17話 王は逃げない
- _ ぬぺ
- 2023年6月25日
- 読了時間: 5分
遂に本性が
ンコソパに攻めてきたバグナラク。
そこに通信を寄越したラクレスは、ンコソパがシュゴッダムのもとに下れば助けてやると言うが、もちろんヤンマの答えはNO。
相変わらずバグナラクはンコソパに攻め続けており、国民も対応に苦戦中。ヤンマは自分が頑張ればいいというスタンスだが、そうもいかない。
ギラは黒幕はラクレスなんだから彼を潰せばいいと発言してヤンマにガチで叱られる。
そういうところだぞギラ…………
やっぱり私この子好きになれないよぉ。無知も考え無しも罪ではないけれど、学ばずそのままで居続けることは罪だよ。
特攻をかけることと勇敢であることは同じじゃないよ。
一方カグラギに連絡をとって話したところ、やはり隷属は形だけだと確認。
毎度思うが、佳久さんの表情のお芝居が秀逸。ヤンマ総長の台詞聞いた後の笑い方最高か?
更に、ヒメノとリタもほぼ同じ状況ということで合流、協力することにする。
リタは元凶であるジェラミーと彼が使役するゴッドタランチュラを回収することになりました。
一方その頃、当のジェラミーはラクレスとコンタクトをとる。
ラクレス曰く、バグナラクの侵略行為とシュゴッダムとは一切関係ない。
それどころか、シュゴッダムとは不可侵条約を締結済み。シュゴッダム=人類であるから。
まあ、トウフ相手に属国になれば云々と言っている以上妥当な交渉内容ではある。言い方が気に食わないが。
更にラクレスは国民相手に今の敵はバグナラクではないこと、何かあれば漆黒のキングオージャーで勝利することを約束。
その裏では、久々の登場:ゲロウジームさんがバグナラクへの偵察を敢行してジェラミーに報告。
この蜉蝣くん相当優秀である。そして可愛い。Twitterで「ちゃん」呼びされているのも納得。
事態を受けてジェラミーは玉座の間に急行。
「物語」と称して過去の話を始める。
現バグナラク王:デズナラク8世の即位時、誰が即位するかで争いになり、その際に活躍したのが将軍:ダイゴーグ。
死んだはずの彼を、今デズナラクたちが蘇生していると。
バグナラクとの和平なぞ守られるわけがない。
が、ラクレスは平気な顔。なぜなら、蘇生技術は彼が提供したものだから。
最初のカットから画面の端に歯車が映りこんでて、まさかね…と思っていたけれどそのまさかだった。
利用されている現状などどうでも良い。力が手に入ることが優先だと高笑いするラクレス。
本人は「力を手に入れる」と言っていますが、おそらく彼の作戦はシュゴッダム以外を根絶やしにして自分が王になるというもの。食糧事情もコンピューター技術も他国に頼りきりであろうシュゴッダムが生きていく算段はついているのかしら。
それともまだ何か条約内容がある?
失意のまま城を出たジェラミーはそのままモルフォーニャによってゴッカンへ連行される。
改めて彼の行動が今世界に混乱をもたらしていると説教される。
ここに来て「全てを統べるどころか全て滑ってる」と言い出すジェラミー氏。反省をしろ反省を。誰が上手い事言えと。
ゴッドタランチュラを提供すれば減刑すると言われ、最初は軽く抵抗。
ただ、リタから誰もが1人では無力である事、だからこそ力を合わせることが大切だと説かれる。
これを聞いたジェラミー。説教を退屈だ、物語の方が心を動かす、とかなり失礼なことを言った後、人の言うことばかり聞いて右往左往していた自分を喜劇だと笑い飛ばす。
あっこれ伝わってないですよリタ様。
反省したんだかしてないんだか分からないジェラミー氏。
リタと共に出撃した後、14体のシュゴッドを召喚して合体。
しかし、その状態は未完成なもので、タランチュラの糸によって強制的に合体しているだけ。 三大守護神を操る力を以てしても、完全なキングオージャーは操ることはできませんでした!
東映公式ブログより
これはあれかな、後日6人全員で操縦する真の完全体キングオージャーが誕生する感じかな?
勝利したものの、そこにやってきたのはラクレス。躊躇いなくキングオージャーを撃ち落とす。
そのタイミングで現れたのがダイゴーグ。仰々しい語りにがっしりした巨体。攻守ともに一級品。落ち武者の雰囲気でかっこいい。
バグナラクの幹部、「気持ち悪いかっこいい」みたいなところを的確に突いてくるやつらばかりで好きだ。
改めてシュゴッダムに下れと言うラクレス。
当然ながらヤンマ総長は拒否。国民の避難に関しては既にヒメノやシオカラに頼んで手配済みだし、ヤンマ自身何があっても戦い続ける覚悟はとうの昔にできている。
勝つために国を捨てる決意ならできている。
と、語りながらギラを引きずるシオカラくん。明らかに効率悪い運び方してて笑う。
剣すら持てないほどダメージを負っても戦い続ける気持ちだけは衰える気配がない総長。
ボロボロの「来いよ」がかっこよすぎる。
そんな彼を身を挺して守ったのはギラ。
死んだということになってから初めて公の場に姿を現した。
ギラもまた覚悟を決めてきている様子。
「恐怖しろ、そして慄け。一切の情け容赦なく、一木一草尽く、貴様を討ち滅ぼす者の名は、ギラ。邪悪の王となる男!」
「地獄の底から、蘇ったぞ」
この作品、名乗りが天才なんだよ
一言だけ言うとこの回、タイミングが悪かったね……。
リタ様の「支え合おう(意訳)」、いつものジェラミー節でなあなあになってしまったんですけど、その数分後に「支え」をテーマに1クール走り抜けた作品の最終回があってだな…。こっちが綺麗にまとまって大団円だったから、余計にジェラミーの自由っぷりが目立つ。
ライダーと戦隊ならその辺の被りがないように調整していることもあるみたいですが、製作元が違う以上そういうわけにもいかないのは当然。
結果としてリタ様の説教があまり残らないままだったのもったいなかったね…と、朝っぱらから2時間テレビにかじりついている人間は思いましたとさ。
次回:パワーアップ早くない?
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