12話 ドーナツが繋ぐ絆

君たちいい子過ぎるんだよ

【あらすじ】

ヴァレンの正体は辛木田さんだった。

この事実に愕然としながらも、ガヴは瀕死の彼を連れて一時撤退。

路地裏で彼を介抱する。

【辛木田絆斗】

瀕死の戦士。

改造を理由に病院に行くのを拒否しつつ、ガヴに探りを入れる。

思いっきり「辛木田さん」と呼ばれてましたからね。こんな初歩的な正体ばれってある？

●「俺ばっか正体ばれてんの、フェアじゃねぇだろ」

●「……俺が暴いたわけじゃない。俺だってさっき初めて知ったんだ」

●「やっぱお前か……」

過剰に「お、お前だったのかー？！」みたいなリアクションさせないの、良いな。

寧ろ、手の届く範囲にいた友人を傷つけてしまったことに対する後悔みたいなのの方が2人の姿勢からにじみ出てるのが良い。

ショウマは気絶した絆斗と共にはぴぱれへ帰還。

慣れないながらも包帯をまいてやりつつ、彼がグラニュートではないこと、改造手術を受けて変身したことを察する。

そこに幸果から電話が。

栄美が見つかったとのこと。一応、幸果もしばらくは彼女の面倒を見るらしい。

いつの間にか起きて2人の電話を聞いていた絆斗。

幸果はライダーのことを知らないことを把握。ついでに遠回しにショウマの手当てにダメ出し。

●「あとで自分でやる」

●「……ダメだったか」

可愛い。

絆斗は怒っていた。

少しでも早く・多くグラニュートを倒すためには、自分を放置してアーリーを倒す方を優先すべきだった。

●「ダメだよ！」

　「生きてるから、誰かを助けたり、グラニュートを倒したりできるんだ。生き残ったからできることがあるんだ」

　「君を助けずにあの場で戦い続けるってことは、俺の目の前でグラニュートの被害者が1人増えるってことだよ」

●「そうか……。そうだな。悪かった。自分のふがいなさをお前に押し付けようとした」

この2人、譲れない芯の部分がしっかりある代わりに、ちゃんと相手のこと思いやれるしある程度自分のことを客観視して反省もできるから安心してみていられる。

ショウマの発言をきっかけにお互いに背景を確認。

それぞれ母親を闇菓子関連で亡くしていることが判明しいました。

絆斗の母親の写真を見て何かがフラッシュバックするショウマ。

絆斗母が行方不明＝まだ生きている可能性がある、という話が出た時点で、何かしらの形でショウマと関係はあるだろうなと睨んでいたのであんまり驚きはしませんでしたが。

問題は、ショウマが今までの人生で関わってきた人間がストマック家だけっぽいことで……。他の人間の女性と関わっていそうな描写が無いこと。

一番順当にあり得そうなのは、ショウマの改造の材料にされていたあたりか？

母親と恩師、2人を亡くした恨みを燃やす絆斗を前に、ショウマはお腹のあたりを握りしめる。

翌朝。

はぴぱれに出勤してきた幸果は今日はとある男に会いに行くとショウマに告げる。

栄美の不安を払拭するため徹夜でSNSサービスでマッチングを繰り返し、遂に痛々しいポエムを送ってくる男に巡り合ったそうです。

なお名前は「ゲタロウ」。こいつ最後まで鰐から離れなかったな。

明らかに寝不足な彼女を慮り、ショウマは自分が仕事を引き継ぐと宣言。

頷く彼女、うっすらと仮面ライダーの正体を察していてもおかしくないかも。

ショウマは仕事内容を絆斗に連携して協力を要請する。

一晩でほぼ体力が復活していた絆斗は快く了承。治療してもらった酸賀宅をあわただしく後にする。

●「この回復の早さ、やっぱ改造の影響かな？」

待ち合わせ場所にて。

女装したショウマがアーリーと対峙。東映ブログに載っている写真が普通に美女すぎて混乱する。

さらに絆斗も合流して挟み撃ち。

ダブルライダー、初の同時変身である。

ガヴは変身するときに一瞬倒れ、ヴァレンは膝をつくんだ……。なんか負けから始まるライダーって感じだなぁ、この2人。

頑丈なアーリーに対抗すべく、ガヴはザクザクチップスフォームに変身。剣にはヴァレンのチョコをコーティング。「ザク」エフェクトもチョコを被ってて可愛い。

ヴァレンはガヴから新たなゴチゾウを譲り受ける。

ここで敵への決め台詞「どうする？」が味方に明るく効いてくるの、良い。

適当に手に取ったそれはドーマルゴチゾウ。仮面ライダーヴァレンドーマルフォームの誕生である。

ツヤツヤモフモフのドーナツを使って相手を拘束しつつ戦闘。防御力も格段に上がっている気がする。確かにチョコって割れやすいもんねぇ。

トドメはガヴに譲りました。

代わりに絆斗はビデオ撮影🎥

はぴぱれ帰還跡、絆斗がサツエ舌動画をシェア。栄美さんにも安心してもらえました。

カメラが近すぎたことを幸果さんに怪しまれてはおりますが。

お互いに過去と現在を共有できたことを喜ぶショウマと絆斗。

●「絆斗でいい。これからよろしくな、ショウマ」

●（絆斗は人間で、俺のことも人間だと思ってる。だから信用してくれてる。俺は、ストマック家のグラニュートなのに）

正体バレがあっさりすぎた理由はここでしたか。

母親、師匠、戦友と、絆斗が信頼できる人間を順番に潰していこうってか。

怖すぎるよこの作品。

【ストマック家】

赤ガヴに合ってきたランゴ。その感想は、「身体的成長が速いが精神的にはまだまだ」。

ということで、打倒赤ガヴに向け、ランゴは新たなバイトを雇うことにしました。有能なグラニュートを選ぶため、人事としてグロッタにも付き合ってほしいと。

そんなわけで最初のバイト候補はラーゲ9🪼。お声は庄司浩平さんです。シャイニーーング！！！ これゆくゆくは顔出ししてくるタイプだろ絶対……。

一方のシータとジープ。

家に帰ったら嫁ぎ先が決まってしまう、離れたくない、と手を繋いでいた。

が、時は無常。

社員ではなくなった彼らには自分たちで調達した拠点にいることすら許されない。

こうなったのは全て赤ガヴのせい。

2人は「許さない」と呪詛を吐きながら、手を繋いで雨の降りしきる夜の街に消えていったのでした。

ねえどうする？これでガヴたちに倒された双子が手を繋げてなかったら。

【以下雑記】

🍭鳥谷姉妹と共に過ごした幸果さん。しっかり栄美さんに怪物のことを確認しつつ、仮面ライダーに関する誤解も解いておいてくれました。ほんとちゃんとしてるよなぁ……。姉妹の時間に無理やり割り込もうとしないところも好き◎

🍭ガヴも歯磨きするんだ……。まあ確かに口だもんな。そうだよな。歯ブラシ二刀流、愉快で可愛い🪥

🍭再生追いつかなくて諦めたのだけれど、幸果さんのトーク履歴もっと見たいな。なんか1人俳句について熱く語ってる男いたけど誰だ。教授じゃないだろうな。

次回：ら、来週の放送ってもう12月……？？🍰