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  • 執筆者の写真_ ぬぺ

おそ松さん ヒピポ族と輝く果実

いやすんごいものを見た。劇場に行こうがどこに行こうがおそ松さんはおそ松さんなんだなあというのが正直な感想です。


個人的な感想はこの「おそ松ヒピポ6文字感想」に尽きる。

このタグ、皆さんの悲鳴が聞こえるので見てほしい。

公式から感想呟いてね(しかも画像付き)されていた時にはちょっと心配だったけど、全然そんなこと無い。6文字というのが絶妙な采配だね。肝心なところは言いたくても言えない。

7文字だったら多分「これでいいのか」にしてたよ、私は。




内容は予告の通りですというと詐欺になるかもしれない。

アドベンチャー大作……あどべんちゃあ?



今までのクソニート生活から脱するために行動を起こした六つ子。

彼らが得た情報によると、この世のどこかには「キラキラフルーツ」なる、食べるだけで成功者になれる果実があるという。

それを求めて世界中を駆け巡った六つ子たちが旅の果てにたどり着いたのは、とある島。

そこに住んでいたのがヒピポ族。

最初は敵とみなされ襲われたが、なんとか和解。島を案内してもらったり、一緒に飲み食いしたりするほど仲良くなる。


で、ある日カラ松が発見したのがまさかの「キラキラフルーツ」の畑。

このフルーツ、まさかの栽培されていた。

勿論手に取って食べようとした六つ子たちだったが、こっ酷く島民から叱られる。

人の作ったものを勝手に食べるでない、もし食べたいなら自分で作れ、と。


そんなこんなで、頑張ることが大嫌いなニートたちが自分で何とかしないといけなくなってしまうのである……




という感じ。

一応まだ公開中なのでこれ以上の言及は避けるけど、体感ここまでが1割ってとこです。

ここからのカロリーがまあえぐかった。




今回思い知ったのは「どこに行こうが何をしようが『おそ松さん』は『おそ松さん』」ということ。

劇場版という看板なぞどこ吹く風、通常運転で安心した。

以前から告知されていた2作目の映画の題名から察するに、このままだと前作『えいがのおそ松さん』が異色の作品と言う扱いになると思うな、これからは。


というか寧ろ、「地上波では流さない」ことを前提にした展開に振り切っていて笑ってしまった。

キャラの立ちションをガッツリ撮すんじゃねえ。尻を振るな。下半身しまえ。




ではここからはキャラごとに簡単な感想を。




【おそ松】

クズな長男。音頭をとるシーンがいつもより多い気がしたが、劇場版だからなのだろうか。


一度責任逃れのために「俺長男じゃないし」(真顔)とか言うシーンがあるのですが、その数分後には「仕方ないなぁお兄ちゃんがお手本見せてやるよ」とかなんとか言ってました。ほんと適当に生きてるなお前。

あとこの時の「僕8歳~」の声がめちゃくちゃに可愛いので聞いてほしい。櫻井さんの幼い女の子の声ってなんであんなに可愛いの?


さらに、例の変なイントネーションで喋るシーン、おそ松だけ若干ノリきれていなかったのが好きです。

トトデレラの継母が頭をよぎっていったのは私だけじゃないはず……と思っていたら舞台挨拶で中の人達が言及していて安心。


冒頭で彼が日本刀取り出したところで一瞬水の斬撃が浮かんだのは私だけじゃないよな?

3期のこと忘れてないからな。

なんならこっちは、長男が袈裟を着て出てくるところまでは想定して行ってるからな。



【カラ松】

通常通り不憫な次男。兄弟に目つぶし喰ったり、鍬が尻に突き刺さっていたり、狩りから帰ってくる頃にはなぜかギターが全身に突き刺さっていたりした男。ブレない。


「冒険の果てにたどり着いた場所で異民族と交流」といえばパッと思い浮かぶのは3期17話「芋煮」回。

この時に割とあっさり現地民と友好関係を築いていたカラ松がそのままで安心。今回もギター片手に歌って仲良くなってました。

その後も気づいたら現地ファンができてました。そういうところは素直に尊敬する。


そしてなぜか農業するのに西部スタイル+常にギター装備なのも好きです。イッタいねえ。


あともしマラリアになったなら一緒に寝ちゃだめだから。


話は逸れますが、ほんの少しだけこいつが自分の左人差し指に左中指を絡めるポーズをとるんじゃないかとワクワk…ではなく心配していたのですが全くそんな素振りはなく、ちょっとざんn…ではなく安心いたしました。



【チョロ松】

自称真面目な三男。

真面目になりたいといって出て行ったにも関わらずつい楽な方に流れてしまう兄弟たちを諫めるのは常に彼だった気がする。決して彼が真面目だと言っているわけではないが。

変なところで負けず嫌いで頑固で偏屈で、でもそんなところが面白いチョロちゃんと、今回の「真面目でいなくては!」みたいな話との親和性が高かった印象。


伝家の宝刀(?)の「ン~~~~~」も一通り聞けて満足。

個人的な彼のベストシーンは「自分はみんなの監視役だ」と豪語するところです。

目が座ってる…目が……。独裁者ってこんな目してるのかな



【一松】

人見知りの四男。

今回も最後までなかなかヒピポ族への警戒が解けていなくて安定のいちまっちゃんでした。

なんだかんだで女の子に絆されて警戒が解けるところもいちまっちゃん。

最終的に「いいとこだよね~」とか率先して言っちゃうのもいちまっちゃんである。


そのあともなんか1人だけロマンス担当してて面白かった。相手の子が普通に可愛いこともあって、絵になるシーンも多々あり。


あと1期2話を見て改めて思ったけど、かなりアグレッシブになってるよね

今回も一応、「自分役立たずなんで何もしません、成果だけ分けてください」とか言っているシーンはありつつ、チョロ松と一緒に走ったり叫んだりしているシーンもあって、こいつも成長したんだなあなどと思いました



【十四松】

フリーダム五男。今日も通常運転。

最初にヒピポ族に気づいたのが彼だったり、相手を追いかけつつもしっかり目線を合わせて話す、自分から自己紹介したりと、素直でいい子な面が目立つ。

知らない相手とのファーストコンタクトの時の彼の輝きようはすごい。

演じる小野さん自身もお気に入りシーンとして挙げていたけれど、シリアスの時に口火を切るのが彼だとかいうのも優しさが出ていて結構好きです。


何よりも案山子。

あのシーンの仕組みどうなってんの?

とりあえず彼が案山子として天性の才能を持っていることだけは分かった。それで良いのか……?



【トド松】

ドライモンスター末弟。

今回も平気で兄を見捨て、全ての仕事を押し付け、逃亡を企て、最終的には制裁を受けていました。流石だ。

自分が楽するためならなんでもする。それがトッティ。世界の中心。

自分で仕事すると言い張るシーン、こちらとしてはこの先の展開が見えているのに面白いからずるい。


今回はあざといシーンが多かった印象。そして入野さんのお芝居が輪をかけてあざとい。

声の出し方がもはや女子。というか女子より可愛い。


でもピンチの時にはしっかり兄と連携して乗り越えるんだからほんとに美味しいとこ持っていく子だと思う。



【その他、愉快な仲間たち】

アイドルとしてにゃーちゃんとトト子が登場。

さらに謎の建築物を建てているデカパンとダヨーン、

三輪車を大事にしつつ、未だにUber Eatsを続けているハタ坊、

息子たちが長期間帰ってこなくてもどこ吹く風、ビールと枝豆食べまくる両親、

完全に六つ子の保護者に落ち着いたオムスビ、

案の定悪役で出現したイヤミとチビ太


今回は六つ子に主眼が置いてあったので全体的に台詞少なめだったのがちょっと寂しいけど、彼ららしい活躍はしてました。

個人的にはイヤミさんがまあ楽しそうで面白かったですね。やっぱりこの男、悪役だと光る。

それに最近は良い子になりつつあるチビ太がイヤミとしっかり絡んで悪さしてたのも良かったです。アタッシュケースからおでん出てきてたけど。


それと他に出てきたキャラがいるんですが、これどこにも書かれてないよね…?

1つしかない台詞のためにアフレコに呼ばれた人気声優がいるのを見て笑ってしまった。クレジットもちゃんとされてるから多分撮りおろし。もう少し喋らせたれ……(だからこそ面白いのは分かってるんだけどさ!)




【作画の話】

いや今回すごかった。劇場版だからだろうけど。

おそ松さん、かなり作画に気合入っているなと思うシーン結構あるんだけど、今回はそれに輪をかけてという感じだった。

特に後半のアクションシーン、かなりの大人数を動かしているカットが複数あるのですが、全部違うし、1人1人きちんと描かれててすげえ……と。

コマ送りして見たくなる感じ。

どさくさに紛れて3期に登場した中の人がいたの、見のがしてないからな。


あと冒頭の「キラキラしてる人」みたいな話の時にいくつか出てきたシルエット。

ほんの一瞬だけ、複数の頭身の高い男性っぽいのが映ってたのですが…もしかして9人いた?

V字に並んでいた気がしなくもないのだが、もしや今日も明日もこんがらがっちゃう人たちだったりするかもしれない。正直確信はない。あれ?と思った時点で消えてたもんで


CG使ってたのはヒピポの大軍が後ろに控えてたカットくらい?

ゆらゆら揺れているのが絶妙に不気味でいい味出してた。




全体的な感想としては「劇場で見るべき」。

映画館という贅沢な空間でそれやるの??のオンパレードで頭がいっぱいになったところにあのオチ、

咀嚼しきれないまま流れてくるやべえエンドロールにさらに頭の中を?でいっぱいにしてほしい。謎の感慨のまま劇場を後にしてほしい。


あとできればパンフレットも買ってほしい。

インタビューが割と充実している。

特に中村さんのインタビューがすごいので。中村さん、いつもそれ事務所的に大丈夫なん?と推しながら心配になる受け答えが多いのですが、今回はさらに尖ってて面白すぎた。


そして最後に2作目のタイトルも解禁されてます。

何するの???って感じですが、そちらも楽しみに待ちたいと思います。

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