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  • 執筆者の写真_ ぬぺ

9話 写真を見たら色々あったからです

そういうところだぞ五条新菜……!!!(台パン)




遂に衣装完成。

2人にはしっかり試着してもらい、細かいところは調整済み。

服の知識があって的確にコメントできる紗寿叶と、よく分からないがコメントしたがり、「ヤバい」しか出てこない海夢。

分かる、とても分かる。



試しにメイクもしてみることに。

ちなみに、メイクの時は下地もキャラや髪色によって変えるらしい。む、難しい…。




その裏で進んでいたのが心寿のコス。

前回、五条くんに任せれば大丈夫と書いたのですが予想以上だった。



時は遡って、下見の日。

心寿と2人きりになる機会を得た五条くんは、心寿に確認。


やっぱり彼女は、コスがしたかった。

でも、自分に自信がないこと、こだわりの強い姉に嫌われてしまうのが怖かったこと、自分の憧れのキャラが自分とは遠くかけ離れていることを理由に一歩を踏み出せずにいた。


「少しでも、したいという気持ちがあるなら、コスプレしましょう!俺、手伝うので」



ようやく気持ちに踏ん切りがついた心寿。

この五条くんの人たらしぃ……!!!



そんな心寿の憧れのキャラは、同じく「烈!!」のそうまお兄ちゃん。

「烈!!」主人公の兄にして、ネオンの想い人、彼女の闇堕ちの元凶。

兄としてはいいキャラ、らしいが…。ブラックロベリアと合わせようとするの、あまりにも人の心がない。けどオタクが好きなやつ。



さて、彼女がコスプレするにあたって、問題がいくつか浮上。

  1. 中学生のお小遣いでは使える金額に限りがある

  2. 心寿の体型とそうまの体型にかなりの差がある

  3. 紗寿叶・海夢に秘密で進めたいため、利用できない施設やタイミングがある


1は、作中のそうまの制服と五条くんたちの制服が似ていることを上手く利用し、彼の制服を貸し出すことで解決。

ズボンの裾上げをしたうえで、大きめのシャツを着れば問題なし。

メイク道具を100均で揃えたりしたおかげで、衣装や小物類を合計しても10000円以内に収まりました。

すごい、五条くん。一家に一人は欲しい圧倒的主夫力。


3は、やや大変になるものの、鬘を自分達でカットする・心寿がこっそり五条家に通うの2点で解決。

心寿ちゃん、五条くんもお姉さんも、そして多分海夢ちゃんも、自分よりすごい人のことを神格化しすぎる傾向にあるようで。しかも自己肯定感が低いのがそれに拍車をかけている印象。

だからこそ、鬘を調整するシーンでの「胸の内は、目に見えないので分からないだけで、誰にでも、いろいろあるんですよ」という台詞が輝いて聞こえる

しかもここでさらっと五条くんから海夢ちゃんへの気持ちの整理、恋愛フラグまで立てるから…物語の構成が上手い。



一番頭を悩ませたのは2。

そうまのように体をがっしりめに見せたいというのが希望なのだが…大変。

まず、胸を潰さないといけない。

男性的に見せるためにも、くびれを無くしつつ胸を潰す作戦。こちらは和服のノウハウを応用してさらしを使用。さすが、雛人形作りの家の子。


それでも足りなかったのでネット検索すると…ありました、「Bホルダー」。

こちら、作中にもあるように特許がとられております。

お値段も3600円とお安め。


だそうです。良心的。


さらに肩幅は肩パットで補強。これで完璧。




そんなこんなでサプライズコスプレで登場したそうまくん。

2人の反応は……なんて???


ひたすらに興奮する2人を見て嬉しそうな心寿。

なんでもなれるって素敵だな……

そして五条くんの器用っぷりを体感した30分でした。



次回、コスの写真見せてくれ…!!

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