10話 伝説の守護神
- _ ぬぺ
- 2023年5月13日
- 読了時間: 4分
これで最終回じゃないどころか1クール目も終わってないって本当ですか??
バグナラクがギラを誘拐、各国に繭が出現。
各国の側近もバグナラクの攻撃で眠ったまま。
この状況下で、ラクレスは全国王に通達する。
曰く、自分だけが現在召喚できるキングオージャーで繭を潰す。
が、流石にキングオージャーだけで5個の繭を潰すのは難しいから、優先順位をつけることが必要。
なので、ラクレスに国を差し出した王のところから国を救ってやると。
人の心はどこに置いてきたんでしょうかこのラ王は。
これを受けた4人の王。
一応手段としてレジェンドキングオージャーというものがあるが、2000年も前の夢物語に縋っていられるような状況でもない。
全員、4人で協力するよりも自分たちでなんとかしたほうが現実的だと判断し帰国。
そしてそれぞれに、国民はどこかに逃がし、国は事実上捨てることを決意。
それに待ったをかけたのは、誰よりも近くで国王たちを見守っていた側近たちだった。
シオカラは目を覚ました後ヤンマの元に直行。
「アンタは王だけど、その前にヤンマくんなんっすよ! テッペンとる事諦めたら、そんなのヤンマくんじゃねぇっすよ!!」
セバスチャンも目を覚まして即、ヒメノの手を握る。
「ヒメノ様は、守ることに囚われております」
「失うことを恐れているだけです。貴女の欲しいものは、我が道を進んだ先にしかございません」
クロダも起きてすぐにカグラギに奏上する。
「誰もが弱腰になった今こそ、ギラとのを独占する好機ではありませんか? 欺き、謀り、裏をかく。皆が守るからこそ攻める。それがカグラギ殿のやり方でしょう?」
モルフォーニャはピッキングでリタの私室に潜入、もっふんごとリタを抱きしめる。
「リタは、本当にひとりでなんでもできる子?」
「世界が終わるなら、1回くらい誰かの力借りたっていいじゃん」
「もっふんはリったんと一緒にいたいよ」
今までの王の在り方を肯定して、そのままでいて欲しいと望む彼らに国王たちも応える。
全員出撃し集合。
ギラもデズナラクに世界の現状をみせるため連れられてきたものの、他の王たちがこの程度で諦めるはずがないと一蹴。そのまま山の上から突き落とされるかたちで4人のもとへ。
ギラくん、常に怪我人である。
5人揃った王はデズナラクに攻撃をしかけ、今度はそれを退けることに成功。
全員音声と共に国の紋章が出てくるの良い。いろんなものを背負って戦っているんだなって。
そしてアクションの見応えが半端じゃない。まだ10話ってマジ? 最終回のアクションだよこれ。
デズナラクは撤退したものの、同時に繭も孵化。
この先のことはなんにも考えていなかった、と顔を突き合わせる5人のもとに、三大守護神がやってきて力を貸すと言ってくれる。
自分だけ王ではないから、と躊躇うギラにはヤンマたちから「タコメンチ」と発破をかけられる。王だと思えば王だと。
「聞こえるか守護神! その伝説の力、この邪悪の王に差し出せ! 俺様が、世界を支配する!」
「一に王、二に王、三、四が王で、五にも王!」
「序列なく、異なる高みを極めし英傑!」
「不倶戴天の仲なれど、民のため今、交わらん!」
「孤高を捨て連帯し、王冠を戴く戦士となる!」
「我ら、王様戦隊! ! !」
「「「「「降臨せよ、レジェンドキングオージャー!」」」」」
なんだこのかっこいい口上は。
「戦隊名 = ロボ名」っていうのをここで名乗り兼ロボ召喚という形で活かすの良すぎる。なんだこれ。意味分からんくらいかっこいいな。
5人の王の呼びかけに答えてレジェンドキングオージャーが誕生。
彼らは文字通り世界を飛び回って全ての敵に攻撃、一箇所に投げ飛ばす。
そして5体まとめて吹っ飛ばす。
「伝説の前に、なす術なく散れ!」
「末代まで語り継ぐがいい。新たな伝説の名は──」
「叡智の王、ヤンマ・ガストだ!」
「絢爛の女王、ヒメノ・ラン!」
「豊穣の王殿様、カグラギ・ディボウスキ!」
「不動の王、リタ・カニスカ」
「邪悪の王、ギラだぁ!」
かっっっっっっこよ。なんだこれかっこよ。
全員肩書がピッタリすぎるし、特別な変身バンクみたいなの無くてもこんなにかっこいいんだみたいな。
この作品の言葉選びのセンスめっちゃ好きなんですけど、ここに来てそれが爆発した感ある。なんだこのかっこいいのは。
敵を一掃し、世界を救った5人。
が、その功績は自分のものだとしたのはラクレス。この人の倫理観を探しています。切に。
4人の王はそれを黙認。おそらく次回の作戦のために。
いやもうかっこよすぎて語彙力飛んだ。ひたすらかっこいいで殴り飛ばしてくる30分だった。刺激が強い。
ラクレスの人間の血が通ってるかどうかすら怪しい言動がどうでもよくなるレベルでかっこよかった。
アクションも見せ方も、演者さんのお芝居も気合入ってて……いやよかった、本当に良かった。
マジで語彙力とんでどっか行ったので締めます。すごかった……。
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