13話 約束の手作りケーキ
- _ ぬぺ
- 2024年12月2日
- 読了時間: 5分
スーパー戦隊OB回だ
【あらすじ】
ヴァレンのことを知ったショウマは久しぶりにデンテの元へ。
もろもろの事情を聴いて、お菓子をもらったうえでのデンテの予想は
① ヴァレンはグラニュートの力を体内に宿している(それが手術)
② 改造したのはグラニュート
③ ショウマは部分的に記憶喪失状態
①に関しては正しい。
③も状況証拠的にまあそうでしょうね、と。その要因がどこにあるか分からないのが怖いけど。一番濃厚なのはデンテおじさんの手術だけど。あとは絆斗母とショウマのつながりがどれほどあるかってことだよな~。私は変わらず絆斗母がショウマの手術の材料説を推すけど。
②はどうかねぇ。少なくともショウマの言う根拠はあてにならないので。まだ酸賀さんが人間である/グラニュートであるさしたる証拠が出てきてないからな。ガヴはなかったけど、あの人自分で自分のガヴを切除なり隠すなりしててもおかしくなさそうだし。
とまあそんな考察はさておき。
復讐に燃えるシータとジープが遂に動き出す。
【ショウマ】
幸果さんに見せてもらったのはブッシュドノエル。
子供会のクリスマスパーティーに向けた試作品である。
初めてのケーキに大興奮のショウマ。そんな彼のために、幸果は2人でケーキ作りに挑戦してみようと提案する。
ケーキと言えば、思い出すのは幼少期のこと。
母親が描いてくれたケーキの絵と、
シータとジープの誕生会を外から眺め、持って行ったプレゼントを踏みにじられたこと。
ということで、母親との思い出であるイチゴのショートケーキを作ることになりました。
2人で買い出しに出かけ、幸果の指示の元調理開始。
道具を落としまくり、力任せにかき混ぜ、粉まみれになりつつ。
●「食べてもらいたい人の顔を思い浮かべるんだ。食べた人が幸せな気持ちになりますようにって。そしたら手つきも丁寧になる」
そんな素敵なアドバイスも、ショウマの手にかかれば「幸果の顔だけを見て作業する」「ボウルの中だけを見て力任せの作業になる」のどちらかになります。先行きが不安すぎる。
なんとかスポンジを焼くところまでこぎつけ、幸果が仕事を抜けた後にデコレーションまで完成させました。
●「帰ってきたら一緒に食べよ!」
●「うん。約束!」
……これアレじゃん、「故郷に帰ったらプロポーズするんだ」の変化形じゃん。
さて、絆斗のもとに合流したショウマはその場に現れたエージェントに導かれてシータとジープの元へ。
まずは対エージェント戦としてサクッとブシュエルフォームをお披露目。粉雪舞い散る戦い方、好き。
それにしても期間限定ゴチゾウだからといって少々扱いが雑ではないか。あまりにも活躍が一瞬すぎて流石に失笑してしまった。販促番組なのはもう分かってるからせめてそう見えないようにしてくれと……。
遂に本気になったシータとジープ。いつもの人間体を放棄してグラニュート態となって参戦。
モチーフである狼に違わず、素早さと共謀性で畳みかけてくる感じがたまらない。
なにより合わせ技でとにかく敵を追い詰めていく感じが好きだ。
●「なんでだよ、なんでそんなに俺を憎むんだよ!」
👨🏻🤝👩🏻「「うるさい!!」」
いいな。この、それぞれに自分が一番可哀そうな立場だと思ってる感じ。
ガヴはフォームチェンジを繰り返しつつ戦闘。クリスマスの近さを感じるね。
その頃、はぴぱれでは。
出来上がったケーキを見て笑顔になりつつ、不在のショウマに眉を顰める幸果。
そして、追い詰められたショウマ。
●「絶対に、絶対に、絶対、帰んなきゃ!」
その願いは届かず。
崖下へと突き落とされてしまうのだった。
【辛木田絆斗】
自分の立場を考えつつ、グラニュートに関する問題を出すべきか否か迷う絆斗。
周りの話しぶりを確認して、「これなら出さなくていいか……」になるのおもしろすぎる。そこは流れに乗って記事バンバン出すぞ!! ライターとしても売れるし情報入ってくるし一石二鳥だ!! ってなるとこじゃないのか普通。
そんなやる気があるんだかないんだか分からないライターさんがいつものようにSNSをサーチしていると引っかかった目撃情報。
何故か人気のないところでばかり路上ライブを行っているというミュージシャンの情報である。
一応情報をショウマに連携しつつ、ミュージシャンを探して出発。
ショウマもショウマでゴチゾウを派遣しておきます。
調査の果てに発見したミュージシャン。名前は可児(かに)である。
その顔でサソリじゃないの、しかも微妙にかすってる感じなのじわじわ来るよ、キュウレン民は。
そしてちゃんと(?)スーアクが今井さんなことにもじわじわ来ているよ。
「数で勝負」という彼の発言の通り、近寄ってきた人を適当にとっつ構えるという雑過ぎるバイトさんである。
なんか言動も全体的に情けないし。
そしてこの寒い時期に水中にドボン。水の掛け合いからのキラキラエフェクト&ご本人作詞作曲の「愛して」をバックにじゃれあうシーンが挿入されました。なんでぇ??
「社会への鬱憤や、変わりゆく時代への憂い、使い捨てのバイトである自分を自嘲する蟹工船的テーマのラブソング」(今メール見返しましたがどういう文章なんだ💦)と発注をさせていただいたところ、 ひっくり返るほどの名曲を作り上げてくださいました。アレンジや演奏も岸さんのチームで手掛けてくださっています。 本日24時(12/2の0時)より各種サイトで配信が始まりますので、可児のエキスがたっぷり濃縮された一曲をぜひフルでお楽しみください。
どこから突っ込めばいいんだこれ。
しかしこの可児ことロジョー氏、実は20年ほど前からこの仕事をやっている古株。
……20年バイト、と言われるとあの情けない性格とか「蟹工船的テーマのラブソング」とかいう言葉がしっくりくるの、悲しすぎやしないか。
ランゴが社長になる前の事情のことにもある程度詳しい様子。ランゴが来てから質がどうの、ヒトプレスにするのがどうのと結構厳しくなったそうな。
もしかして、これは母親に何か近づけるのではないかと考える絆斗であった。
【以下雑記】
🍭主の名前を忘れていたデンテおじさんに怒ってるゴチゾウくんたち、可愛い。
🍭記念すべき、初めてショウマが自分で作ったお菓子の回でしたね。これが中間フォームになるのも納得。次回の覚醒が楽しみよ。それはそれとして初手からケーキは難易度高いて。
次回:お菓子の王様🍰
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