1話 届け屋のハンドル
- _ ぬぺ
- 2024年3月4日
- 読了時間: 6分
爆上がって参りましょう🛞🛞🛞
赤いスポーツカーが街を走っていた。
向かった先は教会。中で行われていた結婚式に、運転手は乱入した。
そして花嫁を強奪。逃亡。
彼の名は範道大也(はんどう・たいや)。届け屋である。
タイヤが現れた理由は、依頼を受けたから。
花嫁:志布戸未来(しふと・みら)の彼氏から、花嫁を奪って空港まで連れてきてほしい、と言われたと。
……自分で花嫁を奪いに行けない男はやめとけ???
彼氏に迎えに来てもらったと言われても浮かぬ顔なミラ。
タイヤに言わせれば、「他人にハンドル握られてるのが不満」という状態。
タイヤはミラを妻にしようと追いかけてくるファミリーたち、そして唐突に現れたハシリヤンに追われ、基地にいる鳴田射士郎(めいた・いしろう)ことシャーシロの指示を元にカーチェイスを開始。
イターシャがミラのウェディングドレスに目を付けたことに気づいたタイヤ。
空を飛んで大移動。なんだか高級そうな服屋に来店し、カードを使って店ごと購入。目を付けられたドレスは捨てていくとのこと。
ただ、ミラのドレスは祖母の形見とのこと。着替えはするが、捨てるのは嫌。
着替えたミラを待ち構えていたのは、ハシリヤンだった。
店の前で待機していた届け屋くんは何をしていたんですかね。
イターシャは持っていた鍵(ハシリヤンイグニッションキー)を使ってウエディングドレスを苦魔獣(くるまじゅう)に変化させる。ガッチャン、イグニッション♪
誕生したウェディングドレスグルマーは町で大暴れ。人間の悲鳴エネルギー「ギャーソリン」を回収していく。
タイヤは、形見のドレスを手放したくない、と言うミラの願いを「サービス」として聞き入れる。
「自分のハンドルを握る、っていうのはこういうこと。」
ブンブンチェンジでブンブンレッドに変身である。
タイヤ出撃と同時にシャーシロが現場へ。
彼と入れ替わるようにミラを空港に送り届けるために車に乗り込む。
しかし助手席のミラは浮かぬ顔。タイヤの言葉が脳裏に浮かぶ。
そして、シャーシロのハンドルを強引に奪って現場に舞い戻る。
「私も戦う。あんたみたいに、自分のハンドルは自分で握る。私は私自身を、私の思う所に届ける!」
彼女の言葉に爆上がったタイヤは、ミラにブンブンチェンジャーを手渡す。
振り回されるシャーシロも苦笑い。
ということで、ブンブルーとブンピンクの誕生。爆上戦隊ブンブンジャーの誕生である。
なんて久しぶりなマトモな名乗り……!!
3人は協力してウェディングドレスグルマーを撃破。
すると、陰から見守っていたヤイヤイ・ヤルカーが突如やってきて、グルマーのギャーソリンを食べ尽くしてハイウェイ空間へ。
ブンブンジャーも彼を追いかけ、それぞれのブンブンカーに乗り込む。
タイヤはスポーツカー、ブンブンはトレーラーモチーフなものの、残る2人はオフロードとワゴン。ここまで日常系なの珍しい気がする。
ヤルカーとのカーチェイスに勝利。
こちらの世界に戻ってきたヤルカーはギャーソリンを吐き出し、巨大なグルマーが誕生。
ブンブンジャーは合体してブンブンジャーロボとなり、戦闘開始。
交通ルールは守りつつ、ブンブンがめちゃめちゃ喋りつつ戦い抜いて初金星を飾ったのであった。
空港まで送り届けられたミラは彼氏の誘いを断り、ブンブンジャーへの加入を決意。
しかしそれを快く思わない方が1人いるようで……。
ということで爆上げフルスロットルな第1話が終了。
ちょっと要素ごとに見て行くか。
【世界観】
キラメイ以来の乗り物戦隊。前作からの反動で「ロケが……ロケが多い!!」と思いながら見ています。
一番びっくりしたのは公道ロケの多さですかね。車を走らせる以上道を使うのは必須ですが、それでも街中での撮影がすごく多かった印象。パイロットだから、というのもありそうだけどね。LEDウォールという実績を手に入れた以上、これがいつまで続くのかなってのは少し思ってます。
「爆上」の名に違わず、結構ハイテンションに突っ走っていく30分でした。
ガッチャードと合わせて、これからの半年間は結構爽やかに進んでいきそうだよねぇ。
個人的にはあまり乗り物戦隊が刺さったことがないので(ゴーオンもキラメイも好きですが、乗り物以外の部分が魅力だと思っているタイプ)、今作の乗り物はどれくらい刺さるかな~って楽しみ。
【ブンブンジャー】
爽やか好青年タイヤ・クールタイプシャーシロ・元気ヒロインミラと結構タイプがしっかり分かれている印象。
初回から演技力も安定していらっしゃる印象でかなり安心して見ています。
難点は圧倒的な漢字変換のしづらさ……と思っていたら、東映ブログでは一律でカタカナ表記されていたのでおとなしくそちらに倣うことにします。
個人的に印象的だったのはタイヤくんかなぁ。
こういう初回から爽やかハイスペック系って結構久しぶりじゃない?と思って遡ったら、キョウリュウジャーのキングにまで戻ってしまった。
(最初からハイスペック系なら桃井さんがいらっしゃいますが彼は決して爽やかではないので除外。あとは成長していくタイプばかりだったので)
ミラはこの先ブンブンジャーの元気印になってくれそう。
シャーシロは東映ブログで「大也が大好き」と明記されてて笑ってしまった。
多分、困っている時にタイヤにスカウトされて惚れ込んだタイプでしょう。私の勘がそう言ってる。
あとは某万力お兄さんや某エアロビお兄さんの路線に行くんじゃないかとワクワkではなくヒヤヒヤしているくらいです。
最後にミラを見ながら「俺は認めない」って言ってるの見て「知ってた~~!!」って声が出たのは内緒。
ブンドリオ・ブンデラス。思いのほか癒し枠で笑ってる。
とてもうるさくて好きです。喋らないとガソリン詰まるんかな。でも可愛いので許す。
【ハシリヤン】
こ、小物……!!
というのが今回の総評です。
簡単に紹介するなら「チャラい兄ちゃんとその彼女さんと愛車」って感じ。コイツ絶対にラスボスにはならないな、と思っていたらテレ朝公式ページで「現場監督『サンシーター』」って書かれてて笑っちゃった。肩書が思っていたより下っ端だった。
一応敵幹部なんだからさ、町の隅っこで地べたに座ってキャッキャ応援するのやめなさいよ。憎めないなぁもう。
ブンブンジャーたちはハシリヤンたちの出現を予期していた様子。
なおこいつらの肩書、「大宇宙侵略大走力団」だそうです。2年連続宇宙規模の敵ですがなんだろう、この格の違いは……。
宇宙のどこかに存在するであろう上司の存在が既にちょっと楽しみ。
ざっとこんな感じかな。
1話目の感触は結構よかったなぁ、と思っているところです。
次回も楽しみだ。
次回:確執は早めに解決しておきましょうね
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