オタクも芸人も、容疑者だって乗ってくる
【あらすじ】
サウナにて。
小戸川と柿花は話していた。
●「休みの日に食事に行きたいって」
【白川】
昨晩タクシーに乗ってきたアルパカの白川さん。
少し気まずい空気が流れる中、白川が話しかけたことをきっかけに、初めて「患者と看護婦」ではなく「人間同士」としての会話が始まる。
圧迫面接じみた質問攻めの内容をまとめると。
小戸川が眠れないのは眠り方を忘れたから。
好きな人はいないし恋をする気も特にない。
家族は小学校高学年の時に気づいたらいなくなっており、そこからはナントカ育成金に助けられて大人になったという。
彼女のフルネームは白川ミホ。
後悔しているのは、看護学校に行くために意地を張って親に頼らず奨学金を借りた事。一応返済は終わっているらしい。
返済に当たってどこか後ろ暗いところの助けを借りてしまい今に至るって感じかな……。
生まれは宮崎。ちなみに無茶ぶりに応えて歌ったのは宮崎県民謡の「ひえつき節」だそうです。
ガチじゃん。(というかこんなのも配信されてるんだな。ネットってすごいな)
幸せな家庭を作って親を安心させるのが夢。
好きな人の写真を見せてほしい、と要求した小戸川に彼女が手渡したのは、内カメが起動されたスマホだった。掌の中の自分と目が合う小戸川。
わ、渡し方がお洒落すぎる………!!
1話時点で匂わせがあった通り、前から白川のことが気になっていた小戸川。
その程度は
●「米国のサプリくらい」
●「ある種デカめじゃん」
友人の為真剣に作戦を立てる柿花でしたが、
●「なんで婚活中の柿花にアドバイス受けてんだと思ったら途中からノイズだった」
正論で殴ってあげるのやめてェ……。
そんな柿花ですが、その後マッチングアプリで良いお返事が来たようで硬直しておりました。相手は18歳の犬:しほちゃん。
……その名前と耳の感じ、どこかで。
それはそれとして柿花さん、表情がころころ変わって可愛い。
【樺沢】
前回無事にバズった男。
就活生なのに本棚には就活関連の本よりもSNSでバズるための極意の本が並び、前回バズったツイートはスクショして印刷、壁に貼っています。そして自分のネタツイは伸びなくてため息。
一方笑風亭呑楽のTwitterを見ると、2.1万いいねと14万RTの大バズ。
あのな樺沢くん。それはバズではなく炎上だよ……。
これを見て顔をしかめる樺沢であった。
最終的に彼が手を付けたのはYouTube。弾き語りを始めました。
駄目だよこの男…………。そんなことしてる暇あったらSPIの勉強しな。もうこの子が炎上する未来しか見えないよ私は。
【今井】
アイドルオタクの青年。犬(多分。スカンクかも。分からん)。
彼がやってきたのはミステリキッスというアイドルグループのチェキ撮影会。
メジャーデビューを目前に控え、CDの予約&撮影会にやってきたのでした。
今日最後の一人&古参だということでちょっと特別扱いをしてもらえたルイ推しの今井くん。
ルイにあれこれ話しかけていますが、客観的に見ても「自分この子たちのこと分かってます」ってアピってくる感じと、無自覚に自担を上げて他担を下げてる感じがいけ好かないな。
ミステリキッス。
センターを圧倒的なオーラと天性のアイドル性と向上心を兼ね備えた二階堂ルイ、
両脇を身体能力が高い三矢ゆきと等身大の控えめさを持つ市村しほが固めるアイドルグループ。
苦節2年を経てデビューが決まり、CMを打ったり可愛いポスター作ってもらったりしていますが内情はなかなか厳しい様子。
売上が良いルイ以外は仮面をつけておくことがデビューの条件。
仮面の2人は売り上げが悪いことを理由に遅くまで屋外でグッズの手売りに駆り出される状況。一応マネージャーと思しき狐の山本は申し訳なさそうにしていますが……。
本人たちは諦め半分、開き直り半分って感じみたいです。
でもグループ内で端から格差を付けている人たちがマトモに売れるかって言われると微妙だよね……。
さらに三矢はアイドル活動・バイト・動画配信と忙しくした結果強みのダンスのキレが低下。
市村も普通に芸名でマッチングアプリやってるし、既にガッタガタって感じだ。
そんな彼女たちのマネージャー:山本の元に1本の電話が。
「半分」「ドラレコ」「運転手の名前」…………
二階堂に言えない何かとは一体。
そんな今井くんは小戸川のタクシーに乗り込む。
2000円で無理矢理新宿まで乗せて行ってくれとせがむ。なぜなら金欠だから。
浮いたお金で宝くじを購入し、CD購入の資金に使用と考えているらしい。小戸川も言ってるけど、明らかに金の使い方が間違っている。
そこから運の話に。運転手を「運を転がす手」って言うのいいな。
小戸川は昔大きな事故に遭ったものの助かったから運がいいかも、とのこと。それは本当に運が良いのか迷う話だなぁ……。
そして前回も思ったけどここの回想、毎度種族が分からないタッチになっているのが引っかかる。
そうこうしているうちに新宿に到着。
今井は最後に好きな数字7つを尋ねていきました。
小戸川は柿花に撮ってもらった写真に写っているロッカーの数字から適当に7つセレクト。
●「なんかよさげですね。早速買ってきます!」
●「おい金持ってたのかよ!」
ド正論である。
そこに1本のメッセージが。
●「今から会えませんか。」
【ホモサピエンス】
続いて乗り込んできたのはラジオで声だけは出ていたホモサピエンスの2人。お声はダイアンのお二人です。
毒舌な方がイノシシの柴垣、気弱な感じの方が馬の馬場。
お笑いの才能が有り頭の回転も速く相方の扱いも心得ている柴垣に対し、
ゲームで本名晒したり追い詰められないと話にキレが出なかったりとちょっと緩いところが見える馬場。
本人たちの自己評価も、仲間内からの評価もそんな感じだったみたいですが、世間はどうやら真逆だった様子。
なんと馬場だけ先にお昼のグルメロケのレギュラーが決まりました。
乗車時とは真逆に、柴垣さんの方がしおしおに小さくなってるのが悲しい。
なおホモサピエンスのやり取りを生で見た小戸川さん、めっちゃ楽しそうに笑ってました。
好きな芸人さんの話が生で聞けて良かったね…。
続いて乗り込んできた客。
振り返った先にあったのは銃口。銃を握りしめている男はドブ。
●「病院の前の公園で待っています。」
【以下雑記】
いやそこで終わるの?!?!
小戸川の日常パート、乗ってくる様々なお客さんとの対話、そのどれもにほんの少し事件の影が見え隠れする……という方向でやっていく、のか? と思った先の殴り込みです。拳銃です。大変だ。
雑記らしい雑記はもう書いてしまった気がするので今回ここにはあまり書くことがないのですが……。
ひとまず気になった点としてはホモサピエンスだけあまり事件が絡んでなかったことかな。
馬場だけ売れてしまい……って感じで何かが変わっていくのかな?
そしてミステリキッスの三矢。
彼女「黒猫」なんだよね。いなくなった女子高生と同じ。
「仮面をつけて」、つまり「素顔を見せずに」活動することを強制、
なぜか最近ダンスのキレが悪くなったというファンの感想、
後輩のはずなのになぜか馴れ馴れしい態度をとる、
……ねぇ、その三矢さんって本物?
もしかしてルイとの差別もルイと接触する時間を減らすためだったりする……??
次回:2号店オープンしたら私も行きたい