20話 微笑む天使、笑えぬ真実
- _ ぬぺ
- 2024年1月28日
- 読了時間: 3分
出る度に株が上がっていくお姉さんだ…………。
アトロポスが今回回収してきたケミーはエンジェリード。
冥国の三姉妹の中では一番の古株で、今回10年前からグリオンの傍にいることが明言された彼女。グリオンもめちゃくちゃ彼女のことを気にかけています。
年齢差のせいで結構危ない画が定期的に流れてくるの地味に好きです。グリオンのヤバさに拍車がかかっている。
結果的にそれを苦い顔で見守るラケシスがすごいマトモに見えてるんだよな。
その頃、キッチンいちのせにて。
本日のお客さんは鏡花。
前回、ガッチャードとマジェードのベルトを回収したい、とスパナに頼んでいましたが、割と平和的に2人のもとにやってきました。
き、きちんとしている……。
彼女は製作途中のドライバーを見せながら全員に話す。
現在のところ、このドライバーの問題点は2つ。
まず、そもそも使う予定のマッドウィールが手元にない事。
そして、スパナ自身の心の問題。
エンジェルマルガムの能力は死者蘇生。
10年前の取りこぼしを思い出したグリオンは、マルガムをスパナの元に派遣する。
そしてスパナの元には、なにやら複雑な仕事でしばらく彼の元から離れていたという両親の姿が。
まあ、察したよね。
久しぶりの再会を喜ぶ黒鋼家。
が、そこにエンジェルマルガムが登場。変身できないスパナを執拗に攻撃した後、彼の目の前で両親を消す。
過去の記憶がフラッシュバックするスパナ。
そこに合流したグリオンとミナト。ミナトのポケットからは以前回収したマッドウィールが自らスパナのもとへ。
こうしてスパナは、ウィールマルガムへとなり果てたのである。
現場にいた宝太郎とりんねも、スパナ相手には強く出ることができず、暴れて去っていく彼を見送る事しかできない。
スパナが向かった先はもちろん鏡花のもと。
彼はこの10年間に本当は何があったのか彼女に問う。
10年前。
グリオンは錬金アカデミーへ。風雅に濡れ衣を着せた例の事件を起こした。
その場には戦闘技術に定評のあったスパナの両親、そしてスパナ本人もいた。
(この14歳スパナが24歳スパナにそっくりでびっくりしちゃったよね。)
両親はグリオンに敗北、スパナの目の前で消滅。
陰からそれを見ていたスパナは暴走する。駆けつけた鏡花は身を挺して彼を守った。
さらに、彼を自分の元へと連れ帰り、そこからは親代わりとして接した。まずは、彼の記憶を改竄。度々事件のフラッシュバックに苦しむ彼のためにチェスを通じて感情より先に理性が来るように、彼に身を守る術を教えた。
全ては強大な力を秘めているスパナをグリオンから守るため。
他人の家の子のためにここまで徹底的にやり切る鏡花さんすごすぎる……。
その行動力も優しさも底抜けだ。
こうして聞くと、スパナが戻って来て一番最初に行った「チェスをするか?」の誘いの重さがすごいって……。
鏡花さん、画面に映る度にぐんぐん株が上がって行って怖い。個人的には今ガッチャードに出ている中で一番魅力的なキャラクターだよ。
欠点はパクチー狂いなことくらいだよ。
一方、スパナからすればそれは今の自分の状況に直結しているわけで。
彼女の教育のせいで今の自分は100%の力が出せていない、だから宝太郎とりんねに後れを取っているのだ、と言い捨てて鏡花と決別。
これは……今は頭に血が上っているだけだと思いたいな。
鏡花さんの株がめちゃめちゃ上がった分、ここの後味がどうも悪い……。
次回:遂に3号ライダー覚醒
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