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10話 イケイケドンドン!昭和が来た!

  • 執筆者の写真: _ ぬぺ
    _ ぬぺ
  • 4月28日
  • 読了時間: 6分

確かに間もなく昭和の日だけども。昭和に換算したら100年目だけども。




【あらすじ】

自分自身を、そして闘争心を取り戻したファイヤキャンドルと吠。

一件落着したものの、まだまだ戦いは終わらない。




【猛原禽次郎】【一河角乃】

登校中の禽次郎。

通り道で見かけたのはお弁当屋さんでバイトに励む角乃の姿。

本人は誤魔化していましたが、常連さんの発言で一瞬でバレました。家族を養うためのお金が探偵業だけでは足りないため、このお弁当屋さんでバイトをしているのだとか。


昭和の大黒柱的立場の角乃を褒める禽次郎爺と、昭和と言われて良い気はしない角乃。

そこに「昭和は素晴らしい」と割り込んできたのは昭和ノーワン。令和の世に、昭和を教えに来たという。なんて??



ということで今回のバトルは昭和ナンバーワンを競う戦いです。

昭和ノーワンの力で昭和然とした姿に変えられてしまった街を舞台に、昭和を愛する昭和ノーワンと昭和生まれのおじいさんによるバトルの開幕である。


幻の昭和を体験できて感激したり、スマホが消えてしまったことに憤慨したりと忙しい角乃を尻目に、昭和ノーワンは昭和の良さを語りながら昭和ロールプレイを始める。

頑固おやじのちゃぶ台返し、

めんこ遊び(に参戦して子供のめんこを総取り)、

睡眠学習で英語を勉強(I love Showa very much.)


禽次郎は、雑誌の裏に載っている健康器具でトレーニング、角乃を巻き込んでのゴーゴーダンスで対抗。


しかし、勝者は昭和ノーワン。

勝因を聞かれ、昭和ノーワンは「電話をする」ジェスチャーを禽次郎に求める。

彼の動作は、明らかにスマホを使ったそれ。ダイヤル式黒電話ではなかったのである。


「そのように若返って令和を謳歌している貴様は、昭和スピリッツを忘れているのだ!!

「つまり、昭和人でも令和人でもない貴様は、時代の逸れ者。私に勝てるはずもない! 『普通の男の子に戻りたい』なんて、無理な話なのだ!」


こういわれ、この世の終わりのような顔をする禽次郎。

そんな……そんな重要な話をしていたか??



よほど傷ついたのか、そのままどこかに行ってしまった禽次郎を追いかけ、角乃はあちこちを歩き回る。

その果てにたどり着いたのは空き地……空き地? 山では??

そこにいたのは飯島親子。


「嫌だよねぇこんな町。不便だし、価値観古いし。なんにも良いことない」

👦「ちょっと不便だけどね、でもね。ほら!」


碧が指さした先には綺麗な夕日。

今彼らが立っている場所は実は現在では住宅地になっているところ。昭和の頃にはまだ空き地だったから、昭和ノーワンの力で空き地状態に戻っている場所だった。

おかげで、こんなにも綺麗な空が、夕日が見られた。



日が沈んだ後。

昭和が空に輝く夜、角乃は昭和と令和の境目に足を運んでいた。私は何を書いているんだ??


独りベンチに座っていたのは禽次郎。

若さの糧である卵を口に運ぶことすらためらっているような彼に、角乃は声をかける。


「だったら、あのノーワンと一緒にずっと昭和にいたらいいじゃん」

 「そうしないのは、令和に夢を見てるから?」

 「昭和も捨てたもんじゃないなぁってさっき思っちゃったし。」

「ここから見える、令和の景色もきれいだ」

 「すみぽよ、力を貸してくれないか?」



翌日。

角乃と禽次郎は再び昭和ノーワンの元へと足を運ぶ。

快傑ズバットを見ながらのり弁を食べ、普通に楽しそうな昭和ノーワンに再び勝負を挑む。


まずは快傑ズバットとツーショットが撮れるスマホ用フレームを紹介(本当にサービス開始)。

さらに、快傑ズバットの充実したグッズを紹介(一部本当に販売開始)。

のり弁は今や、バーバーイーツでいつでも出来立てを取り寄せられる時代。しかも、様々なバリエーションがある。


「令和にいるからこそ、もっと昭和を楽しむことができるんだ。令和と昭和、二つを合わせた強さを見せてやる!」


「昭和、平成、令和を駆け抜けし伝説のパリピ。チャララっと行こうよ! ゴジュウイーグル! 時代は僕についてくる!」


令和の女の子と、昭和のお爺ちゃんがタッグを組めば無敵である。

昭和の不便さを説く昭和ノーワンに、「昭和の人はそれを不便とは思っていなかった」「未来をよくしようとしていたのが昭和だ」「昭和とは前を向く精神」と返す2人。

ただ昭和を懐かしむだけの昭和ノーワンとの格の違いを見せつけて勝利したのでした。



昭和な出来事を通して少し距離が縮まった2人。

軽口を飛ばしあう関係になれたみたいです。禽爺とすみぽよ、良いコンビになりそう。




【遠野吠】【暴神竜儀】

珍しく「サービス」と称して吠(多分まだツケを払っていない)にコーヒーを差し入れる竜儀。


「お前にも、厄介な家族がいるんだな」


「にも」という言葉が引っかかるけれど。



ともあれ、竜儀が気になっているのはクオンに連れ去られた往歳の安否。

吠はそれならば心当たりがあると言い、竜儀と共に外へと出かける。


向かった先はとある広場。

ノーワンワールドと人間界は「円」の形でつながっている。

しかし、実際にゲートになっている箇所は見つけられず。


ちょうどそこにブーケ嬢が登場。

彼女が引き連れたノーワンたちとの戦闘が勃発する。

何度見ても、ノーワンの服から新しいノーワンが連鎖的に召喚されるの大好き。

そして今回、初のブーケ嬢の戦闘が解禁。二丁拳銃を扱うタイプでした。しかも楽しそうに。よい、大変よきです。



遅れて合流した陸王、そして禽次郎と角乃。

青いテガソードを見て推しの仇を認識したブーケ嬢はブラック大獣神を召喚。

実際にセットを爆破しまくって現れたのは、文字通り黒い大獣神。やっぱり本物のセットを使うと迫力が違うなぁ……。


搭乗しているのは、彼らが捜していた往歳。ただし、テガジューンの洗脳下にあるため、女王の声以外は聞こえない状態にある。

改造されているとはいえ、元は戦隊のロボット。テガソード1体では歯が立たない。


そこに語り掛けて来たのはテガソード本人。

彼が使うように促したのはニンニンジャーのセンタイリング。


「昭和バトルの余波で、昭和のバイタリティと指輪の忍タリティが呼応し、究極に高まっている!」


なんて??? 何が何って?????


ということで、昭和バイタリティと忍タリティの力でテガソードが分身。

同時に五体のテガソードが地上に降り立ったのである。これには竜儀もご機嫌である。

5体のテガソードの連続攻撃により、ブラック大獣神はあっけなく散ったのであった。


最後の決めポーズは全く締まらなかったものの、往歳を救い出すことには成功。

戦隊に詳しい彼から見ても、ゴジュウジャーは立派なヒーローの第一歩を踏み出せたみたいです。

往歳は笑顔で握手をし、彼らにエールを送って去って行ったのでした。




【以下雑記】

💍ノーワンワールド。復活したテガジューンはかなり好戦的にいろいろと仕掛ける予定である様子。

一方、慈愛をその名に冠するブーケ嬢は、目的は同じとは言えその方法に全面的に賛成はできないみたいです。

洗脳疑惑のあるお兄ちゃんことクオン、シンプルに良い人すぎるファイヤキャンドル様とブーケ嬢……。

なんだかんだ、顔出し幹部組は最終決戦までにゴジュウジャー側につきそうな気がするよ。




次回:坂本監督だ~~~!!!!

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