21話 炎の届け物
- _ ぬぺ
- 2024年7月21日
- 読了時間: 4分
なんだったんだ、飴玉探偵
無駄に広い範道邸を掃除していたシャーシロ・ミラ・ブンブン。
倉庫でなにやら画用紙を発見。描いてあったのは消防士の姿。
もしかしてタイヤの夢は「消防士になること」だったのでは……?
ブンブンは早速うっきうきでタイヤに彼の夢を問う。
しかし、彼の夢はブンブンをビッグバングランプリに送り届けたいことだ、といつもの返事。
そうじゃない、彼自身の夢を聞きたい、とブンブンは畳みかけるもいい返事は得られず。
はぐらかされた挙句、勢いでモニターを破壊されたことに気まずくなったブンブンは全部タイヤのせいにした挙句そのまま逃走。
そして屋上で反省タイム。
前から思っていたけれど、スーツの都合上座るときに足を投げ出す格好になるブンブン、めっちゃ可愛い。
そこにやってきたのは先斗&ビュンディーコンビ。
タイヤと喧嘩したんだな、と言い当てた2人に事情を話し、タイヤのことを何も知らなかったなと反省するうブンブン。
それを先斗はくだらないと一蹴。夢を持つなんて恵まれている、そしてその夢を今のブンブンならかなえてやれるのではないかとアドバイス。
おかげでブンブンは何かを思いついた様子。
そんな単純なブンブンを本音ではうらやましいと思っている先斗でした。
一方その頃、錠は。
調さんに呼び出されていた。
要件は不審火事件の解決。火種もないところから謎の出火が相次いでいる事件を受け、ハシリヤンの仕業かもしれないので調査を頼まれたのである。
さて、引き受けたもののどこから手を付けるべきか分からず途方に暮れる錠。
そこに現れたのは玄蕃……ではなく、飴玉探偵。
レトロな格好でキメキメのポーズをとる飴玉探偵は、呆気にとられる錠に「現場100回」とアドバイス。
2人で一緒に過去の火災現場を回って聞き込みを行う。
完全に振り回される錠と何やら得心している飴玉探偵。警察と探偵のバディモノの鉄板展開である。
そうこうしているうちに2人はサンシーターを発見。
ひっそりと3人の後をつける。
3人は消防署の人間を装っていた様子。「消防署の方から来ました」と地味に嘘は言ってないのがこざかしくて好きです。消防署の方角から来たんだろうね。
彼らは防災週間と称して消火器をプレゼントして立ち去る。
慌てて追いかけた探偵&警察コンビは急いで先ほど3人が立ち寄った家へ。
ちょうどそのタイミングで火を噴いた消火器の相手をした錠のおかげで、火災の発生を阻止したのであった。
なお、この消火器の効果は「かじ」という言葉に反応して発火するというもの。
「赤字」「家事」「齧る」「カジキマグロ」でアウトだったそうです。
この愉快な仕組みで洒落にならんダメージ与えてくる感じ、今日もサンシーターはフルスロットルである。
ということで仲間たちの手を借りつつ町中からサンシーター製の消火器を回収。
さらに元凶であるショウカキグルマーを探し出していざ戦闘開始である。
しかし、相手の高熱攻撃にかなり苦戦。
あわや、というところで駆け付けたブンブン。彼が投げてよこしたのは、今まで彼とタイヤで積み重ねた経験をもとに、彼の夢を叶えるという熱を持って作り出した新兵器、ズンズンショウカブラスターであった。
タイヤはこれを用いて変身。ブンレッド119にパワーアップを果たしたのであった。
消火器でありながら火を噴くショウカキグルマーVS消火を行うブンレッド119の組み合わせ、良い。
そして何より、一人称視点のカメラワーク助かる。
私はキュウレンの時からこれが大好物なんだ。
巨大戦はビュンビュンの力を借りつつモンスターで撃破。
無事に帰還した一同。
タイヤとブンブンは仲直り。
タイヤも子供の頃の夢が叶ったと喜ぶ。
なお、例の消防士の絵と共に、他にもいろんな絵がありました。ライオンに乗ってたり、宇宙に行ってたり。
夢いっぱい、それが範道大也という男なのである。
かけがえのない仲間がいれば夢はいつかきっと叶う。
飴玉探偵のウインクと共に今回の事件は幕を閉じたのである。
ということで結局最後まで飴玉探偵が何だったのか分からないまま幕を閉じました。
なんでコスプレをしていたんだ、玄蕃。お前が一番謎だったぞ。
そしてついでに、結局タイヤのことが何も分からなかったのよね。
消防士になりたかったのは「子供の頃の夢」だと本人が明言しているし……。
なんかいい感じに終わっているけれど、結局彼のパーソナルは何も見えないまま終わったね。
この辺いつか明かされるんだろうか。本人もけむに巻きたがっているようにしか見えないよねぇ。
次回:ライオンに乗ります
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