14話 奇跡の覚醒!ケーキング
- _ ぬぺ
- 2024年12月8日
- 読了時間: 7分
ひとのこころ……
【あらすじ】
シータとジープに突き落とされたショウマ。
すかさず彼を探すために眷属たちを差し向ける双子。崖落ちで油断しない敵ってなかなかおらんぞ……。
そして、転落したショウマは。
【ショウマ】
夜も更けて、崖下で目を覚ましたショウマ。
大量の幸果さんからの着信に一旦返信しつつ、駆け付けた絆斗に介抱してもらってなんとかはぴぱれに戻ろうと立ち上がる。
●「また襲われる前に絶対帰んなきゃ。幸果さんと、約束があるんだ」
帰り着いたのは翌朝。
傷だらけの容態を適当に「喧嘩」と誤魔化す2人。この人たち普通に誤魔化すの下手くそだし、察し能力の高い幸果さんが全部気づいちゃうのも時間の問題だろうなぁ。でも幸果さんは気づいてても気づかないフリができる人だろうなぁとも思うし……。
●「それより見て、幸果さん。上手にできたんだ。一緒に食べよ」
持って来たのは手作りケーキ。
●「俺、またすぐ出なきゃいけないかもしれないから。早く一緒に食べたいんだ」
半ば急かすようにおやつタイムに。
甘いもの苦手な絆斗を除いて2人でケーキを食べる。
ショウマの想定していた「食べてほしい相手」である幸果からの評価は好評。クリームもスポンジも良い感じ、とハイタッチ。
そんな彼女の笑顔を前にしつつケーキを食べたショウマの感想は。
●「この感じ、今までと違う。おいしいって感動だけじゃない。なにか温かい力が俺の心と体に満ちてく。ケーキってすごい、作るってすごい。一緒に喜んでもらえるってすごい!」
そこに、SNSを巡回していた絆斗からの連絡が入る。
駅前で爆発事故が起きたという。
写真を拡大すると、グラニュート語でショウマの呼び出しが行われていた。応じないならばさらに被害を増やす、という脅しと共に。
大慌てで家を出ようとするショウマと絆斗。
ただならぬ雰囲気を感じて動向を申し出る幸果だったが、当然ショウマたちはこれを拒否。
●「じゃあ、1個だけ。ちゃんと帰ってくること。」
●「……約束する。いってきます。」
町に出た後。
駅とは反対の方向に走り出すショウマ。
以前からシータとジープに、彼らの眷属に、そしてショウマの様子に不審感を抱いていた絆斗はいい機会とばかりにショウマを問い詰める。
●「…………母さんの仇なんだ」
ギリギリ、嘘は吐いてない。
ショウマ→絆斗の情報開示はずっとそうだよね。嘘は吐いてない、全部言ってないだけ。
ショウマの性格の良さを出しつつ、着実に彼の罪悪感を刺激する方向に、ボロが出やすい方向に進んでるなぁ。
ここでゴチゾウからの情報提供を受け、ショウマは双子のもとへ、絆斗は可児のもとへと手分けして向かうことになりました。
●「その代わり、俺とも約束しろ。やられんじゃねぇぞ」
●「うん。ありがとう」
約束の倉庫にたどり着いたショウマは双子と対面。
開口一番に、人が死ぬのも自分たちの今の惨状も全部全部ショウマのせいだ、と双子は絶叫。
ショウマから見れば仲がよさそうな兄弟であるストマック家の5人。
が、それは当の本人たちから見れば違ったようで。
年の離れた兄姉は、双子の誕生日パーティーですら最低限のことを終えたら「仕事」と言って出かけてしまう。挙句の果てに「付き合ってあげた」発言。
(前回のオフショでパーティーのシーンで顔出しのキャストさんたちも集合してる?と思っていたらこのシーンの撮影でしたか。)
父親も不在、母親はそもそもいない。
人間であるショウマの隣には常に母親がいる。
父親に構ってほしいと訴えに行くと邪魔をするなと一蹴される。しかも彼の電話の内容はショウマについて。
「ジープはずっと一緒にいてね」
「シータだけは一生離れないでね」
「「何があっても僕/私たち2人だけは、永遠に」」
「俺達にはもう」
「私たちしかいないのに」
「「お前はそれすら奪う!」」
前回の話の別視点をここまで綺麗に見せるとは。
そして、これをショウマが一切知らないまま戦闘に突入させるとは。
とはいえだから単に可哀想な子たちだねぇ、で済ませるわけにもいかない。
●「母さんの人生を奪って、たくさんの人間の命を奪い続けたのはお前たちだろ?!」
いざ決着。
幸果と一緒に作って食べたケーキのおかげでかなり回復したショウマ。
人間界に来てから彼女には元気をもらってばかり。
●「ここでやられて、悲しみで返すわけにはいかない! これからもっと、笑顔でお返ししていくんだ!」
彼の言葉に応えるように新たなゴチゾウが誕生。
《仮面ライダーガヴ ケーキングフォーム》
ケーキングゴチゾウで変身する、ケーキでキングな強化フォーム。
ホイップに覆われるように変身するの、結構なインパクトすぎませんか。
そして「白いホイップ」「黄色≒金色のスポンジ」の神々しさ、「赤いイチゴ」のアクセントの黄金比感すごい。
中間フォームでこんな完璧なの大丈夫なん? 最終フォームどうなっちゃうの??
眷属もパワーアップ。近衛兵みたいなホイップ兵、可愛い。
2人の体格差とか、自分の槍ぶんまわしでリバースしちゃったりとか、可愛いが詰まってて好きよ。
というか、お菓子と嘔吐って組み合わせて良いんだ。
武器はガヴホイッピア。
ケーキの1ピースがゴチゾウなのお洒落。
必殺技はケーキングブレイキングです。
高所やワイヤーも駆使した見応えたっぷりのアクションの果て、双子を追い詰める。
トドメの直前にショウマの脳裏に過ったのは、幼少期の双子と自分が仲良くなれたif。
●「あんたたちとも一緒にケーキ食べられればよかったのかもな」
これ、何も知らないから仕方ないけれど、双子から見たら徹底的に侮辱にしかならないのが辛い。
そして、ショウマの攻撃が届く直前。
シータはジープを安全圏へと突き飛ばす。
「……良かった」
爆発跡に残ったのは、シータの装備だけ。
まあ……そうよな……。双子のうまみが一番出るのはその展開だよな……そうだけどさぁ……。
ねえどうする?これでガヴたちに倒された双子が手を繋げてなかったら。
とは12話の私の感想ですが、その通りになっちったよ。どうする??
ひとまず、勝利を収めたショウマ。
頑張りすぎて空腹になって倒れたものの、五体満足です。
絆斗と共にはぴぱれに戻ってくると、待ち構えていたのは幸果さんと、彼女が作った大量のパーティーメニュー。
ここでおかずにすれば絆斗も一緒に楽しめるでしょ、ってするのが幸果さんの良さだよね。
●「幸果さん、ただいま」
●「おかえり!」
【以下雑記】
🍭爆発事故が起きた駅は「梨本駅」。読みは「リボン」だったりする?
🍭幸果さん、そのデコられまくったバットは何用のものなんです??
🍭再び可児を発見した絆斗。彼を一時的に捕獲して問い詰める。
ここで初めて「ストマック社」という言葉を耳にした絆斗。
ショウマが意図的に隠してきたことを知るまでのタイムリミット、刻一刻と近づいてますね……。
🍭片割れを喪ったジープ。
最悪なことに、彼女の装備はしっかりジープの手元にあるんですよね。絆斗と師匠のところでも散々書きましたが、過去にとらわれるものがいつまでも手元にあるのは精神的にヤバい。
雨の中、彼は泣き崩れながら自分の髪をシータと同じようにカット。
なんかもう、「1人になった」ことに耐えきれなくて彼自身が2人になりに行こうとする気がして怖いんだよな……。シータのクランクアップ報告がないだけでこんな怖くなることある?
🍭珍しく人間界で観戦していたニエルブさん。ゴチゾウを回収していきました。
🍭そして、酸賀さんはそろそろ絆斗にも刺激が欲しい、とろくでもないことを呟いていました。
そこに来訪者が1人。
👓「こんばんは、酸賀さん。」
つ、遂にきちゃったよダブルマッドサイエンティストの集い! そして同一人物説早めに潰してくれてありがとう!!
なんで名前知ってるんだ、知り合いなのかニエルブのリサーチ能力の賜物なのか……。
この2人ほんとに好きなのでもう来週が待ちきれないよ
次回:闇バイトって辞められるのかしら🍰🥔
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