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  • 執筆者の写真_ ぬぺ

2話 誰かための王

そ、総長~~~~!!!!




早々に指名手配犯となったギラ。

それでもラクレスに会えるなら上等、と捕まる気満々という珍しいタイプの犯罪者を見かねたヤンマ・ガスト。ギラを自分の国に回収しました。


ヤンマの国:ンコソパ。

SFの舞台かな?って感じの空気感ですね。

高層ビル、ホログラム、ネオン街。その恩恵をほとんどの人が受けているという国。


そもそもゴッドクワガタやらなんやらの管理を一手に請け負っていたヤンマ。

ギラが覚醒できるはずがないと怪訝に思っており、そこも確認したかったらしい。

ということで彼を問い詰めているうちに、ギラがだいぶ無理して悪役をやっていることを看破。

ギラがこの辺まだ慣れてないってのももちろんあるんだろうけれど、それ以上にきっと実力でのし上がる過程でいろいろな人と付き合ってきたであろうヤンマは悪意にも善意にも敏感なのかなあ、とか。



そこに2つのトラブルが舞い込む。


1つは敵:バグナロク。チキューを滅ぼすからその前に集らを寄越せ、期限は今夜ときた。

前回チラ見せ程度だった宰相:カメジムと悪の王:デズナラク8世もお目見え。

敵も味方も昆虫モチーフとは。「敵も味方も力の出所が同じ」を踏襲するライダーを彷彿とさせますね


もうひとつはシュゴッダム。

ラクレスはヤンマを糾弾し、同盟としてンコソパに防衛面での援助はしない、許して欲しくばギラを差し出して膝をつけと命令。思ったよりも第一歩がぬるい。



ラクレスの声明を聞いててめぇなにやらかしてんだとキレる国民たち。

結局勝負はタイマンに持ち込まれました。ハッキングの。

結果はヤンマの圧勝。成り上がり系国王は強い。



ラクレスの声明に対しどうするのか、と聞くギラへの返答は要約すると「膝はつけない」。

ギラにそれでは民を道具としてしか見ていないラクレスと変わらない、自分がンコソパを守るから折れろと説得。


それを飲む形でギラを引き渡そうとしたヤンマだったが、土壇場で「やっぱり無理だ」と笑う。

媚びへつらうのは自分に向かない、とまさかのシュゴッダムからの使者を追い返してしまう。


これを見た国民はそれでこそ総長だと大歓喜。

その後訪れたバグナロクに対しても変身したヤンマをキングオージャーを技術面で全員がサポートする形で勝利。


国王と対等に会話し、共に国を守っていく姿に感銘を受けたギラ。

今の自分に必要なのは仲間だ、と悟ったところで……デカいカマキリが出現。ギラとヤンマを拉致して去っていきました。




ざっとあらすじはこんなもんか。とりあえずンコソパと総長の話を。


ンコソパ。機械やテクノロジーが発達した国。

シュゴッダムの機械面までサポートしている。東映公式に上がっている世界地図では一番小さい島国なのにここまで発展しているのは一重にその技術力のおかげでしょう。

国の人々の衣装もポップで楽しい。


下剋上が許される国風とあってか、上下の貴賤なく接しているのが印象的。


主な登場人物は、ちょっと気弱な側近:シオカラと、愉快な若者のアッカ・ウスバ・マユタのトリオ。



でもって国王ことヤンマ総長。

自分の能力で文字通りてっぺんをつかみ取った男。

つまりは国民から認められているわけで、人々の信頼を勝ち取っているんだろうなあという印象。実際に1対100のハッキング勝負にも圧勝するし、それに対して文句を言う人が一人もいないからね。


貧民街出身ということで態度もお口も悪いですが、カテゴライズするなら間違いなく善人。

相手のことをよく見ているし、交流関係の広さからか他人の心の機微に敏感だし。


あと東映公式ページには彼のパソコンの写真が公開されています。

ノートパソコンに外付け(テープで雑にとめるタイプ)でいろいろ付け加えて改造した後があります。多分だけどそれこそ貧民街にいたころから改造を重ねて愛用しているでしょ。


戦闘中も国民の名前を呼びながら戦う。国民全員の顔と名前一致させてそうじゃありません?


だいたい分かっていただけたと思いますが、ヤンマ総長の沼に片足突っ込んでます。

(他3人がまだブラックボックスなのでなんともいえない状況)

むしろ今回見て惚れない人がいるのでしょうか。




そしてギラ。

うーん無理してますねぇ。


この際早めにはっきり言ってしまいたいのですが、このタイプのキャラは本当に苦手。

圧倒的に考え足らず。経験値が足りていないので考え不足なのは多少は仕方ないですが、自分が何も分かっていないということに気づかずに行動して周りに結果的に迷惑をかけるタイプ。正義感が強いのは良いことですが、もう少し相手のことを注意深く観察してください。


例えば「シュゴッダムに連れていかれたら即処刑なので彼の目的は達成できない」という事実に思い至ってもいなさそうなところ。

碌にンコソパ国民の事を見ずに彼らの歓声を「怒り」と断定してしまうところ。これに至っては国王に対してその国民を侮辱しているわけだしもっと叱られても仕方ないよ。


今回の展開とOPがまだ流されていない事実を考慮すると、少なくとも残り3話は

「他の王のもとに行き、王として必要な心構えを手に入れる」

という展開をするんだろうなとあたりはついているので、彼のこの性格はあと少しの辛抱だと思って我慢することにします。


次の展開のための性格なのはめちゃくちゃ理解しているんだ。

そのうえで苦手なものは苦手なんです。申し訳ない。




次回「我儘」か「私があるままで」か

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