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  • 執筆者の写真_ ぬぺ

18話 始まりの王冠

ディボウスキ兄妹最高か???




高らかに復活を宣言したギラはラクレスとダイゴーグに剣を向ける。

彼の相手をしたのはラクレス。ダイゴーグにすら手を出すなと命じ、それに不満を持った彼を一蹴して納得させる強さも見せる。


彼が取り出したのはオージャクラウン

その名の通り王冠の形をしたアイテムであり、キングオオクワガタオージャーに変身。

オージャクラウンランスとオージャカリバーの二刀流で戦う。シンプルにかっこいいな。


なお、オージャクラウンを使った衝撃で通信機は破壊されました。

他国や国民には見せたらいけないみたいな何かあるのかしら?

ラクレスが無駄なことをするとは思ってないので。




これを見たリタはシュゴッダムに直行。

ラクレスがヤンマの殺害を教唆したとして連行しようとするが、ドゥーガは正当防衛だとして拒否。それどころかリタを脅してくる強気っぷりに、リタは一旦撤退。



一方城内では、カグラギがラクレスに面会中。

オージャクラウンのことをあれこれ聞き出していた。彼の前では口が軽くなってしまうというラクレス王も、クラウンのことを簡単に教えてくれました。ボシマールさんには言い過ぎでは、とたしなめられていますが、オージャクラウンランスが必要だという話とかは一切していないので、計算してのことだと思います。

そもそも装着者の話はちょっと調べりゃ出てきそうだし。


そしてラクレスたちが謁見の間からいなくなった後、俵の中から黒田さんたちがでてきており……。




そのころ、王たちは治療のためにイシャバーナに集合していた。

リタは超法規的手段をとり、ギラにラクレスを捕らえる権利を与える。ひとまず現在の第一目標はラクレスの確保、ということらしい。

カグラギがシュゴッダムに付いているのが彼らにとってはかなり痛い。


ちなみにオージャクラウンですが、ギラにとっては「見たら思い出した」程度のこと。

そもそも宮廷での暮らしすら覚えていないのは絶対に何かありそうだが、それはまあおいおいってことなんでしょう。


ちなみにこの間、ジェラミーは1人で隅っこにうずくまっておりました。全て滑っている王……。



動けるようになったギラは、ひっそりとカグラギに連絡をとる。

スズメを助けに行ったとき、彼女が兄を想って泣いているのを見た。彼女があそこにいるのには何かしらの意味があるのではないか、と思ったから、敢えて連れ帰らなかったと。

またあの珍妙なタクシー姿が見られるとは思わなかったよ。


カグラギと自由に話せるうちに連絡をとっておきたかった、と言うギラ。

彼悪い子じゃないし、人の機微にも敏感なんだけど、今一つ最後の一歩を踏み込めないというか、やっぱり自分の思い込みが先行しちゃうところあるよねぇ。




さて、この通話を切ったカグラギ。

彼の背景はなんと(人力の)合成。本来の彼の居場所はシュゴッダムの城内。

部下を引き連れ、当然のように透明化してさらに城の奥へ、「宝探し」に向かう。


カモフラージュは王の間で解いたが、そこにはしっかりドゥーガ&ボシマール、そして兵士たちが待機しておりました。

咄嗟に「散歩」と言い訳するも許されるはずがなく。


そこに現れたのはスズメ。

彼女は、兄の目的は自分を連れ帰ることなのだと言い放ち、ならば自分に近いところに置いておくべきではない、寧ろこの城の敷居を跨げぬようにするべきだと言う。

それも、王座に座って。

「婚約者候補」だから良いのだと笑顔で言っておられますが、候補ならまだダメなんじゃないかな、多分。

で、城に入れぬようにするためにどうするかと言うと、「心を折ってやる」と。具体的には、

「ラクレス様への敬意を、カブトムシになって示しなさい」

………なんで???


よく分からないのですが、カグラギ殿、四つん這いになって頭の上で拳を作り、「ギーギー」と鳴くという芸当を披露。

それ、カブトムシなの…………?

黒子のお二人は慌てふためき泣いてしまい、ボシマールさんは大うけ、ドゥーガさんは引いてます。スズメさんは大笑い。足バタバタさせて気持ちいい笑い方してて最高です。

しかしその足元で、カグラギ殿何かに気が付きました。




その後、再びイシャバーナにて。

バグナラクと対峙するギラ・リタ・ヒメノの前に、キングオージャーゼロが降臨。不遜にも本家を超えた力を持っていると豪語するラクレスだったが、彼のコックピットに悠々と現れたのは、なんとカグラギ。

彼は袂からオージャクラウンランスを取り出す。


以前、単身で城内に潜入した際にゼロを確認していたのは知っていましたが、なんとあの時コックピットにまで入っていたそうです。大胆が過ぎる。

しかし操縦してもうんともすんとも言わなかったため、どこかに動力源があると踏んでいたらしい。

ゴッドカブトをギラの元に送り込んでレジェンドキングオージャーを復活させたり、

スズメに会った時に手紙を渡して情報を共有したり。

今回のスズメも、ランスの隠し場である玉座下にあるスイッチを押してもらうための作戦のひとつ。

それを汲み取ったカグラギも、きっちり側近さんたちを連れてカグラギよりも謁見の間を出て行ったスズメも、阿吽の呼吸の策士である。


というか、作戦として「カブトムシの真似をしろ」と言っていたということは、これを言えば四つん這いになってくれる、って思っていたということで。

小さい頃、スズメちゃんと遊ぶときに「カブトムシの真似ですよ~」って笑わせてやっていたカグラギ殿が居たってことですよね? と思って彼らの幼少期に想いを馳せたよね。



ところで、

……ラクレス様、まさか気づいてなかったの?




ともあれ、カグラギはランスと共にオージャクラウンを奪い取る。

「赤子と阿呆には包丁を持たすな」

「ラクレス殿には似合わない。そして!私はもっと相応しい方を知っています」

なかなかな言い様である。


カグラギは笑顔でギラの元に合流。オージャクラウンを彼に託す。

「誰が王に相応しいか、私に、民に!お見せください!!」

敢えて今までどっちつかずの態度を取っていたカグラギが、本気でシュゴッダムを斬り捨てた瞬間である。



キングクワガタオージャー、誕生。

予算やスーツ造形の都合だろうと分かってはいますが、ラクレスはアンダースーツ共通で装飾のみキング仕様だったのに、ギラはアンダースーツまで金だし、変身音声もしっかり入っているし、あまりにも適性の違いが如実に出ていて流石に哀れになってくる。

それにしたって谷山さんがいちいち歌ってくれるのあまりにもパンチ力が強いって。


ギラが召喚・合体させたのは、「デコデコ盛り盛りキングオージャー」ことエクストリームキングオージャー。蜘蛛の糸で無理矢理つなぎとめていたジェラミーとは異なり、1人でシュゴッドたちを乗りこなすギラ。

ゴッドタランチュラの一部が王冠になるのめっちゃ良いな。

それにしても今作のロボ、合体音の重さが良い。そして今回は最後の音声もついててよすぎる。谷山さんと超学生さんのハモリ聴くのめっちゃ楽しみにしていたので嬉しすぎた。個性バチバチの攻撃力高めで最高でした…………。

11話の自分の感想見直したら、「私の精神保つかな……。」って書いてて笑った。なんとか勝機は保ったぜ。


エクストリームキングオージャーに乗り込んだギラは、ラクレスに語りかける。

小さい頃は「自分も民も、小さな国の王様」となるのが夢だと語っていたラクレス。それが今ではどうなのだ、と。

ラクレスは所詮子供の夢だと斬り捨てる。実現が難しい子供の夢は確かにあるし、現実を見ることはとても大事だと思うけれど、それをそうやって斬り捨ててしまう人は多分主人公にはなれない。

ギラくんに感情移入できないせいでラクレス様を庇ってしまう私である。いやラクレスも十分外道なんだけど。


ギラはキングオージャーゼロを攻撃。

「不可能を可能にできずに何が王か。幻想を現実にもできずして何が王か! 民の為なら、世の理をも超越する。それが王だ!」

「玉座を明け渡せ!」

やっぱこの作品の演説タイムの言葉選び、好きだな…………




命からがらシュゴッダムに帰還したラクレス。

しかし、国には誰もいない。

ラクレスが国を留守にしていた間、なんとバグナラクがシュゴッダムを制圧。陥落した国内では、サナギムたちが闊歩していたのであった。


遂に盤石であったラクレスの基盤が揺らぎ始めた。

ラクレスって相当いろいろやっているけれど、それは「民の前では常に理想的な君主として振る舞うこと」「自分の悪行を城の外に出さないこと」を徹底して来たからで。

今回、ロボ戦での敗走&世界で最初にバグナラクに陥落した国というレッテルが貼られてしまうのは、民からの信用を失うことに直結する。

これはここからの彼の動きが重要になってくるぞ…?





次回:もう予告の口上からかっこよすぎ

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