第1話 赤いギャバン
- 2月15日
- 読了時間: 9分
え、SFだ~!!!
【あらすじ】
宇宙を飛び回る宇宙船。
侵攻してくる謎の敵と戦うロボットたち、そしてギャバン。
●「ギャバン。私が見た運命を、どうか回避してほしい」
21世紀。地球は、銀河系各惑星から来訪する異星人を迎え入れ、共生時代を迎えている。
だが、悪意ある異星人による犯罪は後を絶たない。
彼らを取り締まるのが、銀河連邦警察である。
【多元地球Α0073】
ということで、強盗を追いかけまわしているのが銀河連邦警察捜査一課のコンビ、和仁淵力哉とパトランである。
相手は異星人。乾電池のようなアイテム:エモルギアを用いて体を強化しながら逃げ回る。普通の地球人である和仁淵だと到底追いつけない。
強盗が2人を振り切った先に立っていたのは1人の男。
●「俺も銀河連邦警察。弩城怜慈ってんだ。」
肩書は、銀河連邦警察 資料課・捜査官。肩に乗っているのはエモルギアのゲキドーである。
怜慈の目的は、強盗が持っているエモルギア。
相手がけしかけてきたチンピラは1対複数で軽くいなす。流石に銃火器の使用にはちょっと眉を顰めましたが、ロケットランチャーだってなんのその。
ビルから飛び降りしなに「蒸着」、強盗をエモルギアで気絶させて勝利したのであった。
初陣としては言うことのない、素面あり変身後ありのパーフェクトな立ち回りでした。ギャバンって結構素面多めなイメージあるから楽しみなのよ。
さて、エモルギアを回収した怜慈さんでしたが、犯人は別の宇宙船に回収されてしまう。
乗っていたのは先ほどの捜査一課コンビ。
「あ、資料課さんいたの?」から始まり、散々怜慈を煽り散らかしてから帰っていきました。
「栄光のギャバンに泥を塗って」みたいな発言からするに、ギャバンのことはよく知ってる……のか?
ひと段落ついたので、怜慈は本拠地へ帰還。
宇宙船に行くためのパトカーは普通のお店の奥にあるようです。今回はペットショップの奥かな?
店員さんに警察手帳を見せると中に入れてくれます。まあ、資料課なんで軽く馬鹿にされてますが。
されど警察だし大事な仕事やぞ。というか人の仕事を馬鹿にする時点でその人の底が知れるというか。資料課が良いとこじゃないのを提示しておきたかったんだろうけれど、もうちょっと見せ方あっただろとは思う。正直和仁淵さんのpgrとそのあとのナレで十分足りてるよ。
銀河連邦警察地球支部資料課。
窓際だの給料泥棒だのと言われている部署だが、その実、ここは最高機密セクションである。
帰ってきた怜慈を出迎えたのは課長である伊達大佐、そして彼が開発した自立型AIアギ。
課長と言いつつ呑気にかつ丼を食べている、なんだかほのぼのとした雰囲気の大佐と、
仕事が早く(本人曰くそのように設計されただけ)、明るいアギ。良い雰囲気の職場だ。
また肝心な部分をワニパトに持っていかれたことを冗談めかして嘆きつつ、回収したエモルギアの解析を開始する。
そこに鳴り響くアラート。
●「コスモレイヤーに、エモルギーネガティブ反応を検知。」
ということで解説タイム!
宇宙というのは複数あり、それが重なってできている。通称、コスモレイヤー。
そこには別の地球があり、これを資料課では「多元地球」と呼んでいる。
アラートを出したのは彼らの上司である保安局・局長のカレル・コム・ウィギレス。
大佐も共に確認したところによると、現場は並行世界の地球であるΛ8018。許容量を超えるエモルギーネガティブ反応があり、現地の銀河連邦警察では対処するのが難しいという予想。
さらにエモルギーシンドロームが発生。このままだとまた別の宇宙に影響が出てしまう。拡大のペースも早いため、早急な対処が必要。
余所の地球のため、そして自分たちの地球のため、すべての宇宙のため。怜慈たちは出撃する。
怜慈の脳裏をよぎるのは、自分の腕の中で倒れる男の姿。
●「エモルギーポジティブ波動、コネクト」
●「多元宇宙刑事ギャバン、出動!」
【多元地球Λ8018】
見えた地球の色はピンク。これも原因はエモルギーです。
怜慈はさっそく地上に降り立つ。
そこにいたのはテロリストと思わしき集団。リーダーは葛見なる人物であり、世界の指導者に向けて「搾取と隷属」に対する不満をあらわにし、自分だけが世界を幸せにできると主張。おもむろに街の破壊を始める。
彼が首から下げているのはエモルギア。
葛見の前に彼の妹:美晴が現れ、こんなことやめろと説得するが、自分を否定するならば無価値と断じ、彼女も巻き込んで戦闘を開始する。
危機一髪のところで怜慈が乱入。唯一残された一般人であるミハルを連れ、助けに来てくれた見慣れぬ宇宙船につかまって脱出する。
ミハルは怜慈と、宇宙船から転移したアギが介抱。
そしてそれを見守るのは、和装に身を包んだ宇宙船の操縦者であった。
●「そこもとも捜査官か、いずれの所属だ?」
●「捜査官なんだがな、まあ、遠いところから来たんだ」
兄を止めてほしい、と縋る美晴をなだめつつ、怜慈は答える。
●「あの男、根っこは良い奴なんだろ? 声の上げ方しくじっただけだ。その怒り、俺が預かる」
無言で走り出す怜慈。
●「……しばらく!」
●「こうなったらもう止まりませんよ、怜慈くんは。」
再び敵の前へ。
自分を信じる人たちを半ばゾンビのように蘇らせつつ、感情の赴くままに世界を壊すと宣言を続ける葛見。
これを「声の上げ方を間違えただけ」と表現する怜慈くんはかなり優しい。
●「お前の感情、世界に押し付けてんじゃねぇよ! そんな世界で食う飯が美味いはずがねぇ!」
大佐のかつ丼に手を伸ばしていたことといい、こいつかなり食うの好きだなさては。
●「お前にとって価値がなくても、人にとっては大切なものが世界には溢れてんだよ。そんなことも分からねぇやつが、自分の価値観だけで世界を決めるな」
正論をぶつけられた怒りに呼応したか、葛見のエモルギアが反応。
怪物:エモンズの形に実体化して暴れだす。
怜慈は懐からギャバリオントリガーを取り出し、ゲキドーエモルギーをセット。
●「蒸着!」
「こっちの地球じゃ初登場だ。宇宙刑事ギャバン・インフィニティ。」
“蒸着”。
それは、ギャバンシステム発動のコマンドだ。では、蒸着プロセスをもう一度見てみよう。
蒸着コマンドを受けて、臨界点を超えたエモルギーがトリガー内に凝縮されたギャバリオン粒子と融合。
僅か1ミリ秒でコンバットスーツへと投射形成され、蒸着を完了するのだ。
ということでギャバン・インフィニティ、出撃です。
エモンズと戦闘しつつ、葛見に言葉を投げかける。
●「誰に認められたら満足するんだ? 偉い奴か? 顔も知らない奴か? 妹泣いてんのも見えてねぇ奴の言葉が、誰かに届くと思ってんのか?!」
先ほどのご飯の話といい、日常生活の延長にいるヒーローなんだなぁ、怜慈くんは。
良いなぁ、こういうの。
広場で大立ち回りを披露し、数多の瓦礫も上手く使ってエモンズを討伐。
●「お天道様を怒らせんなぁ!!」
こうして葛見は逮捕され、一見落着したのであった。
これが、資料課本来の仕事。
なぜこれが最高機密なのか、その理由は、また、いつか。
これが正しい引き延ばし方だよ……。あ、いや、別に、ゼッツくんの悪口を言っているとかそういうことではなくてですね。
そして残るは、この和装の男。
今いる多元地球:Λ8018の銀河連邦警察・治安維持本部特装部隊・隊長、哀哭院刹那である。
「ギャバン・インフィニティとはなんだ?」と木刀を突きつける彼が袂から取り出したのは、怜慈のものと全く同じギャバリオントリガー、そして青いエモルギア。
●「蒸着」
目の前に立っていたのは、銀色のギャバンであった。
【以下雑記】
🛰️遂に始まりましたね、ギャバンインフィニティ。戦隊が終わったのは寂しいけれど、正直テンポはなんも変わらんなという印象。
ガワだけギャバンになったけど、まあ毎年ガワが変わるのには慣れてるし。
私がキュウレンの民なこともあるかな。宇宙レベルの冒険譚を普通に受け入れている自分がいる。かつ丼に乗っている青い卵を見て懐かしい気持ちになるとは思わんかったよね。
🛰キャラも良い感じですね。アクションにもキレがあるし、個性が立ってるし。この30分で「弩城怜慈」という人間はこういう人間だぞ、を見せてくださったのはかなりデカい。
若干お芝居に不慣れな感はありますが、1年経てばかっこよくなってるんだろうなとは思う。
🛰個人的には捜査一課コンビことワニパトが良きですね。主人公を馬鹿にしてくる嫌な奴なのは否めないのですが、お2人(1人と1台?)の愛嬌ある雰囲気、なんだかんだ本当のことに気づいていないというマヌケさ、そして2人が常に楽しそうなおかげで良い感じにヘイト管理できている印象。あのビジュで「様」付けで呼ばれるパトラン(cv子安武人)、良いな。
🛰そしてやっぱり怜慈くんですね。「ゲキドーエモルギー」を使って変身する怒りの戦士……とは思えない、不敵な笑みと軽やかな性格。一瞬見えた過去回想も合わせて今後がとても気になる。
🛰あとはアイキャッチ! 久しぶりじゃないですか? そういえばそんなものもあったなぁ、と新鮮。
🛰肝心の設定ですが、うーんムズい。やはりSFの宿命ではありますが、独自用語が多くて結構処理が大変だ。
並行宇宙やらなんやらで設定が入り組んでいること、舞台が警察であるため情報伝達に形式があることが原因ですね。
🛰さらに事情を複雑にさせてくる疑惑があるのが刹那くんですね。半ば古語の使い手とは思わなかったよ。「しばらく」=「( 相手の行動を制止させるために呼びかけるのに用いる ) ちょっと待て。」(精選版 日本国語大辞典より引用)だと今の子供に通じるのでしょうか。
などと言いつつ、こういう難しい言葉って子供は結構文脈で乗り切るものですし、分からなかったら調べるきっかけになったり、それこそ後の学校の授業なんかで習って「あああの時のこれって!」と思ったりするのが良かったりするとおもうので私は賛成派ではあるのですがね。
🛰ただその分、極力シンプルに理解できるように、理解しづらい箇所はしやすいように解説が入ったりしているのはかなり好印象ですね。
なんだかんだ、「平行宇宙があり、それを怜慈たちは行き来できること」「余所の宇宙の影響をこっちも受けるから対処する必要があること」「アイテムを使って暴走する一般人を止めること」が理解できていればあとはパッションでどうにでもなりそう、という印象。
初手から情報の取捨選択できているので個人的にはかなり楽しみな作品ですね。
次回:主要人物出揃いそうでわくわく!
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