食生活わかんなくて放置してたのかな……。
父上、言動の端々から奥さんの事も息子の事も本気で愛していたんだろうなっていうのは伝わってくるんだけど、それにしては圧倒的に思慮が足りていないというか、「自分たちの幸せ」と「人間の幸せ」の違いがあることに気づいていなさそうっていうか。そこに悪意がないのも悪質だよねぇ。
そんなだから兄弟間の仲が悪いことにも気づいてなかったんじゃないのって感じだけど。
まあそこが異類婚姻譚の美味しいところではあるよねエヘヘ。
🍭カブトダンシのお声は小野友樹さん。この人にスイーツ情報紹介してもらえるの圧倒的な信頼感がある。
そんでもって今回の脚本は毛利さん、東映ブログでも
艶っぽさと怖さのバランスが素晴らしいですね。 柴﨑監督とはキュウレンジャーでおなじみの、ゴイスーであげぽよな関係性です。
とバッチリ書いてあってにっこりしています。
それにしても本当に声が良い……激甘ボイスすぎる。でもって怪人態はしっかりドス効いてるからすごいよなあ……。
🍭酸賀さんのピザパーティー発言で頭の中パァーリッリになったの本当に許してほしい。原因の一端はほぼ間違いなくどこぞのカブトムシだから。
次回:諦めないということ🍮
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