23話 炎の逆境野球
- _ ぬぺ
- 2024年8月4日
- 読了時間: 5分
それはダメだよ…………
今日の錠は少年野球のコーチをしているため不在。
彼が野球経験者とは初出しの情報ですが、なんともしっくりきます。
それを陰で見ていたサンシーターはもちろんこれにのっかります。誕生、グローブグルマー。
お声は内田修一さんと言うことでインテンション箱推我大歓喜。
こういうチャラめなのに侮れないお兄さん(?)役似合うなぁ。
怪人の特殊能力は「プロの洗礼ビーム」。
勝負の厳しさを知って二度と立ち上がれなくなるというものである。
嫌すぎるな~~~~。
駆け付けた仲間たちを遮り、元高校球児の錠は宣言する。
「野球で勝負しろ!!」
ということで、結構ちゃんとしたアナウンス付きでチーム紹介。
東映ブログによればガチのスタジアムアナウンサーとのことです。どこに力入れてんねん。
爆上ブンブンジャーズ。
1番 サード シャーシロ 背番号18
2番 ショート 先斗 背番号4
3番 ピッチャー 錠 背番号1
4番 ファースト タイヤ 背番号17
5番 キャッチャー 玄蕃 背番号12
6番 セカンド ミラ 背番号3
7番 センター ブンブン 背番号55
8番 レフト ビュンディー 背番号21
9番 ライト 調 背番号0
数合わせのため未経験の調さんも強制参加。ブンブンの声掛けでやる気チャージ。
そうだよね、野球回はそうなるのが普通よね。
戦隊メンバーだけでチーム作れるどころかベンチまで作る余裕があったキュウレンジャーがおかしかったのよね。
対する敵は絶叫ハシリヤンズ。
監督はキャノンボーグ。メンバー紹介は割愛。
なお負けたら改造が待っています。
いざ、プレイボール!
やる気は十分だったものの、ブンブンジャー側の実力はお世辞にも高いとは言えず。
全体的にもた…もた……としている印象です。こういうパターンあるんだ。
更に、ハシリヤン式ルールを導入したことにより相手は点を取り放題。
玄蕃の活躍と(怪人にしては珍しく公正な)審判のジャッジで途中でヤルちゃんの爆走を止めることはできたものの、かなり遅れを取った状況。
続いてバットを握ったのはグローブグルマー。
彼の魔球はなんと錠に直撃。吹っ飛ばされる錠。
4方向からのカメラに対し、しっかり顔を隠すスーアクさんのプロのお仕事に脱帽しつつ。
壁に激突して気を失った錠。
目が覚めると既に9回裏。スコアは118対0。
余りにも悲惨な状況に思わず夢か、とこぼす錠でしたが、悲しいことに現実。
敵の魔球と不平等な審判と実力差に苦しめられたようです。だからここで原因がシンプルな実力になることある??
自分が野球勝負に持ち込んだせいだと詫びる錠に、調さんは選択を迫る。
自分で言い出したことは自分で決着を付けろと。
すなわち、「つづける」か「あきらめる」か。
最後まであきらめない不屈の闘志に賭けた錠は迷わず「つづける」を選び取る。
彼の熱気に当てられ、全員が爆上げの状態で再度グラウンドに並び立つ。
ということでいざ出陣、爆上野球戦隊ブンブンジャー!
野球ユニフォームのブンブンジャーである。久々の6人横並び変身がなんでこんなにトンチキなんだ。
調さんの「急がば回れ」というアドバイスを受け、本当に回転しながら球を打った錠。そうじゃないんじゃないかな。
とはいえ満塁に持ち込んだ。
ここでエースが登場。グローブグルマーの燃える魔球:ハシリ球はブンレッド119で消火して対処。
全員でアウトになるまでの時間ダイヤモンドをフルスロットルで駆け回り無事に119点を獲得。なるほど、だから敵は118点だったのか……。
巨大化して野球場を燃やし始めたグローブグルマーにはブンブンジャーロボ119が対処。
野球と消火を同時にこなすというアクロバティックな技で勝利したのでした。
野球場には子供たちの笑顔も戻り、めでたしめでたし。
サンシーターたちは袋に野球場の砂(とヤルちゃん)を入れて泣く泣く退散。
ブンブンジャーたちは再び野球をやろうと盛り上がりを見せたのでした。
ということでトンチキ野球回はこれにて終了!
ブンブンジャーのキャラデザ担当としてお迎えしている島本さんを理由に『逆境ナイン』を盛大にパロするという無法地帯。スポーツものには疎いので原作を全く知らないのですが(東映ブログや他の視聴者の解説も参考にしつつ)やりたい放題なのは理解しました。
とはいえ原作知らなくても普通に面白い展開でしたし。
なんなら(これは制作側がどうこうではないのですが)どこぞの平和の祭典で審判事情が燃えている最中に「平等な怪人審判」を出してくるというスーパーミラクルを起こしたりもしつつ大変面白い回でした。
が、これはちょっとひどかったですね。
何がって、錠の扱いですよ。
1回表で吹っ飛ばされ、気が付いたら9回裏って。ない、さすがにない。
その間、ずっとあそこでほったらかされていたってことでしょう?あの炎天下の中。
この殺人級とも言われる酷暑の中、怪我して気絶した仲間をそのまま適当に放置しておくのがブンブンジャーです、って公式からお出しされたのさすがに酷い、「酷い」なんて言葉じゃ到底追いつかないくらい酷い。こんなキャラ崩壊は嫌だ第一位すぎる。
せめてみんなでベンチの仲間で運んであげた描写とか、それができないなら「敵が全力妨害してきて負傷した仲間を助けられませんでした、それだけ不平等な試合でした」くらいの脚本を書かなきゃだめだよ。
しかも直前にみんなが「錠!!」と叫ぶ描写も入れてるじゃん。そのリアクションしておいて放置したんだ、って思ったよね。
「キャラクターの性格」という意味でもそうだし、「子供たちが見る番組」という意味でもそう。
錠の目が覚めたシーンで軽く引いて、「夢オチかなー?」と淡い期待を抱いて、そうじゃないことが分かって本当にがっかりした。
今のところブンブンジャーは文句なく楽しんでいたので、今日のあの一瞬のせいで心の底から失望したし、多分こんなことがまたあったら視聴降りると思う。それくらいショックだった。
命の危険があるかもしれんところでコメディ展開にするのは駄目だよ、絶対。
次回:初恋の相手
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